新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)

●更新箇所●
 

1.緊急事態宣言と政府の方針



1-1を更新しました。
1-2を更新しました。
1-9を更新しました。


 

5.新型コロナウイルス感染症に対する医療について



5-7を掲載しました。

令和3年9月10日版

1.緊急事態宣言と政府の方針

問1 「緊急事態措置」「まん延防止等重点措置」とは何ですか。
問2 移動・外出に伴う感染拡大を防ぐためにどのような対応が行われているのでしょうか。
問3 新型コロナウイルス感染防止を日常生活に取り入れた「新しい生活様式」とは何ですか。
問4 「新しい生活様式」を実践しつつ、熱中症を予防するにはどうすればいいですか。
問5 感染リスクを下げながら飲食を楽しむにはどのようにしたらよいですか。
問6 普段会わない人と会うことで、感染はどう広がるのですか。
問7 発熱や咳などの症状がある場合には、どうしたら良いですか。
問8 換気について、一般家庭ではどのような工夫をしたらよいでしょうか。
問9 「感染拡大防止」と「社会活動の維持」を両立して、施設で営業等をするには具体的にどのようにすれば良いですか。
問10 国際的な人の往来について、政府はどのような対応を行っていますか。
問11 医療従事者やスーパーの店員などへのハラスメントが起こっているのですか。
問12 新型コロナウイルスワクチン接種が、地域・職域で進んでいます。一方でワクチン接種を受けていない人に対する偏見・差別事例があるとも聞きます。私たちは、どういった点に注意して行動すべきなのでしょうか?

2.新型コロナウイルスについて

問1 「新型コロナウイルス」とはどのようなウイルスですか。
問2 新型コロナウイルス感染症にはどのように感染しますか。
問3 新型コロナウイルスに感染した人から、感染する可能性があるのはいつまでですか。
問4 新型コロナウイルスはペットから感染しますか。
問5 新型コロナウイルスはハエや蚊を介して感染しますか。
問6 感染者の糞便から感染することがありますか。
問7 感染者が見つかった場所(外国、国内)から送られてくる手紙や輸入食品などの荷物により感染しますか。
問8 食品を介して新型コロナウイルス感染症に感染することはありますか。
問9 新型コロナウイルス感染症になった後、症状が長引くことはありますか。

2-2.変異株について

問1 ウイルスの変異株について教えてください。
問2 国内で見つかっている変異株について教えてください。
問3 変異株への個人の感染予防策について教えてください。

3.新型コロナウイルス感染症の予防法

問1 感染を予防するために注意することはありますか。心配な場合には、どのように対応すればよいですか。
問2 家族に新型コロナウイルスの感染が疑われる場合に、家庭でどんなことに注意すればよいでしょうか。
問3 濃厚接触者とはどのような人でしょうか。濃厚接触者となった場合は、どのようなことに注意すればよいでしょう。
問4 「咳エチケット」とは何ですか。
問5 高齢者の多い社会福祉施設などでは、どのような感染対策を行っていますか。
問6 「接触確認アプリ」とは何ですか。どのように役立つのでしょうか。

4.マスク・消毒液に関するもの

問1 マスクはどのような効果があるのでしょうか。
問2 マスク・消毒液の確保・供給に向けて、政府はどのような対策を講じていますか。
問3 新型コロナウイルス感染予防のための手洗いや身の回りのものの消毒・除菌はどのようにしたらよいですか。
問4 次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水は異なるものですか。両方とも新型コロナウイルス感染症対策に有効なのでしょうか。
問5 人がいる空間での消毒剤の空間噴霧は行ってはいけないのですか。

5.新型コロナウイルス感染症に対する医療について

問1 新型コロナウイルス感染症にかかっていないか調べてほしいのですが、どうしたらいいですか。
問2 新型コロナウイルス感染症を診断するための検査にはどのようなものがありますか。
問3 自費でPCR検査を受ける場合に、注意すべき点はありますか。
問4 陽性になって入院や療養をした場合、どうなったら元の生活に戻れますか。
問5 新型コロナウイルスに感染すると抗体・免疫ができるのですか。抗体検査について注意すべき点はありますか。
問6 新型コロナウイルスは重症化しやすいのですか。
問7 自宅で療養を行う場合には、何に注意する必要があるのでしょうか。
問8 治療薬の実用化に向けた取り組みはどうなっていますか。
問9 日本でのワクチン接種はどうなっていますか。
問10 電話やオンラインによる診断や処方を受けたいのですが、どうしたら受けられますか。
 

6.妊婦や小児に関すること

【妊婦ご本人について】
問1 妊婦が新型コロナウイルスに感染した場合、重症化しやすいですか。
問2 医療機関などでは、面会禁止や分娩立ち会いの禁止など厳重な感染防止措置が講じられているのはどうしてですか。
問3 妊婦健診の受診回数を減らしたほうがいいでしょうか。
問4 新型コロナウイルスに感染した場合、分娩方法は帝王切開となるのでしょうか。
問5 里帰り出産は、控えた方がいいでしょうか。
問6 職場で働くことが不安ですが、どうしたらよいでしょうか。
問7 分娩時に妊婦がマスクをすることは必須なのですか。

【胎児・新生児への影響について】
問8  妊娠中に母親が新型コロナウイルスに感染した場合、胎児にどのような影響がありますか。
問9 母親が新型コロナウイルスに感染した場合、母乳や授乳を介して乳児が新型コロナウイルスに感染することはありますか。
問10 新生児が新型コロナウイルスに感染した場合、重症化しやすいですか。

【乳児・小児への影響について】
問11 乳幼児は新型コロナウイルスに感染しやすいですか。また、感染した場合、重症化しやすいですか。
問12 小児は、どのような経路で新型コロナウイルスに感染するのですか。
問13 就学前の子どものマスクの着用について、どのようにしたらいいですか。

1.緊急事態宣言と政府の方針

問1  「緊急事態措置」「まん延防止等重点措置」とは何ですか。


 緊急事態宣言区域では、感染拡大の主な起点となっている飲食の場面に対する対策の更なる強化を図るとともに、B.1.617.2系統の変異株(デルタ株)に、全国的にほぼ置き換わったと考えられること等を踏まえ、人の流れを抑制するための措置等を講じる、積極的な検査戦略を実施するなど、徹底した感染防止策に取り組みます。
  緊急事態宣言区域から除外された地域(まん延防止等重点措置区域に変更された地域を含みます。)では、対策の緩和については段階的に行い、必要な対策はステージⅡ相当以下に下がるまで継続します。また、感染の再拡大がみられる場合には、速やかに効果的で強い感染対策等を講じます。
 まん延防止等重点措置区域においては、都道府県が定める期間、区域等において、飲食を伴うものなど感染リスクが高く感染拡大の主な起点となっている場面等に効果的な対策を徹底します。
 その他の感染の再拡大が認められる地域では、政府と都道府県が密接に連携しながら、重点的・集中的なPCR検査や営業時間短縮要請等を実施するとともに、まん延防止等重点措置を機動的に活用するなど、速やかに効果的で強い感染対策等を講じます。

 「緊急事態宣言区域」や「まん延防止等重点区域」に指定された区域においてどのようなことに注意すればよいかについては、こちらをご覧ください。

問2 移動・外出に伴う感染拡大を防ぐために、どのような対応が行われているのでしょうか。

  緊急事態宣言区域である都道府県では、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、日中も含めた不要不急の外出・移動の自粛について協力の要請が行われています。特に、B.1.617.2系統の変異株(デルタ株)により、依然として多くの感染が発生していることを踏まえ、混雑した場所等への外出の半減が強く呼びかけられています。また、20時以降の不要不急の外出自粛、外出する場合にも極力家族や普段行動を共にしている仲間と少人数で、混雑した場所や時間を避けて行動することなどが呼びかけられています。さらに、他の地域への感染拡大を防止する観点から、不要不急の帰省や旅行など都道府県間の移動について、極力控えるように促されており、どうしても避けられない場合は、感染防止策の徹底とともに出発前又は到着地で検査を受けることが勧奨されています。
 
 まん延防止等重点措置区域である都道府県では、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、混雑した場所等への外出の半減が強く呼びかけられています。 また、同法に基づき、日中も含めた不要不急の外出の自粛、外出する場合にも極力家族や普段行動を共にしている仲間と少人数で、混雑した場所や時間を避けて行動することなどについて協力の要請が行われています。不要不急の都道府県間の移動、特に緊急事態措置区域との往来については、極力控えるように促されています。
 
 緊急事態宣言区域やまん延防止等重点措置区域以外の都道府県においては、帰省や旅行などの都道府県をまたぐ移動をする際は、「三つの密」の回避を含め基本的な感染防止策を徹底するように、また、B.1.617.2系統の変異株(デルタ株)に、全国的にほぼ置き換わったと考えられることを踏まえ、感染が拡大している地域への不要不急の移動は、極力控えるように促されています。
 
 やむを得ず移動する方々に対しては、7月20日から9月30日までの期間中、羽田空港等と北海道・沖縄県内の空港及び広島・福岡・鹿児島空港との間を結ぶ便(中部空港発、福岡空港着は、8/2搭乗分から追加、広島・鹿児島空港着は8/12搭乗分から追加)の搭乗客のうち、検査を希望する方を対象として、無料のPCR検査・抗原定量検査(搭乗前モニタリング検査)を行っています。

 
(参考)搭乗前モニタリング検査の概要



搭乗前モニタリング検査 特設サイト(内閣官房HP)
 

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問3 新型コロナウイルス感染防止を日常生活に取り入れた「新しい生活様式」とは何ですか。

 長期間にわたって感染拡大を防ぐために、飛沫感染や接触感染、さらには近距離での会話への対策を、これまで以上に日常生活に定着させ、持続させなければなりません。それを「新しい生活様式」と呼ぶこととし、具体的な実践例は以下にある通りです。
 なお、実践例については、5月4日に新型コロナウイルス感染症専門家会議から提言があった以降も、移動自粛の緩和や、夏場の熱中症対策との両立などの記載内容を更新しております。





 まず、1.身体的距離の確保(できるだけ2m)、2.マスクの着用、3.手洗い、の3つを、一人ひとりの方の基本的な感染防止策としています。
 また、日常生活では、上記に加えて、「3密」の回避や、換気、まめな体温・健康チェックが効果的です。(換気については、2方向の窓を開け、数分程度の換気を1時間に2回程度行うことが有効です。体温・健康チェックは、毎朝行うなど決まった時間に行ってください。)
 働き方については、テレワークや時差通勤を進め、オンラインで可能なことはオンラインで行って下さい。

【3つの密を避けるための手引き】
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000622211.pdf

 また、緊急事態宣言の解除後も、全都道府県において、基本的な感染防止策の徹底等を継続する必要があるとともに、感染の状況等を継続的にモニタリングし、その変化に応じて、迅速かつ適切に感染拡大防止の取組を行う必要があります。その土台となるのは、こうした新しい生活様式の定着ですので、ご協力をお願いします。

 

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問4 「新しい生活様式」を実践しつつ、熱中症を予防するにはどうすればいいですか。

 暑い時や運動・活動の際、人は皮膚から熱を逃し、汗をかくことで、体温の上昇を抑えています。熱中症は、こうした体温調節のバランスが崩れ、体に熱がたまることで起こります。
「新しい生活様式」は、新型コロナウイルス感染症の予防に有効ですが、夏場に実践する際には、熱中症対策にも留意が必要です。
暑さを避け、水分を取るなどの「熱中症対策」と、マスク、換気などの「新しい生活様式」を両立しましょう。

 (1) マスクの着用について
 マスクを着用していない場合と比べ、心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度の上昇など、身体に負担がかかることがあります。
したがって、高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高まるので、屋外で人と十分な距離(2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。また、正しいマスクのつけ方や外すタイミングも重要ですので、下記をご参照ください。
◆正しいマスクのつけ方(動画)https://www.youtube.com/watch?v=VdyKX4eYba4
◆マスクを外す瞬間に注意(ポスター)
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kenkou-iryousoudan.html
 マスクを着用している間は、以下の点にご注意ください。
・強い負荷の運動、または長時間(目安として1時間以上)の運動は避けてください。
・水分を摂る回数が、気づかないうちに減ることがあります。のどが渇いていなくても、こまめな水分補給を心がけましょう。
・周囲の人との距離を十分にとれる場所で、マスクを一時的にはずして休憩することも必要です。
 また、マスクの有無にかかわらず、外出時は日陰での休息や、涼しい服装を心がけ、日傘や帽子を活用しましょう。

 (2) エアコンの使用について
 部屋の温度・湿度が高くなると、熱中症の危険性が高まります。熱中症予防のためにはエアコンや扇風機等の活用が有効です。
一般の家庭用エアコンは空気を循環させるだけで換気を行っていませんが、エアコン使用中に窓を開けると、一時的に室温が高くなってしまいます。熱中症は短時間で重症化し、命に関わるため、予防が重要です。夏場は熱中症対策を優先し、エアコンの温度設定を下げる等の調整をします。
 窓開けによる換気を組み合わせる場合は、外気温の低い朝や夕方以降などに、窓開けを行い、換気時間を多く取るなど、室温が上がらないよう工夫いただくことを推奨します。
 窓を開けると室温が上がりすぎてしまう場合には、換気不足を補うために、HEPAフィルタ(※)によるろ過式の空気清浄機を併用することが有効です。
 (※) HEPAフィルタは、「高性能エアフィルター」とも呼ばれることもあり、国内メーカーの多くの空気清浄機で使用されています。空気中に含まれる微粒子を取り除くことができます。
 
 (3) 涼しい場所への移動について
 少しでも体調に異変を感じたら、速やかに涼しい場所に移動することが、熱中症予防に有効です。一方で、人数制限等により屋内の店舗等にすぐに入ることができない場合もあると思います。その際は、屋外でも日陰や風通しの良い場所に移動してください。

 (4) 日頃の健康管理について
 「新しい生活様式」では、毎朝など、定時の体温測定、健康チェックをお願いしています。これらは、熱中症予防にも有効です。平熱を知っておくことで、発熱に早く気づくこともできます。日ごろからご自身の身体を知り、健康管理を充実させてください。また、体調が悪いと感じた時は、無理せず自宅で静養するようにしましょう。
 
(参考)「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html

 


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問5 感染リスクを下げながら飲食を楽しむにはどのようにしたらよいですか。

 新型コロナウイルス感染症は、屋外で歩く際や、十分に換気がされている公共交通機関での感染は限定的であると考えられていますが、「クラスター」と呼ばれる集団感染が、感染を拡大させることが分かっています。これまでのクラスター事例の分析から、感染リスクを高める「5つの場面」が分かってきました。これらの場面は、感染リスクを下げる取り組みが特に必要な場面です。  
特に飲食の場では、クラスターが多く発生しています。直近の感染拡大では、忘年会・パーティーなどの飲食や接待を伴う飲食店に関連したクラスターが増加しています。これは日本だけの事象ではなく、海外でも飲食をする場面が感染リスクの高い場として報告・特定されています。
 また、飲酒は、参加者の注意力を低下させる、大きな声になりやすい、といった特徴があります。また、会場がドアや敷居などで区切られている狭い空間であることも多いと思いますが、こうした場所に、長い時間、大人数が滞在すると、感染リスクが高くなります。また、気が付かないうちに、回し飲みや取箸などの共用をしてしまうことも生じやすいですが、こうしたことも感染のリスクを高めることにつながります。

 飲食の際には、1.少人数・短時間で、2.なるべく普段一緒にいる人と、3.深酒・はしご酒などはひかえ、適度な酒量でお願いします。
また、
・取箸は使い回さずに最初に取り分ける
・参加者同士は、正面や真横はなるべく避け斜め向かいに座る
ような工夫をしましょう。食べる時だけマスクを外し、会話する時はマスクを着用する、体調が悪い人は参加しない、といった基本を守ることも大事です。
幹事の方は、換気が適切になされているなどの工夫をしている、ガイドラインを遵守したお店(※)を選ぶようにしましょう。
(※)各店舗のガイドラインの遵守状況や感染対策は、店頭に明示、もしくは予約サイトに掲載されています。11月30日にガイドラインが改訂され、飲食店は、斜め向かいに座る、隣との距離をあける(できるだけ1m以上)、十分な換気などに努めていますので、お店を選ぶ際に参考にしてください。
 
 なお、懇親会の盛り上がり過ぎによって生じる大声や、長時間の飲酒、はしご酒などは、参加者一人ひとりが気を付けていただくことが大事です。例えば、幹事の方、上司の方、盛り上げ役の方などにも、配慮をいただくなど、皆様のご協力をお願いいたします。

(参考)マスクはどのような効果があるのでしょうか。




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問6 普段会わない人と会うことで、感染はどう広がるのですか。

 家族など頻繁に会う人とは、同じ空間で飲食する等、普段から、共通の関係性(ネットワーク)を形成しています。

 仮に、その中に1人感染した方がいたとしても、ネットワークの外にいる人と会わなければ、そのネットワークの中で感染の拡大は完結し、感染が他のネットワークに広がることはありません。
 
 普段会わない人は、この基本的なネットワークの外にいる人です。そのため、普段会わない人と会うと、外のネットワークから感染を受ける、又は外のネットワークに感染を広める可能性があります。
 
 特に、感染者が増加しているときに、多くの普段会わない人と接すると、他のネットワークへ感染が広がる可能性は高まります。忘年会、帰省、新年会、成人式はそうした機会といえます。最近会っていなかった友人や知人、初めて会う人との接触はできるだけ減らすことが感染の拡大を抑えます。他のネットワークには、高齢者と同居したり、高齢者と接する仕事をしている人がいるかもしれません。知り合いだけでなく、知り合いの知り合いにまで広がることを考慮して、普段会わない人とどうしても会う時は、マスクを外す飲食などの場面により一層注意するなどいつも以上の感染防止対策をこころがけましょう。
 

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問7 発熱や咳などの症状がある場合には、どうしたらよいですか。

 (1) 症状が出たら医療機関を受診しましょう
 冬には、季節性インフルエンザ等、発熱や咳を起こす感染症が流行しやすくなります。こうした感染症と新型コロナウイルス感染症の症状は非常に似ています。「筋肉痛があるからコロナではない」等自己判断せず、まずはかかりつけ医等身近な医療機関に電話で相談してください。
 お近くで、発熱等を呈する患者の検査や相談を受けることができる医療機関や受診方法をご案内します。
 各都道府県における、相談・医療体制に関する情報や受診・相談センターの連絡先
 ※ 院内感染を防止するため、緊急の場合を除いて、事前の連絡なく医療機関を直接受診することは控えてください。かかりつけ医がいないなど相談先に迷った場合は「受診・相談センター」(地域により名称が異なることがあります)にご相談ください。

 なお、少なくとも以下の条件に当てはまる方は、すぐにご相談ください。
☆ 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
☆ 重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
 ※高齢者をはじめ、基礎疾患(糖尿病、心不全、呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患など)など)がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤などを用いている方
☆ 上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
 (症状が4日以上続く場合は必ずご相談ください。症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。)

(2)仕事や学校を休み、会食は控えましょう。
 体調不良時には、仕事や学校を休んでいただき、会食は控えてください。解熱剤を飲んで熱が下がっても、感染を広げる可能性があります。ご本人のためにもなりますし、感染拡大の防止にもつながる大切な行動です。厚生労働省と関係省庁は、従業員の方々が休みやすい環境整備が大切と考え、労使団体や企業にその整備にご協力いただくようお願いしています。

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問8 換気について、一般家庭ではどのような工夫をしたらよいでしょうか。

 季節を問わず、新型コロナウイルス対策には、こまめな換気が重要です。
 一般家庭でも、建物に組み込まれている常時換気設備※や台所・洗面所の換気扇により、室温を大きく変動させることなく換気を行うことができます。常時換気設備や換気扇を常時運転し、最小限の換気量を確保しましょう。
 ※2003年7月以降に着工された住宅には「常時換気設備(24時間換気システム)」が設置されています。常時換気設備が設置されている場合には常に稼働させましょう。また、定期的にフィルタの掃除を行い、強弱スイッチがある場合は強運転にして換気量を増やすようにしましょう。吸気口の位置にもご注意ください。家具等でふさぐと効果が落ちてしまいます。

 「常時換気設備」が設置されていない建物でも、台所や洗面所などの換気扇を常時運転することで最小限の換気量は確保できます。


<窓開けによる換気のコツ>
窓開けによる換気は、対角線上にあるドアや窓を2か所開放すると効果的な換気ができます。また、窓が1つしかない場合は、部屋のドアを開けて、扇風機などを窓の外に向けて設置しましょう。
 

【夏場における換気の留意点】
<熱中症予防にはエアコン等を使用しましょう>
 高温、多湿の夏場は、熱中症対策が重要です。最近では、毎年6万人を超える方が救急搬送をされ、亡くなる方が1,000人を超えています。熱中症の約4割は住居内で発生しています。夏場は家電などからの発熱や日射侵入によって、室内の温度は外気よりも高くなるため、室内での熱中症予防のためには、エアコン(※1)や扇風機を活用することが重要です。
一方、新型コロナウイルス対策として換気が必要ですが、エアコン使用中に窓を開けると、一時的に室温が高くなってしまいます。熱中症は短時間で重症化し、命に関わるため、予防が重要です。夏場は新型コロナウイルス対策より、熱中症対策を優先して、以下のような換気の工夫をお勧めします。
(※1)一般の家庭用エアコンは空気を循環させるだけで換気を行っていません。
 
<一般家庭でのエアコン使用中の換気>
一人暮らしの場合は、新型コロナウイルスの感染リスクは低いので、エアコンを優先しながら24時間換気システムや換気扇を活用して、最小限の換気を確保しましょう。
窓開けによる換気を組み合わせる場合も、夏場は外気温との兼ね合いです。外気温の低い朝や夕方以降などに、窓開けを行い、換気時間を多く取るなど、室温が上がらないよう工夫いただくことを推奨します。
また、室温が上がりすぎないようにすると窓を十分に開けられない場合には、換気不足を補うために、HEPAフィルタ(※)によるろ過式の空気清浄機を併用することが有効です。
 (※) HEPAフィルタは、「高性能エアフィルター」とも呼ばれることもあり、国内メーカーの多くの空気清浄機で使用されています。空気中に含まれる微粒子を取り除くことができます。
 ご家族の皆様が一つの部屋で過ごす場合も、これらの24時間換気システムや換気扇などの機械換気と窓開けによる換気の工夫を行いつつ、エアコン等を使用しましょう。
 

【冬場における換気の留意点】
・窓開けを行うと、一時的に室内温度が低くなってしまいます。暖房器具を使用しながら、換気を行ってください。
・暖房器具の近くの窓を開けると、入ってくる冷気が暖められるので、室温の低下を防ぐことができます。なお、暖房器具の種類や設置位置の決定に当たっては、カーテン等の燃えやすい物から距離をあけるなど、火災の予防に留意してください。
短時間に窓を全開にするよりも、一方向の窓を少しだけ開けて常時換気を確保する方が、室温変化を抑えられます。この場合でも、暖房によって室内・室外の温度差が維持できれば、十分な換気量を得られます。
人がいない部屋の窓を開け、廊下を経由して、少し暖まった状態の新鮮な空気を人のいる部屋に取り入れることも、室温を維持するために有効です。
・室温を18℃以上に維持しようとすると、窓を十分に開けられない場合には、換気不足を補うために、HEPAフィルタ(※)によるろ過式の空気清浄機を併用することが有効です。

参考イラスト:人がいない部屋の窓を開け、廊下を経由して、少し暖まった状態の新鮮な空気を人のいる部屋に取り入れる換気方法(2段階換気)の例


 

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問9 「感染拡大防止」と「社会活動の維持」を両立して、施設で営業等をするには具体的にどのようにすれば良いですか。


  「感染拡大防止」と「社会経済活動の維持」との両立を図るためには、それぞれの業種や施設に応じて、各都道府県が公表している情報もご参照いただき、感染防止のための工夫をいただく必要があります。
 
  各業種における対策については、令和3年9月現在、レストランなどの飲食店、百貨店や商店街、各種商店、映画館、劇場、博物館や美術館などの文化施設、公共交通機関、ホテルや旅館など190を超える業界ごとの「業種別ガイドライン」が策定されています。それぞれの業種の実態に合わせて、例えば、
 ・接触感染のリスクが高いと思われる物品・場所の特定
 ・消毒や換気の頻度・方法の明示
 ・整列や座席配置の際の工夫
 などの具体的な取組について、まとめられていますので、ご参照ください。
  各施設における対策としては「3つの密」の回避や、衛生・換気対策は当然のこととして、例えば「利用者を分散させる」ことが共通要素のひとつとなります。椅子の数を間引くなど、ある座席の前後左右に別の座席がないようにする(四方を空ける)ことで、利用者と利用者の間に十分な空間を確保し、位置的に分散することができます。一度に入場する人数に制限をかけることも有効です。
  また、利用者の滞在時間の制限(入場可能時間帯の指定も含みます)によって、利用者を時間的に分散することができます。
 今後、10月から11月の希望者全員のワクチン接種完了に向けて、ワクチンの接種証明や、検査の陰性証明を活用した制限の緩和や社会経済活動の正常化について、検討することとしています
 
 【業種ごとの感染拡大予防ガイドライン一覧】
 https://corona.go.jp/prevention/

【ワクチン接種が進む中における日常生活回復に向けた考え方】
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/th_siryou/kihon_r_030909_1.pdf
 
【新型コロナワクチン接種証明の利用に関する基本的考え方について】
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/th_siryou/kihon_r_030909_2.pdf
 

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問10 国際的な人の往来について、政府はどのような対応を行っていますか。

 令和3年1月14日午前0時(日本時間)以降、当面の間、国際的な人の往来の再開のために進めてきた、全ての対象国・地域とのビジネストラック及びレジデンストラックの運用を停止し、両トラックによる外国人の新規入国を認めないこととしました。また、ビジネストラックによる日本人及び在留資格保持者について、帰国・再入国時の14日間待機の緩和措置を認めないことにしています。
 現在、全ての入国者に対し、出国前72時間以内の検査証明の提出を求めるとともに、入国時の検査を実施し、陰性であった場合でも「14日間の自宅等での待機」を要請するなど防疫対策の強化を行っています。詳しくは、こちらをご参照ください。

 また、インド、スリランカ、ネパール、パキスタン、バングラデシュ及びモルディブの6か国については令和3年5月27日午前0時以降、アフガニスタンについては6月3日午前0時以降、それぞれ在留資格保持者の再入国は、当分の間、特段の事情がない限り、拒否することにしています。なお、インド、パキスタン及びネパールから再入国する場合は令和5月13日までに、バングラデシュ及びモルディブから再入国する場合は5月19日までに、スリランカから再入国する場合は5月20日までに、アフガニスタンから再入国する場合は6月2日までに、それぞれ再入国許可をもって出国した「永住者」、「日本人の配偶者等」、「永住者の配偶者等」、又は「定住者」の在留資格を有する者が、これら7か国から再入国する場合は、原則として、特段の事情があるものとしています。「特別永住者」については、この再入国拒否対象とはなりません。


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問11 医療従事者やスーパーの店員などへのハラスメントが起こっているのですか。

 医師や看護師、看護助手、臨床工学技士、臨床検査技師、保健所の方々などの医療従事者は、感染防御を十分にした上で、患者の検査や治療、新型コロナウイルス感染症のまん延を防止するなどといった、私たちの命を救うための仕事を行っています。医療従事者以外でも、介護施設、保育所、スーパー、薬局、トラック運送、清掃など、私たちの生活は、これらの様々な方々により支えられています。
 こうした方々や、感染者・濃厚接触者に対して、感染に関する誤解や偏見に基づく差別を行うことは許されません。公的機関の提供する正確な情報を入手し,冷静な行動に努めて下さい。
 一方で、これらの方々が、来店や施設の利用を断られる、更にはそのご家族にも同様のことが生じるなど、心ない事例が報道されています。正確でない情報により、こうした方々やその家族に対応することは慎むべきです。場合によっては人権侵害になることもあります。
 政府では、新型コロナウイルス感染症に関連する不当な偏見、差別、いじめ等の被害にあった方からの相談を受け付けています。
  困った時は一人で悩まず、相談してください。
 法務省相談窓口http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken02_00022.html
 厚生労働省総合労働相談コーナーhttps://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html

 いじめ等に悩む子どもやその保護者の方は、こちらに相談ください。
24時間子供SOSダイヤルhttps://www.mext.go.jp/ijime/detail/dial.htm
※電話をかけた所在地の教育委員会の相談機関に接続されます。

 また、政府として、こうした課題について検討するため、新型コロナウイルス感染症対策分科会の下に「偏見・差別とプライバシーに関するWG」が設置され、更なる実態把握を進めるとともに、国民向けの啓発のあり方や、相談窓口の拡充に向けた議論を行ってきました。11月12日、内閣官房において偏見・差別とプライバシーに関するWGのとりまとめが公開されました。
 (参考)内閣官房HP:
  偏見・差別とプライバシーに関するワーキンググループこれまでの議論のとりまとめ(PDF/21.03MB)
   【概要】偏見・差別とプライバシーに関するワーキンググループこれまでの議論のとりまとめ(PDF/368.21KB)

(参考)独立行政法人 労働政策研究・研修機構HP
「新型コロナウイルス感染症の感染拡大下における労働者の働き方の実態に関する調査」結果(労働者調査、企業調査)
https://www.jil.go.jp/press/documents/20210709.pdf 


 厚生労働省でもこうしたとりまとめに基づき、必要な対策を進めて参ります。
 

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問12  新型コロナウイルスワクチン接種が、地域・職域で進んでいます。一方でワクチン接種を受けていない人に対する偏見・差別事例があるとも聞きます。 私たちは、どういった点に注意して行動すべきなのでしょうか?



1.接種を受ける際の同意の必要性と接種の判断に資する正確な情報提供
 新型コロナワクチンの接種は、国民の皆さまに受けていただくようお勧めしていますが、接種を受けることは強制ではありません。国民の皆さまが接種を受けるかどうかの冷静な判断を行いうるよう、国として正確な情報提供を行った上で、接種を受ける方の同意がある場合に限り接種が行われます。
予防接種を受ける方には、予防接種による感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、自らの意志で接種を受けていただいています。受ける方の同意なく、接種が行われることはありません。
 
○今回のワクチン接種の「努力義務」とは何ですか。
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0067.html
○新型コロナワクチンの接種を望まない場合、受けなくてもよいですか。
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0053.html

 上記のとおり、国民の皆さまが自らの意思で接種を受けるかどうかの冷静な判断を行いうるよう、国として正確な情報提供に努めるとともに、誤情報や非科学的な情報に対しても、これらをとりあげて注意喚起を行っています。
 
(参考)
○SNSやニュースでコロナワクチンが危険と取り上げられていて不安です。どの情報を信じたらいいのでしょうか。
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0075.html
 
 
2.ワクチン接種を受けていない人に対する差別的扱いの防止
 新型コロナワクチンの接種は強制ではなく、接種を受ける方の同意がある場合に限り接種が行われます。職場や周りの方などに接種を強制したり、接種を受けていないことを理由に、職場において解雇、退職勧奨、いじめなどの差別的な扱いをすることは許されるものではありません。
 特に、事業主・管理者の方におかれては、接種には本人の同意が必要であることや、医学的な事由により接種を受けられない人もいることを念頭に置いて、接種に際し細やかな配慮を行うようお願いいたします。
 
 (相談窓口)
 政府では、人権相談窓口や総合労働相談コーナーにおいて、ワクチン接種を受けていない人に対する差別的な扱いや、感染者に対する偏見・差別など、新型コロナウイルス感染症に関連する不当な偏見、差別、いじめ等の被害にあった方からの相談を受け付けています。
 困った時は一人で悩まず、相談してください。
 法務省相談窓口http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken02_00022.html
・職場におけるいじめ・嫌がらせになどに関する相談窓口
厚生労働省総合労働相談コーナーhttps://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html
 
 
 
新型コロナワクチンについて、その他詳しい情報はこちらをご覧ください。
(新型コロナワクチンQ&A)
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/
 

2.新型コロナウイルスについて

問1 「新型コロナウイルス」とは、どのようなウイルスですか。

  「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」はコロナウイルスのひとつです。コロナウイルスには、一般の風邪の原因となるウイルスや、「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群(MERS)」ウイルスが含まれます。
 ウイルスにはいくつか種類があり、コロナウイルスは遺伝情報としてRNAをもつRNAウイルスの一種(一本鎖RNAウイルス)で、粒子の一番外側に「エンベロープ」という脂質からできた二重の膜を持っています。自分自身で増えることはできませんが、粘膜などの細胞に付着して入り込んで増えることができます。
 ウイルスは粘膜に入り込むことはできますが、健康な皮膚には入り込むことができず表面に付着するだけと言われています。物の表面についたウイルスは時間がたてば壊れてしまいます。ただし、物の種類によっては24時間~72時間くらい感染する力をもつと言われています。
 手洗いは、たとえ流水だけであったとしても、ウイルスを流すことができるため有効ですし、石けんを使った手洗いはコロナウイルスの膜を壊すことができるので、更に有効です。手洗いの際は、指先、指の間、手首、手のしわ等に汚れが残りやすいといわれていますので、これらの部位は特に念入りに洗うことが重要です。また、流水と石けんでの手洗いができない時は、手指消毒用アルコールも同様に脂肪の膜を壊すことによって感染力を失わせることができます。

 

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問2 新型コロナウイルス感染症にはどのように感染しますか。

 一般的には飛沫感染、接触感染で感染します。閉鎖した空間で、近距離で多くの人と会話するなどの環境では、咳やくしゃみなどの症状がなくても感染を拡大させるリスクがあるとされています。(WHOは、一般に、5分間の会話で1回の咳と同じくらいの飛まつ(約3,000個)が飛ぶと報告しています。)
 「飛沫感染」とは: 感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染することを言います。
 「接触感染」とは: 感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ることにより粘膜から感染することを言います。WHOは、新型コロナウイルスは、プラスチックの表面では最大72時間、ボール紙では最大24時間生存するなどとしています。
 
【WHO:新型コロナウイルスの感染様式】
https://www.who.int/news-room/q-a-detail/coronavirus-disease-covid-19-how-is-it-transmitted
【新型コロナウイルスの生存期間に関するWHOのQ&A】
https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/question-and-answers-hub/q-a-detail/q-a-coronaviruses

 

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問3 新型コロナウイルスに感染した人から、感染する可能性があるのはいつまでですか。

 一般的に、肺炎などを起こすウイルス感染症の場合は、症状が最も強く現れる時期に、他者へウイルスを感染させる可能性も最も高くなると考えられています。
 しかし、新型コロナウイルスでは、発症の2日前から発症後7~10日間程度他の人に感染させる可能性があるとされています。特に、発症の直前・直後でウイルス排出量が高くなるため、無症状病原体保有者(症状はないが検査が陽性だった者)からも、感染する可能性があります。
 新型コロナウイルスに感染した方が、他の人に感染させる事例は、全体の2割以下と考えられますが、マスク無しの会話や3密(密閉・密集・密接)が感染拡大リスクとなっています。
 体調が悪いときは不要・不急の外出を控えることや、人と接するときにはマスクを着用すること、普段会わない人とは会わないことなど、新型コロナウイルスに感染していた場合に多くの人に感染させることのないように行動することが大切です。
※ マスクの着用により、感染者と接する人のウイルス吸入量が減少することがわかっています。

(参考1)世界保健機関(WHO)ホームページ
https://www.who.int/news-room/q-a-detail/coronavirus-disease-covid-19-how-is-it-transmitted

(参考2)アメリカ疾病予防管理センター(CDC)ホームページ
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/science/science-briefs/sars-cov-2-transmission.html
 
(参考3)台湾における新型コロナウイルス感染症発症者の感染力の研究
https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/fullarticle/2765641?resultClick=1

 

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問4 新型コロナウイルスはペットから感染しますか。

 外出自粛により家にいる時間が長くなることもありますが、これまでのところ、新型コロナウイルスがペットから人に感染した事例は見つかっていません。一般に、動物との過度な接触は控えるとともに、普段から動物に接触した後は、手洗いや手指消毒用アルコールで消毒などを行うようにしてください。

(参考)厚生労働省ホームページ:動物を飼育する方向けQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/doubutsu_qa__00001.html
 
 

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問5 新型コロナウイルスはハエや蚊を介して感染しますか。

  気温の上昇にともなってハエや蚊の発生も増えてきますが、これまでのところ、新型コロナウイルスがハエや蚊を介して人に感染した事例は見つかっていません。なお、一般的な衛生対策として、身の回りにハエや蚊を増やさないよう周囲の清掃等を行うことが大切です。
 
【WHOの情報】
https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/advice-for-public/myth-busters
 

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問6 感染者の糞便から感染することがありますか。

 これまで通り通常の手洗いや手指消毒用アルコールでの消毒などを行ってください。 また、新型コロナウイルス感染症の疑いのある患者や新型コロナウイルス感染症の患者、濃厚接触者が使用した使用後のトイレは、急性の下痢症状などでトイレが汚れた場合には、次亜塩素酸ナトリウム(市販されている家庭用漂白剤等はこれにあたります、1,000ppm(1,000mg/L))、亜塩素酸水(遊離塩素濃度100ppm(100mg/L)以上) またはアルコール(70%)による清拭をすることを推奨します。
 

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問7 感染者が見つかった場所(外国、国内)から送られてくる手紙や輸入食品などの荷物により感染しますか。

 現在のところ、中国やウイルスが見つかったその他の場所から積み出された物品との接触から人が新型コロナウイルスに感染したという報告はありません。WHOも、一般的にコロナウイルスは、手紙や荷物のような物での表面では長時間生き残ることができないとしています。

【WHOの情報】
https://www.who.int/news-room/q-a-detail/q-a-coronaviruses
https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/advice-for-public

【国立医薬品食品衛生研究所の情報】
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/microbial/2019-nCoVindex.html
 

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問8 食品を介して新型コロナウイルス感染症に感染することはありますか。

 新型コロナウイルス感染症の主要な感染経路は、飛沫感染と接触感染であると考えられています。2020年5月1日現在、食品(生で喫食する野菜・果実や鮮魚介類を含む。)を介して新型コロナウイルス感染症に感染したとされる事例は報告されていません。
なお、食品や食事の配膳等を行う場合は、不特定多数の人と接する可能性があるため、接触感染に注意する必要があります。食器についても同様で、清潔な取扱を含め十分お気をつけ下さい。
 コロナウイルスは熱(70度以上で一定時間)及びアルコール(60%以上(※)、市販の手指消毒用アルコールはこれにあたります)に弱いことがわかっています。製造、流通、調理、販売、配膳等の各段階で、食品取扱者の体調管理やこまめな手洗い、手指消毒用アルコール等による手指の消毒、咳エチケットなど、通常の食中毒予防のために行っている一般的な衛生管理が実施されていれば心配する必要はありません。WHOからの一般的な注意として「生あるいは加熱不十分な動物の肉・肉製品の消費を避けること、それらの取り扱い・調理の際には注意すること」とされています。
 
 (※) 60%台のエタノールによる消毒でも一定の有効性があると考えられる報告があり、70%以上のエタノールが入手困難な場合には、60%台のエタノールを使用した消毒も差し支えないです。
 

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問9 新型コロナウイルス感染症になった後、症状が長引くことはありますか。

 新型コロナウイルス感染症になった後、治療や療養が終わっても一部の症状が長引く人がいることが分かってきております。長引く症状(いわゆる後遺症)については、令和3年6月16日に以下の様に3つの研究班から報告されており、詳細は参考からご確認頂けます。
 今後も引き続き研究を進め、新たに分かってきた情報については順次明らかにして参ります。
 
①2020年9月~2021年5月にCOVID-19で入院した中等症以上の例において、退院3ヶ月後に肺CT画像上で何らかの画像所見があった者は353例中190例、肺機能検査の結果では肺拡散能(DLCO)が障害されやすい、自覚症状はとして筋力低下と息苦しさは明確に重症度に依存

②2020年1月~2021年2月にCOVID-19 PCR検査もしくは抗原検査陽性で入院した症例のうち、診断後6ヶ月経過した246例において症状が残っている人の割合は、疲労感・倦怠感21%、息苦しさ13%、睡眠障害・思考力や集中力低下11%、脱毛10%、筋力低下・頭痛・嗅覚味覚障害9%

③2021年2月~2021年5月に病院入院中、ホテル療養中の無症状・軽症・中等症のCOVID-19患者(20歳~59歳)の参加希望者において、1か月後までの改善率は嗅覚障害が60%、味覚障害が84%であり多くの味覚障害例は嗅覚障害に伴う風味障害の可能性が高い
 
(参考)厚生労働科学特別研究事業「COVID-19後遺障害に関する実態調査(中間集計報告)」等

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000798853.pdf

 

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2-2.変異株について

問1 ウイルスの変異株について教えてください。

 変異とは、生物やウイルスの遺伝子情報が変化することです。ウイルスが増殖する際、ウイルスの遺伝情報(新型コロナウイルスの場合はRNA) が書き換わることがあり、これをウイルスの変異といいます。
 一般的に、ウイルスは流行していく中で少しずつ変異をおこしていきます。この変異したウイルスが変異株です。ウイルスを構成するタンパク質の遺伝情報の変異が起こるとウイルスの性質が変化することがあります。感染の広がりやすさ(伝播性)や、引き起こされる病気の重さ(病毒性)が変わることもあれば、ワクチンや薬が効きにくくなる(免疫逃避や耐性獲得)こともあります。
 新型コロナウイルスについても、約2週間に1箇所程度の速度で変異していると考えられています。
 

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問2 国内で見つかっている変異株について教えてください。

  
 一般的にウイルスは増殖・流行を繰り返す中で少しずつ変異していくものであり、新型コロナウイルスも約2週間で一か所程度の速度で変異していると考えられています。現在、新たな変異株が世界各地で確認されており、こうした新たな変異株に対して警戒を強めていく必要があります。
 国立感染症研究所では、こうした変異をリスク分析し、その評価に応じて、変異株を「懸念される変異株(Variant of Concern:VOC)」と「注目すべき変異株(Variant of Interest:VOI)」に分類しています。




 
国立感染症研究所によると、懸念される変異株には、
・B.1.1.7系統の変異株(アルファ株)
・B.1.351系統の変異株(ベータ株)
・P.1系統の変異株(ガンマ株)
・B.1.617..2系統の変異株(デルタ株)
があります。
(※) Pangolin (COVID-19 Lineage Assigner Phylogenetic Assignment of Named Global Outbreak LINeages) による分類系統名。また、変異株の名称については、WHOが一般的な呼称としてギリシャ・アルファベットを用いることとしたことを踏まえ、名称を変更しています。
 
  これらの変異株は、従来株よりも感染しやすい可能性があります(B.1.1.7系統の変異株(アルファ株)は、実効再生産数の期待値が従来株の1.32倍と推定、診断時に肺炎以上の症状を有しているリスクが従来株の1.4倍(40-64歳では1.66倍)と推定)。
また、B.1.1.7系統の変異株(アルファ株)、B.1.351系統の変異株(ベータ株)、B.1.617..2系統の変異株(デルタ株)は、重症化しやすい可能性も指摘されています。B.1.617系統の変異株(デルタ株等)については、B.1.1.7系統の変異株(アルファ株)よりも感染しやすい可能性も示唆されています。B.1.351系統の変異株(ベータ株)、P.1系統の変異株(ガンマ株)、B.1.617.2系統の変異株(デルタ株)は、従来株より、免疫やワクチンの効果を低下させる可能性が指摘されています。
上記の他に、注目すべき変異株には、R.1系統の変異株(E484Kがある変異株)、B.1.427/B.1.429系統の変異株(イプシロン株)、P.3系統の変異株(シータ株)、B.1.617.1系統の変異株(カッパ株)があります。
 
 (参考)
新型コロナウイルスの変異は、ウイルスのスパイクタンパク質構成する1,273個のアミノ酸基のうち、何番目のアミノ酸残基がどのように置き換わったかを示します。1つ1つのアルファベットはアミノ酸を表しており、例えば501番目のN(アスパラギン)がY(チロシン)というアミノ酸に置き換わった場合には、N501Y と示します。

 N501Y … B.1.1.7、B.1.351、P.1、P.3  等で報告あり
 E484K … B.1.351、P.1、P.3、R.1 等で報告あり
 K417N/T … B.1.351、P.1 等で報告あり
 L452R … B.1.427、B.1.429、B.1.617.2 等で報告あり
 
我が国では、B.1.1.7系統の変異株(アルファ株)の割合が全国で約8割となり、一部の地域を除き、従来株からほぼ置き換わったと推定されています。また、B.1.617.2系統の変異株(デルタ株)については報告数が増加しつつある状況です。(令和3年6月2日時点)。
 
  厚生労働省では、新型コロナウイルスのゲノムを解析し変異の状況を監視しています。世界保健機関(WHO)や専門家とも情報交換を行い、こうした変異の分析・評価を行うとともに、国内の監視体制を強化しています。また、国内で変異株事例が確認されていますが、このような取組のほか、検査や積極的疫学調査を強化して、感染拡大防止に取り組んでいきます。


(参考) 新型コロナウイルス感染症に関する報道発表資料(発生状況、国内の患者発生、空港・海港検疫事例、海外の状況、変異株、その他)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00086.html
 
(参考)感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第9報)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2484-idsc/10434-covid19-43.html

(参考)第39回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード資料
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2484-idsc/10434-covid19-43.html

(参考)日本国内で報告された新規変異株症例の疫学的分析(第2報)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2551-lab-2/10354-covid19-45.html
 

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問3 変異株への個人の感染予防策について教えてください

  個人の基本的な感染予防策は、変異株であっても、3密(密集・密接・密閉)や特にリスクの高い5つの場面の回避、適切なマスクの着用、手洗いの徹底などが、これまでと同様に有効です。国民の皆様の感染予防策へのご協力をお願いいたします。

(参考)【3つの密を避けるための手引き】
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000622211.pdf

(参考)感染リスクが高まる「5つの場面」感染の再拡大防止特設サイト(内閣官房HP)
https://corona.go.jp/proposal/

(参考)マスクはどのような効果があるのでしょうか
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q4-1
 

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3.新型コロナウイルス感染症の予防法

問1 感染を予防するために注意することはありますか。心配な場合には、どのように対応すればよいですか。

 感染を予防するためには、基本的な感染予防の実施や不要不急の外出の自粛、「3つの密」を避けること等が重要です。
 これまでに国内で感染が確認された方のうち重症・軽症に関わらず約80%の方は、他の人に感染させていない一方で、一定の条件を満たす場所において、一人の感染者が複数人に感染させた事例が報告されています。集団感染が生じた場の共通点を踏まえると、特に、1.密閉空間(換気の悪い密閉空間である)、2.密集場所(多くの人が密集している)、3.密接場面(互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や共同行為が行われる)という3つの条件のある場では、感染を拡大させるリスクが高いと考えられています。

3つの密を避けるための手引き
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000622211.pdf

 また、これ以外の場であっても、人混みや近距離での会話、特に大きな声を出すことや歌うことにはリスクが存在すると考えられています。激しい呼気や大きな声を伴う運動についても感染リスクがある可能性が指摘されています。多くの場合、ライブハウス、スポーツジム、医療機関、さらに最近になって繁華街の接待を伴う飲食店等におけるクラスターでの感染拡大が指摘されています。

 なお、喫煙に関しては、
・2020年4月から、望まない受動喫煙を防止するための改正健康増進法が全面施行され、原則屋内禁煙となっています。事業者は、屋外喫煙所や屋内の喫煙専用室を設けることも可能ですが、これらの場所では距離が近づかざるを得ない場合があるため、会話や、携帯電話による通話を慎むようお願いします。
注)詳しくはこちら

・また、WHOのステートメントによれば、WHOが2020年4月29日に招集した専門家によるレビューにおいて、喫煙者は非喫煙者と比較して新型コロナウイルスへの感染で重症となる可能性が高いことが明らかになったことなどが報告されています(WHO statement: Tobacco use and COVID-19 (2020年5月11日公表))。
https://www.who.int/news-room/detail/11-05-2020-who-statement-tobacco-use-and-covid-19


 新型コロナウイルス感染症は、一般的な状況における感染経路の中心は飛沫感染及び接触感染ですが、閉鎖空間において近距離で多くの人と会話する等の一定の環境下であれば、咳やくしゃみ等の症状がなくても感染を拡大させるリスクがあるとされています。また、無症状の者からの感染の可能性も指摘されており、油断は禁物です。
 人と人との距離をとること(Social distancing; 社会的距離)、外出時はマスクを着用する、家の中でも咳エチケットを心がける、さらに家やオフィスの換気を十分にする、十分な睡眠などで自己の健康管理をしっかりすることで、自己のみならず、他人への感染を回避するとともに、他人に感染させないように徹底することが必要です。

 これらの状況を踏まえ、「3つの密」の回避、マスクの着用、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒の励行などをお願いします。
 

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問2 家族に新型コロナウイルスの感染が疑われる場合に、家庭でどんなことに注意すればよいでしょうか。

 ご本人は外出を避けてください。ご家族、同居されている方も熱を測るなど、健康観察をし、不要不急の外出を避け、特に咳や発熱などの症状があるときには、職場などには行かないようにしてください。
 ご家族に新型コロナウイルスの感染が疑われる場合には、同居されているご家族は以下の8点にご注意ください(詳しくは、一般社団法人日本環境感染症学会とりまとめをご参照ください。)。

1.部屋を分けましょう
 個室にしましょう。食事や寝るときも別室としてください。
 子どもがいる方、部屋数が少ない場合など、部屋を分けられない場合には、少なくとも2mの距離を保つこと、仕切りやカーテンなどを設置することをお薦めします。寝るときは頭の位置を互い違いになるようにしましょう。

2.感染が疑われる家族のお世話はできるだけ限られた方で
 心臓、肺、腎臓に持病のある方、糖尿病の方、免疫の低下した方、妊婦の方などが、感染が疑われる家族のお世話をするのは避けてください。

3.マスクをつけましょう
 使用したマスクは他の部屋に持ち出さないでください。
 マスクの表面には触れないようにしてください。マスクを外す際には、ゴムやひもをつまんで外しましょう。マスクを外した後は必ず石鹸で手を洗ってください(アルコール手指消毒剤でも可)。 マスクが汚れたときは、新しい清潔な乾燥マスクと交換してください。マスクがないときなどに咳やくしゃみをする際は、ティッシュ等で口と鼻を覆いましょう。

4.こまめに手を洗いましょう こまめに石鹸で手を洗いましょう。アルコール消毒をしましょう。洗っていない手で目や鼻、口などを触らないようにしてください。

5.換気をしましょう
 風の流れができるよう、2方向の窓を、1回、数分間程度、全開にしましょう。換気回数は毎時2回以上確保しましょう。
 
6.手で触れる共有部分を消毒しましょう
 物に付着したウイルスはしばらく生存します。ドアの取っ手やノブ、ベッド柵など共有部分は、薄めた市販の家庭用塩素系漂白剤(※)で拭いた後、水拭きしましょう。亜塩素酸水を用いる場合は、対象物を拭いた後、水気をふき取って乾燥させて下さい。
 ※家庭用塩素系漂白剤は、主成分が次亜塩素酸ナトリウムであることを確認し、濃度が0.05%(製品の濃度が6%の場合、水3Lに液を25㎖)になるように調整してください。 トイレや洗面所は、通常の家庭用洗剤ですすぎ、家庭用消毒剤でこまめに消毒しましょう。タオル、衣類、食器、箸・スプーンなどは、通常の洗濯や洗浄でかまいません。感染が疑われる家族の使用したものを分けて洗う必要はありません。 洗浄前のものを共有しないようにしてください。特にタオルは、トイレ、洗面所、キッチンなどで共有しないように注意してください。
 ※亜塩素酸水は、遊離塩素濃度25ppm (25mg/L)以上(製品の遊離塩素濃度が200ppm (200mg/L)以上ある場合、水1Lに液を150ml)になるように調整してください。

7.汚れたリネン、衣服を洗濯しましょう
 体液で汚れた衣服、リネンを取り扱う際は、手袋とマスクをつけ、一般的な家庭用洗剤で洗濯し完全に乾かしてください。
 ※糞便からウイルスが検出されることがあります。
 
8.ゴミは密閉して捨てましょう
 鼻をかんだティッシュはすぐにビニール袋に入れ、室外に出すときは密閉して捨てください。その後は直ちに手を石鹸で洗いましょう。
 (参考)【一般社団法人日本環境感染学会ホームページ http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/dokyokazoku-chuijikou.pdf
 

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問3 濃厚接触者とはどのような人でしょうか。濃厚接触者となった場合は、どんなことに注意すればよいでしょう。

  濃厚接触者は、新型コロナウイルスに感染していることが確認された方と近距離で接触、或いは長時間接触し、感染の可能性が相対的に高くなっている方を指します。
濃厚接触かどうかを判断する上で重要な要素は上述のとおり、1.距離の近さと2.時間の長さです。必要な感染予防策をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(1m程度以内)で15分以上接触があった場合に濃厚接触者と考えられます。
 新型コロナウイルス感染者から、ウイルスがうつる可能性がある期間(発症2日前から入院等をした日まで)に接触のあった方々について、関係性、接触の程度などについて、保健所が調査(積極的疫学調査)を行い、個別に濃厚接触者に該当するかどうか判断します。接触確認アプリを利用いただくと、陽性者と、1m以内、15分以上の接触の可能性がある場合に通知が行われ、速やかな検査や治療につながります。詳しくはこちらをご覧ください。
 なお、15分間、感染者と至近距離にいたとしても、マスクの有無、会話や歌唱など発声を伴う行動や対面での接触の有無など、「3密」の状況などにより、感染の可能性は大きく異なります。そのため、最終的に濃厚接触者にあたるかどうかは、このような具体的な状況をお伺いして判断します。
  濃厚接触者と判断された場合は、保健所の指示に従ってください。濃厚接触者は、感染している可能性があることから、感染した方と接触した後14日間は、健康状態に注意を払い(健康観察)、不要不急の外出は控えてください。

 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議では、対面で人と人との距離が近い接触が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされる環境は感染を拡大させるリスクが高いとされています。 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の意見はこちらをご覧ください。

 また、速やかに感染者を把握する観点から濃厚接触者についても原則検査を行う方針としています。https://www.mhlw.go.jp/content/000635506.pdf
 なお、検査結果が陰性となった場合であっても、感染した方と接触した後14日間は不要不急の外出を控えるなど保健所の指示に従ってください。
 詳しくは、濃厚接触者と判断された際に、保健所から伝えられる内容を確認してください。
 

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問4 「咳エチケット」とは何ですか。

 咳エチケットとは、感染症を他者にうつさせないために、咳・くしゃみをする際、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖、肘の内側などを使って、口や鼻をおさえることです。
 対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離でおよそ2mとされています)が、一定時間以上、多くの人々との間で交わされる環境は、リスクが高いです。感染しやすい環境に行くことを避け、手洗い、咳エチケットを徹底しましょう。
 詳しくは、厚生労働省のホームページのこちらをご覧ください。( https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html
 

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問5 高齢者の多い社会福祉施設などでは、どのような感染対策を行っていますか。

 新型コロナウイルスについては、高齢者と基礎疾患がある方については重症化しやすいため、高齢者介護施設等においては、ウイルスを持ち込まない、拡げないことに留意し、感染経路を絶つことが重要です。このため、施設等の指定・監督権限を持つ各自治体や関係団体を通じて、全国の施設等に対して対策の留意点などを示して感染対策の徹底を図っています。
 具体的には、各施設等において、厚生労働省が示した感染対策マニュアル等に基づき、高齢者や職員、さらには面会者や委託業者等へのマスクの着用を含む咳エチケットや手洗い・手指消毒用アルコールによる消毒等、サービス提供時におけるマスクやエプロン、手袋の着用、食事介助の前の手洗いや清潔な食器での提供の徹底等、感染経路を遮断するための取組を要請しています。
 また、社会福祉施設等において、職員・利用者の集団感染が発生する中で、専門家の意見も踏まえながら、ウイルスを外部から持ち込まないために、

・職員は、出勤前に体温を計測し、発熱等の症状が見られる場合には出勤を行わないことを徹底すること、また、職場外でも、「3つの密」を避ける対応を徹底すること
・面会についても、緊急やむを得ない場合を除き、制限すること。面会を行う場合でも、体温を計測し、発熱が認められる場合には面会を断ること
・委託業者等についても、物品の受け渡しは玄関など施設に限られた場所で行い、立ち入る場合には、体温を計測してもらい、発熱が認められる場合には立ち入りを断ること

ウイルスを拡げないために、

・リハビリテーション等を行う場合には、同じ時間帯・同じ場所での実施人数を減らすこと、換気を行うこと、声を出す機会を最小限にすること、共有物について消毒を行うこと
・感染や感染が疑われる職員や利用者が発生した場合に、居室や共用スペースの消毒を徹底することや、それらの者と濃厚接触が疑われる者について、特定の職員により個室で対応すること

 などの取組も要請しています。

 

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問6 「接触確認アプリ」とは何ですか。どのように役立つのでしょうか。

 6月19日にリリースした、新型コロナウイルス接触確認アプリ(略称COCOA)は、以下のとおり、新型コロナ対策に非常に有効な手段のひとつですので、是非皆さんのスマートフォンへのダウンロードをお願い致します。
 
1.感染拡大の防止に有効です。
 感染リスクの高い人を特定し、積極的に検査を行い、陽性者を速やかに発見するクラスター対策は、社会経済活動と両立する形で感染の拡大を防止する、極めて効果的な手段です。
 そのクラスター対策に有効な手段のひとつが、このアプリです。このアプリを利用いただくと、自身が陽性者と接触した可能性を、いち早く察知することが可能となり、検査の受診などにつながるサポートを早く受けることができます。
 多くの方に利用いただくことで、より効果的なクラスター対策、感染拡大の防止につながることが期待されます。
 
2.スムーズに、検査につながることができます。
 新型コロナウイルスの感染者と近距離、或いは長時間接触した方は、感染リスクが高くなります。一方で、感染者から他人に感染するリスクは、熱や咳(せき)などの症状が出る1日から2日前が高くなっているということがわかってきました。
 したがって、自分をまもり、他人をまもるには、陽性者と接触した可能性がある方が、スムーズに検査の受診を受けられることが重要です。 このアプリを使うと、感染者と「過去14日間に」、「概ね1メートル以内で」、「15分以上の近接した状態」の可能性があった方のスマートフォンに通知(※)が送られますので、自身が濃厚接触者になった可能性があることを、これまでよりも早く察知できます。
  アプリの通知画面で、各都道府県の帰国者・接触者外来等の連絡先(帰国者・積極者相談センターの連絡先を表示する都道府県もある)などが案内され、スムーズに検査につながることができます。通知を受けた方が検査を受ける場合は行政検査となるため、検査費用の自己負担はありません。

(※)感染者との接触通知画面及びご自身の症状入力画面(イメージ)
3.個人情報を利用・収集することはありません。
 接触確認アプリCOCOAは、プライバシーに最大限配慮したアプリです。「個人情報を把握される」、「濃厚接触者になったことが不特定多数に知られる」などといったことは、このアプリでは一切ありません。そのために、以下のような仕組みとしております。
 ・氏名・電話番号・メールアドレスなどの個人の特定につながる情報の入力は不要です。
 ・他のスマートフォンとの近接した状態の情報は、追跡ができないようランダムな符号を生成して、ご本人のスマートフォンの中にのみ記録されます。
 ・一切の情報は、14日が経過後に、自動的に消去されます。
 ・行政機関や第三者が接触の記録や個人の情報を利用し、収集することはありません。
 
 アプリの詳細や、詳細なQ&Aについては、こちらをご覧ください。
 これから、社会活動、経済活動を段階的に本格化させ、新しい日常を作りあげていく中で、このアプリの果たす役割は大きいです。
 利用者が増えれば増えるほど、効果が高まる、みんなで安全を作り上げるシステムですので、是非、皆様のご協力をお願い致します。

 

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4.マスク・消毒液に関するもの

問1 マスクはどのような効果があるのでしょうか。

 マスクの素材や、人と人の距離感等によって、マスクの効果には違いが生まれます。 (※)ここでは御自身の目線で説明するため、便宜上、「飛沫を出す側:自分」「飛沫を吸い込む側:相手」と記載します。
 まず、マスクの素材ですが、一般的なマスクでは、不織布マスクが最も高い効果を持ちます。次に布マスク、その次にウレタンマスクの順に効果があります。もちろん、人の顔の形は千差万別ですので、同じ素材のマスクの間でも、自分の顔にぴったりとフィットしているマスクを選ぶことが重要です。また、マスクのフィルターの性能や布の厚さなどによっても差が出ます。
 次に、マスクは、相手のウイルス吸入量を減少させる効果より、自分からのウイルス拡散を防ぐ効果がより高くなります。仮に50センチの近距離に近づかざるを得なかった場合でも、相手だけがマスクを着用(布マスクで17%減、不織布マスクで47%減)するより、自分だけがマスクを着用(布マスク又は不織布マスクで7割以上減)する方が、より効果が高く、自分と相手の双方がマスクを着用することで、ウイルスの吸い込みを7割以上(双方が布マスクで7割減、不織布マスクで75%減)抑える研究結果があります。
 特に、室内で会話を行う場合は、マスクを正しく着用する必要があります。また、屋外ならばマスクは不要ということではありません。感染防止に必要な「最低1メートル」の間隔を確保できない場合もありますので、やはりマスクは重要です。自分から相手への感染拡大を防ぐために、話す時はいつでもマスクを着用しましょう。

(参考)マスクの効果について
https://corona.go.jp/proposal/pdf/mask_kouka_20201215.pdf
 
(参考)マスクの効果に関する動画
https://corona.go.jp/proposal/
 
(参考)正しいマスクの付け方
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593493.pdf
https://www.youtube.com/watch?v=VdyKX4eYba4
 

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問2 マスク・消毒液の確保・供給に向けて、政府はどのような対策を講じていますか。

(マスクについて)
 医療機関・介護施設向け、各世帯向けなど、それぞれの配布先のニーズに応じたマスクの確保・配布に努めています。また、今後の更なる感染拡大に備えて、備蓄も進めていくこととしています。
 以下のとおり、医療用マスク等を優先して確保・配布を行っています。
 
 (※)令和2年3月15日以降、ドラッグストアなどから購入したマスクを、購入価格より高い価格で他人に売り渡すことが国民生活緊急安定措置法により禁止されており、違反した場合には、罰則の対象とされていたところ、令和2年8月29日0時をもって、転売規制は解除されました。転売規制については、根拠法である国民生活安定緊急措置法の規定上「事態克服に必要な限度を超えてはならない」とされているところ、マスク等については国内生産増や輸入拡大により、既に市場で入手できる状況になってきているため、解除されたものです。
 (参考)国民生活安定緊急措置法による転売規制についてのQ&Ahttps://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/qa_tenbai_kisei.pdf


【医療機関向けマスクの配布】
 医療機関向けの個人防護具(サージカルマスク、N95等マスク、アイソレーションガウン、フェイスシールド、非滅菌手袋)については、国が直接調達して必要な医療機関に無償で配布を行う等の取組を行っています。
 配布の方法は2通りあります。
  ・通常配布
   都道府県を通じた無償のプッシュ型配布です。N95等マスク、非滅菌手袋が対象です。
    なお、サージカルマスク、アイソレーションガウン及びフェイスシールドについては需給が回復してきている状況を踏まえ、通常配布を休止し、次の需給ひっ迫のケースに備えて必要な備蓄を計画的に確保していく対応に移行しています。
  ・緊急配布
   備蓄が少なくなり、購入の見込みがないまたは十分な量ではない医療機関等に対し、医療機関が要請する必要量の2~4週間分の個人防護具を、国から直送しています。
 
 医療機関等に対する医療用物資の配布状況については、厚生労働省ホームページにて定期的に発信しています。
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001_old.html#vaccine_1
  
 今後も、医療機関のニーズを把握した上で、医療機関に対し、必要な物資を配布しつつ、国内で必要となる備蓄を計画的に進めてまいります。


【布製マスクの配布】
 医療機関向けマスクの供給を確保するために、一般向けのマスク需要を少しでも無理のない形で押さえる必要があったため、市民の方等向けに、布製マスクの確保・配布を行いました。仮に、洗濯をしながら平均20回ずつ使われたとすれば、布製マスク1億枚が使い捨てマスク20億枚分の消費を抑制できることになると考えられ、これは平時のマスク需要の4~5ヶ月分に相当します。
 また、介護施設等への布マスクの配布については、配布を希望する介護施設等に随時配布するとともに、今後に備えて、国で備蓄することとしています。配布希望の申出の方法など、詳細はこちらをご確認ください。(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/mask_haifukibou.html
(参考)周知用リーフレット

布マスクの配布状況は、以下の表のとおりです。 
日付 種類 枚数 確保元 経由 宛先
令和2年3月12日~令和2年4月15日 布マスク 約2,000万枚 メーカー 国から直送 介護施設等
令和2年6月30日~令和2年8月14日 約4,000万枚
令和2年8月5日~令和3年5月13日(継続中) 約1,500万枚 介護施設等
(希望制)
令和2年4月11日~令和2年5月29日 約1,500万枚 小中学校等
令和2年6月17日~令和2年6月28日 約920万枚
令和2年4月17日~令和2年6月20日 約1.2億枚 全戸
令和2年5月20日~令和2年5月28日 約174万枚 妊婦
令和2年6月25日~令和2年7月6日 約160万枚
令和2年7月21日~令和2年7月31日 約260万枚

 

(※) マスクの生産・輸入・販売の状況、一般家庭用マスクの自治体への配布状況は、経済産業省ホームページhttps://www.meti.go.jp/covid-19/mask.html)にて、逐次発信していますので、そちらもご覧ください。

 (消毒液について)
 国内主要メーカーは、各社それぞれができる限りの増産に取り組み、10月の国内生産量は708万Lまで増加しました。
 
【手指消毒用エタノールの国内生産状況】



 (※)国内メーカーから得られた結果を集計したものです。
 
 

 また、医療機関等は大量の手指消毒用エタノールを必要とするため、通常の商流では必要量の入手が困難となる場合があることから、希望する医療機関等に対して優先供給を行う仕組みを構築し、2020年3月より運用を開始し、2020年6月には、購入専用サイトを通じて購入できるような仕組みに変更しています(https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000640973.pdf)。
 なお、各製品の価格については、発注時点でのメーカーの公式サイトでの販売価格等に沿ったものとなっています。

 

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問3 新型コロナウイルス感染予防のための手洗いや身の回りのものの消毒・除菌はどのようにしたらよいですか。

 飛沫に含まれる新型コロナウイルスや、手や身の回りのものに付着した新型コロナウイルスが、人の口や鼻、眼などから入って感染します。したがって、感染を予防するためには、手洗いや身の回りのものに付着したウイルスの数を減らすことが有効です。

(1)手洗い
 まず、ウイルスは水で洗い流すことでかなり数を減らすことができます。新しい生活様式で、帰宅後の手洗いやシャワーをお勧めしているのはそのためです。石けんと流水による手洗いを行うことが最も重要です。手指に付着しているウイルス量は、流水による15秒の手洗いだけで1/100に、石けんで10秒もみ洗いし流水で15秒すすぐと1/10,000に減らすことができます。
 手洗いがすぐに出来ない状況では、アルコール消毒液(濃度70%~95%のエタノール)(※)も有効です。一方で、次亜塩素酸ナトリウム(いわゆる塩素系漂白剤)は、危険ですので、手指には用いないでください。また、亜塩素酸水も、目に入ったり、皮膚についたりしないよう注意してください。
 
 (※) 60%台のエタノールによる消毒でも一定の有効性があると考えられる報告があり、70%以上のエタノールが入手困難な場合には、60%台のエタノールを使用した消毒も差し支えありません。

(2)身の回りのものの消毒・除菌
 熱水、次亜塩素酸ナトリウム(いわゆる塩素系漂白剤)、アルコール消毒液による消毒をおすすめします。
 これ以外で、家庭などで身近なものとしては、界面活性剤(いわゆる住宅用・台所用洗剤)でも、効果が期待できます。新型コロナウイルスに対して有効な界面活性剤としては、6月25日現在、9種類が新型コロナウイルスの量を減らせることが報告されています。
 また、一定濃度以上の「次亜塩素酸水」が新型コロナウイルスの量を減少させることが独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)にて確認されました。目に見える汚れをあらかじめ落とした上で、1.拭き掃除には、有効塩素濃度80ppm以上の次亜塩素酸水を使い、十分な量の次亜塩素酸水で濡らすことで、2.次亜塩素酸水の流水で掛け流す場合は、有効塩素濃度35ppm以上のもので20秒以上掛け流すことでウイルスの量が減らせるとされています。いずれの場合も、次亜塩素酸水が残らないよう、きれいな布やペーパーで拭き取ってください。
 また、有機物が存在する環境下での使用が想定されている「亜塩素酸水」は、1.清拭する場合、遊離塩素濃度25ppm(25mg/L)以上の亜塩素酸水をペーパータオル等に染み込ませてから対象物を清拭(拭いた後数分以上置くこと。)してください。その後、水気を拭き取って乾燥させて下さい。2.浸漬する場合、対象物を遊離塩素濃度25ppm(25mg/L)以上の亜塩素酸水に浸漬(数分以上浸すこと。)し、取り出した後に水気を拭き取って乾燥させてください。3.排泄物やおう吐物等の汚物がある場合、汚物をペーパータオル等で静かに拭き取った上で、汚物のあった場所にペーパータオル等を敷き、その上に遊離塩素濃度100ppm(100mg/L)以上の亜塩素酸水をまきます(数分以上置くこと。)。ペーパータオル等を回収後、残った亜塩素酸水を拭き取って乾燥させてください。
 界面活性剤の具体的な名称やその濃度、次亜塩素酸水を使う際の注意事項などについては、下記にお示しする各種ホームページで確認してください。また、具体的な用途や使用上の注意については、製品に記載された情報を確認の上、正しくお使いください。
 
 製剤製品によって、特徴や使用方法が異なるので、ウイルスの数を減らし、身の回りを清潔に保つため、うまく組み合わせて、活用しましょう。

(参考)
○新型コロナウイルス対策ポスター「身のまわりを清潔にしましょう。」
https://www.meti.go.jp/press/2020/06/20200626013/20200626013-2.pdf
 
○新型コロナウイルス対策ポスター「家庭内で注意していただきたいこと~8つのポイント~」
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000601721.pdf
 
○新型コロナウイルス対策ポスター「次亜塩素酸水を使ってモノのウイルス対策をする場合の注意事項」
https://www.meti.go.jp/press/2020/06/20200626013/20200626013-4.pdf
 
○独立行政法人 製品評価技術基盤機構ホームページ
新型コロナウイルスに対して効果が確認された界面活性剤を含む洗剤について
https://www.nite.go.jp/information/osirasedetergentlist.html
 
○厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ホームページ「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html

 

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問4 次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水は異なるものですか。両方とも新型コロナウイルス感染症対策に有効なのでしょうか。

 次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水は、全く異なるものです。いずれも「次亜塩素酸」を有効成分としていますが、混同しないようにしてください。
 まず、次亜塩素酸ナトリウムは、アルカリ性で強い酸化作用を持ちます。市販されている家庭用漂白剤等が代表例です。
 消毒を目的として使用する際には、正しく水で0.05%までに薄めた上で使用してください。また、素手で取り扱ったり、吸入したり目に入ったりすると健康に害を及ぼす可能性がありますので、絶対に行わないでください。
 
 次に、次亜塩素酸水は、酸性で同じく強い酸化作用を持ちます。出荷される野菜の洗浄等に用いられています。
 一定濃度以上の「次亜塩素酸水」が新型コロナウイルスの量を減少させることが独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)にて確認されました。目に見える汚れをあらかじめ落とした上で、1.拭き掃除には、有効塩素濃度80ppm以上の次亜塩素酸水を使い、十分な量の次亜塩素酸水で濡らすことで、2.次亜塩素酸水の流水で掛け流す場合は、有効塩素濃度35ppm以上のもので20秒以上掛け流すことでウイルスの量が減らせるとされています。いずれの場合も、次亜塩素酸水が残らないよう、きれいな布やペーパーで拭き取ってください。
 詳しい内容は、下記ホームページで確認してください。
 
(参考)
○新型コロナウイルス対策ポスター「次亜塩素酸水を使ってモノのウイルス対策をする場合の注意事項」
https://www.meti.go.jp/press/2020/06/20200626013/20200626013-4.pdf
 
○国民生活センター「除菌や消毒をうたった商品について正しく知っていますか?-新型コロナウイルスに関連して-」
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20200515_2.pdf
 
○NITE検討会報告書
https://www.nite.go.jp/information/koronataisaku20200522.html
 
○厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ホームページ「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html
 

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問5 人がいる空間での消毒剤の空間噴霧は行ってはいけないのですか。

 厚生労働省では、諸外国の知見も踏まえ、消毒剤や、その他ウイルスの量を減少させる物質について、これが人の眼に入ったり、皮膚に付着したり、吸入されたりするおそれのある人状況での空間噴霧をおすすめしていません。(空気や環境の表面の除染方法として有効かつ安全な噴霧が科学的に証明された事実は確認されておりません。)
 また、消毒剤をマスクに噴霧し、薬剤を吸引してしまうような状態でマスクを使用することも、おすすめしていません。

 諸外国の知見とは、以下の通りです。
-世界保健機関(WHO)が5月15日に新型コロナウイルスに対する消毒に関して発表した見解では、「室内空間で日常的に物品等の表面に対する消毒剤の噴霧や燻蒸することは推奨されない」とされており、また「路上や市場といった屋外においてもCOVID-19やその他の病原体を殺菌するために噴霧や燻蒸することは推奨せず」「屋外であっても、人の健康に有害となり得る」としています。また、「消毒剤を(トンネル内、小部屋、個室などで)人体に対して噴霧することはいかなる状況においても推奨されない」としております。
-米国疾病予防管理センター(CDC)による医療施設における消毒・滅菌に関するガイドラインでは、「消毒剤の噴霧は、空気や環境の表面の除染方法としては不十分であり、日常的な患者ケア区域における一般的な感染管理として推奨しない」としております。

 なお、「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(※)」の「5.(補論)空間噴霧について」の【参考情報3】において、「消毒効果を有する濃度の次亜塩素酸水を吸い込むことは、推奨できません。」としておりますが、これは、消毒効果を有する濃度の次亜塩素酸水を人の眼や皮膚に付着したり、吸い込んだりする恐れのある場所で空間噴霧することを推奨しない、という趣旨です。
個々の製品の使用に当たっては、その安全性情報や使用上の注意事項を守って適切に使用する必要があります。

※厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ホームページ「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html

 

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5.新型コロナウイルス感染症に対する医療について

問1 新型コロナウイルス感染症にかかっていないか調べてほしいのですが、どうしたらいいですか。

  冬には、季節性インフルエンザ等、発熱や咳を起こす感染症が流行しやすくなります。こうした感染症と新型コロナウイルス感染症の症状は非常に似ていますし、同時に二つ以上のウイルスに感染する場合もあります。「筋肉痛があるからコロナではない」等の自己判断はお控えください。各自治体においても、これらの感染症が増加した場合に備え、診療・検査体制の整備を行っています。発熱等の症状のある方は、まずは、かかりつけ医等の身近な医療機関に直接、電話相談し、医療機関を受診してください。診察をした医師によって、感染が疑われると判断された場合には、新型コロナウイルス感染症の検査を受けることができます。
 また、相談する医療機関に迷う場合には、「受診・相談センター」に電話相談してください。(※)
 (※)地域により、相談機関の名称や受付方法が異なりますので、お住いの自治体の情報をご確認ください。


【検査のフロー】



帰国者・接触者相談センターページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html

 

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問2 新型コロナウイルス感染症を診断するための検査にはどのようなものがありますか。

 新型コロナウイルスは、主に、人ののどや鼻の細胞に侵入し、複製・増殖し、細胞外に出て他の正常な細胞に広がることで、私たちの体の中で広がっていきます。新型コロナウイルス感染症を診断するための検査には、PCR検査、抗原定量検査、抗原定性検査等があり、いずれも被検者の細胞内にウイルスが存在しているかどうかを調べるための検査です。

<抗原検査とPCR検査の違い>
検査種類 抗原検査(定性) 抗原検査(定量) PCR検査
〇調べるもの ウイルスを特徴づけるたんぱく質(抗原) ウイルスを特徴づけるたんぱく質(抗原) ウイルスを特徴づける遺伝子配列
〇精度 検出には、一定以上のウイルス量が必要 抗原検査(定性)より少ない量のウイルスを検出できる 抗原検査(定性)より少ない量のウイルスを検出できる
〇検査実施場所 検体採取場所で実施 検査機器等を要する 検査機器等を要する
〇判定時間 約40分  約30分 数時間

(参考)使用方法のガイドラインはこちら
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針 第3.1版

 新たな検査手法の開発により、検査の種類や症状に応じて、鼻咽頭からの検体だけでなく、唾液や鼻腔からの検体を使うことも可能になっています。
 なお、抗体検査は、過去に新型コロナウイルス感染症にかかったことがあるかを調べるものであるため、検査を受ける時点で感染しているかを調べる目的に使うことはできません。

<症状の有無と検査方法>


<検体採取の例>

※(12月時点)新型コロナウイルス感染症 の“いま についての 10 の知識より

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問3 自費でPCR検査を受ける場合に、注意すべき点はありますか。

 新型コロナウイルスの検査は、発熱や咳などの症状がある方や、感染者の濃厚接触者(新型コロナウイルスに感染していることが確認された方と近距離で接触、或いは長時間接触し、感染の可能性が相対的に高くなっている方)であれば、保健所や医療機関において、自己負担なしで検査を受けることが可能です(行政検査)。
 一方で、例えば、仕事で海外に行く場合に相手国やお勤め先から検査証明を求められる場合や、帰省など社会経済活動を行うために希望により検査を受ける場合は、検査費用は自己負担となります(自費検査)。
 自費検査であっても、検査を実施する医療機関と衛生検査所の基準が設けられており、検査の精度を確保することが求められています。
 ただし、この自費検査には主に2種類の場合があります。一つは、医師による診察が行われ、診断がなされる場合です。もう一つは、検査を行い、その結果を通知するのみで、医師の診断を伴わない場合です。
 たとえ検査結果が陰性であっても、医師の診察が行われてない限りは、感染していないとは診断できない事にご注意ください。
 なお、医師による診察を伴わない検査で陽性であった場合も、検査を受ける者の同意に基づき、検査機関から提携医療機関に検査結果(陽性)が報告され、医師の診察につなげることができます。
 診察の結果、新型コロナウイルス感染症と診断されれば、保健所が治療療養場所の調整や濃厚接触者の特定などを行うことができます。医師の診断を受けなければ、その後のこのような対応につながらないことから、医療機関又は提携医療機関をもつ検査機関で、検査を受けていただくことを推奨いたします。
 (※)検査機関に提携医療機関がない場合には、自分で受診相談センターまたは身近な医療機関に相談する必要があります。(身近な医療機関を受診する場合、事前に電話で連絡をしてください。)
 
(参考)
社会経済活動の中で本人等の希望により全額自己負担で実施する検査(いわゆる自費検査)について

 
自費検査を提供する検査機関一覧

 
自費検査に関する事務連絡(令和2年11月24日付け)

 

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問4 陽性になって入院や療養をした場合、どうなったら元の生活に戻れますか。

 国内外の知見によると、発熱等の症状が出てから7日~10日程度経つと、新型コロナウイルス感染者の感染性は急激に低下し、PCRで検出される場合でも、感染性は極めて低いことがわかってきました。
 そのため、以下の通り、入院や療養生活が始まってから、こうした期間が経過したかどうかと、各種検査の結果を総合判断して、元の生活への復帰が判断されることになります。
 厚生労働省では、退院や療養生活を終了する際の判断基準を、以下のとおりまとめています。これまでの国内外の研究結果等を踏まえながら、随時最適な基準を定めてまいります。(直近では令和3年2月25日に基準を変更いたしました。)

<医療機関に入院した場合の退院基準>
【有症状者の場合】
(1)人工呼吸器等による治療を行わなかった場合
1.発症日から10 日間経過し、かつ、症状軽快後72 時間経過した場合
2.発症日から10 日間経過以前に症状軽快した場合に、症状軽快後24 時間経過した後に核酸増幅法又は抗原定量検査(以下「核酸増幅法等」という。)の検査を行い、陰性が確認され、その検査の検体を採取した24 時間以後に再度検体採取を行い、陰性が確認された場合
(2)人工呼吸器等による治療を行った場合
3.発症日から15 日間経過し、かつ、症状軽快後72 時間経過した場合
4.発症日から20 日間経過以前に症状軽快した場合に、症状軽快後24 時間経過した後に核酸増幅法等の検査を行い、陰性が確認され、その検査の検体を採取した24 時間以後に再度検体採取を行い、陰性が確認された場合
※ ただし、3.の場合は、発症日から20 日間経過するまでは退院後も適切な感染予防策を講じるものとする。

【無症状病原体保有者の場合】
5.発症日から10 日間経過した場合
6.発症日から6日間経過した後に核酸増幅法等の検査を行い、陰性が確認され、その検査の検体を採取した24 時間以後に再度検体採取を行い、陰性が確認された場合
※ 発症日とは、患者が症状を呈し始めた日とし、無症状病原体保有者又は発症日が明らかでない場合については、陽性確定に係る検体採取日とする。
※ 症状軽快とは、解熱剤を使用せずに解熱し、かつ、呼吸器症状が改善傾向にあることとする。
※ 人工呼吸器等による治療とは、人工呼吸器管理又は体外式心肺補助(ECMO)管理による治療とする。
 
<自宅や宿泊施設での療養の場合の解除基準>
 重症化のリスク要因(高齢者や基礎疾患(糖尿病、心不全、呼吸器疾患など))を有さない場合に、医師の判断により、宿泊施設での療養や自宅療養とされた場合も、医療機関に入院した場合と同様の基準で療養の終了が可能です。

 (参考)
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律における新型コロナウイルス感染症患者の退院及び就業制限の取扱いについて(一部改正)
https://www.mhlw.go.jp/content/000745527.pdf
 第24回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000741775.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000741776.pdf
 

<これまでの退院者数>
 国内事例(空港検疫事例及びチャーター便帰国者事例を含む)における陽性者のうち414,774名、クルーズ船(ダイヤモンド・プリンセス)から下船された方でPCR検査陽性者712名のうち659名の、合計415,000名を超える方が退院しています(令和3年3月4日0時時点)。

 

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問5 新型コロナウイルスに感染すると抗体・免疫ができるのですか。抗体検査について注意すべき点はありますか。

 麻しん(はしか)等のウイルス感染症では、感染後に体内でそのウイルスに対して抗体という特殊なたんぱく質が作られ、その感染症に対する免疫が得られる(その感染症に再度かかりにくくなったり、かかっても症状が軽くなったりするようになる)ことが知られています。

 新型コロナウイルスに感染した人の体内でも、新型コロナウイルスに対する抗体が作られることが知られていますが、どのくらいの割合の人で抗体が作られるのか、その抗体が感染後どのくらいの時期から作られ、その後どのくらい持続するのか、それにより新型コロナウイルスに対する免疫が獲得できるのかは、現時点では明らかになっていません。従って、一度新型コロナウイルスに感染した方であっても、再度感染する可能性は否定できませんので、引き続き適切な行動をとっていただくようお願いします。
 また、上記のことから、新型コロナウイルスへの抗体を持っていないことが分かっても、そこから現在新型コロナウイルスに感染していない、あるいは過去に感染したことがないと判断することはできません。

 なお、現在、イムノクロマト法と呼ばれる迅速簡易検出法をはじめとして、国内で様々な抗体検査キットが市場に流通していますが、期待されるような精度が発揮できない検査法による検査が行われている可能性もあり、注意が必要です。現在、日本国内で診断薬として薬事承認を得た抗体検査はなく、世界保健機関(WHO)は抗体検査について、診断を目的として単独で用いることは推奨せず、疫学調査等で活用できる可能性を示唆しています。

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問6 新型コロナウイルスは重症化しやすいのですか。

 新型コロナウイルスに感染した人は、軽症であった方、治癒する方も多いですが、重症化する方は、普通の風邪症状が出てから約5~7日程度で、症状が急速に悪化し、肺炎に至るようです。
新型コロナウイルスによる肺炎が重篤化した場合は、人工呼吸器など集中治療が必要となり、季節性インフルエンザよりも入院期間が長くなる事例が報告されています。高齢者や基礎疾患(糖尿病、心不全、呼吸器疾患など)を有する方では、重症化するリスクが高いと考えられています。なお、若年層の方であっても、サイトカインストームと呼ばれる過剰な免疫反応を起こして重症化する事例も報告されています。

 なお、中国疾病対策センター(中国CDC)によると、2020年2月11日までに中国で新型コロナウイルス感染症と診断された約44,000人のデータによると、息苦しさ(呼吸困難)などを認めない軽症例が80%以上と多くを占めており、呼吸困難が生じる重症や呼吸不全に至る重篤例は20%未満に過ぎないと報告されています。
http://weekly.chinacdc.cn/en/article/id/e53946e2-c6c4-41e9-9a9b-fea8db1a8f51?from=timeline&isappinstalled=0


 

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問7 自宅で療養を行う場合には、何に注意する必要があるのでしょうか。

 
 保健所から療養解除されるまで、人との接触を最小限として、自宅で過ごしていただく必要があります。保健所等が定期的に、体温、咳、鼻汁、倦怠感、息苦しさ、血中酸素飽和度(SpO2)などの健康状態を確認し、療養解除の時期等を判断します。パルスオキシメーターで血中酸素飽和度93%以下は、酸素投与が必要な状態ですが、病状が悪化しても自覚症状が出ないことがあります。症状が変化した場合に加え、血中酸素飽和度が93%以下の場合には、あらかじめ保健所から伝えられた連絡先(コールセンター・保健所・かかりつけ医等)に我慢せずにご連絡ください。
政府としても、自宅や宿泊施設で療養されている方が症状悪化した場合に、速やかに入院できる体制を確保していきます。

 
(参考)療養解除の基準とよくある質問
https://www.mhlw.go.jp/content/000814817.pdf
 
(参考)家庭での感染予防について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q3-2

※こちらでは「家族に感染が疑われる場合」とありますが、自宅療養者がいる場合も注意事項は特段変わりません。

 

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問8 治療薬の実用化に向けた取組みはどうなっていますか。

 新型コロナウイルスは、1.ヒトの細胞表面のレセプターを通して、細胞内に侵入し、2.ウイルス自身の酵素(人体には存在しないRNAポリメラーゼ)を用いて複製し、3.タンパク質や酵素を作って増殖し、4.細胞外に出て他の正常な細胞に広がること を繰り返すことで、私たちの体の中で広がっていきます。また、重症化すると、サイトカインストームと呼ばれる過剰な免疫反応を起こしたり、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)という重度の呼吸不全を起こしたりすることが知られています。
 抗ウイルス薬の多くは、このウイルスの1.侵入、2.複製、3.増殖、4.拡散の過程をターゲットとします。既存の治療薬で、それぞれの過程をターゲットとした薬や、新型コロナウイルス感染症の症状(サイトカインストーム等)への効果が期待できる薬を新型コロナウイルスの治療薬として実用化するため、その治療効果や安全性を検証するための治験や臨床研究が進んでおり、一部には承認されたものもあります。

〇レムデシビル(販売名:ベクルリー)
 レムデシビルは、元々、エボラ出血熱の治療薬として開発中であった抗ウイルス薬ですが、RNAポリメラーゼを阻害し、ウイルスの複製を抑制する効果が期待され、既に米国と欧州、アジアで重症の新型コロナウイルス感染者の治療期間を短縮する効果等が確認されています。令和2年5月1日に米国で重症患者への使用が緊急的に許可されました。米国の大手製薬メーカーギリアド・サイエンシズの日本法人から、同年5月4日に我が国において、特例承認(※)を求める申請があり、同年5月7日に、我が国初の新型コロナウイルス治療薬として重症患者を適応対象として承認されました。その後、本年1月7日には、肺炎を有する患者への適応拡大がなされています。
 投薬にあたっては、医師の指示のもと人工呼吸器やECMOを使用又は酸素投与している患者に対して、点滴により投与されます。
●(参考)WHOとその関係協力機関が実施している臨床試験の中間結果(レムデシビル)について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00039.html

〇デキサメタゾン
 デキサメタゾンは、国内ではすでに重症感染症等に対して承認されているステロイド薬ですが、英国での試験で新型コロナウイルス感染症の重症例の死亡を減少させたとの報告があります。米国NIHの治療ガイドラインでは、人工呼吸、酸素投与を必要とする新型コロナウイルス感染症の患者への投与を推奨しています。
なお、デキサメタゾン以外のステロイド薬について、新型コロナウイルス感染症に対する評価は確立されておりません。
 
○バリシチニブ(販売名:オルミエント)
バリシチニブは、元々、関節リウマチ等を対象として承認されている治療薬であり、過剰な免疫を抑制する作用により、新型コロナウイルス感染症により生じた炎症を抑制する効果があるとされています。国内外で実施された臨床試験において、バリシチニブとレムデシビルを併用した場合、レムデシビル単剤を使用した場合と比較して、症状が改善するまでの期間が短縮したことが確認されました。米国の大手製薬メーカーイーライリリーの日本法人から、令和2年12月25日に承認申請がなされ、令和3年4月23日に酸素吸入を要する患者を対象にレムデシビルと併用する新型コロナウイルス治療薬として薬事承認されました。

○カシリビマブ、イムデビマブ(製品名:ロナプリーブ)
カシリビマブ及びイムデビマブは、新型コロナウイルスの表面のスパイクタンパク質に結合する、新型コロナウイルス感染症に対して新たに創製された中和抗体薬です。ウイルスがヒトの細胞に侵入することを阻害する作用により、新型コロナウイルス感染症を治療する効果があると考えられています。
海外で実施された臨床試験において、カシリビマブ及イムデビマブを投与した場合、プラセボ群と比較して、重症化する割合を低下させたことが確認されました。中外製薬株式会社から、令和3年6月29日に特例承認を求める申請がなされ、同年7月19日に、重症化リスク因子を有する軽症~中等症Ⅰの患者を適応対象として承認されました。
 
○トシリズマブ(販売名:アクテムラ)
トシリズマブは、現在、関節リウマチ等を対象として承認されている治療薬であり、過剰な免疫を抑制する作用により、新型コロナウイルス感染症により生じた炎症を抑制する効果があるのではないかと考えられています。
国内外で複数の臨床試験結果が報告されていますが、現時点でその評価は定まっていません。今後、開発企業においてさらなる解析を行うなど実用化に向けた検討が進められています。

〇ファビピラビル(販売名:アビガン)
 ファビピラビルは、元々、一般的な抗インフルエンザウイルス薬(タミフル等)が効かないような、新型インフルエンザの流行に備えて、国が備蓄する場合に限って承認された抗ウイルス薬であり、一般には流通していません。RNAポリメラーゼを阻害し、ウイルスの複製を抑制する効果が期待されます。
一方で、副作用として、催奇形性(女性・男性ともに、内服した際に胎児に悪影響を及ぼす可能性がある)等が明らかになっており、妊娠の可能性のある方(妊娠をさせる可能性のある男性も含む)は服用できません。
富士フイルム富山化学株式会社から、令和2年10月16日に承認申請がなされましたが、令和2年12月21日に開催された薬事・食品衛生審議会での議論の結果、現時点で本剤の有効性を明確に判断することは困難であり、現在実施中の臨床試験結果等の早期の提出を待って、再審議(継続審議)すると判断されました。現在、国内外で治験が実施されています。
また、観察研究に参加登録を行った医療機関では、医師の判断のもと、研究への参加に患者が同意した場合にアビガンを使用することができ、令和3年2月28日時点で、10,000例を超える投与が行われています。

〇その他
 これらの他にも様々な治療薬の開発が進められています。詳しくは、以下のページから「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き」をご覧ください。
自治体・医療機関向けの情報一覧(事務連絡等)(新型コロナウイルス感染症)

  (※)  国民の生命・健康に重大な影響を与えるおそれがある疾病のまん延等を防止するため、緊急に使用することが必要で、その医薬品の使用以外に適当な方法がなく、日本と同等の水準にある承認制度を持つ国で販売が認められる医薬品について、通常よりも迅速に承認する仕組み(医薬品医療機器等法第14条の3)

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問9 日本でのワクチン接種はどうなっていますか。

 日本政府は、ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社から合計で3億1,400万回分の供給を受けることについて合意をしています。1人に2回接種を行うとした場合1億5,700万人分となります。

 日本では、ファイザー社のワクチンが、2021年2月14日に薬事承認され、同月17日から接種が開始されています。また、武田/モデルナ社のワクチンとアストラゼネカ社のワクチンが、2021年5月21日に薬事承認され、うち、武田/モデルナ社のワクチンは同月24日から接種が開始されています。アストラゼネカ社のワクチンについては、原則40歳以上の方(ただし、他の新型コロナワクチンに含まれる成分に対してアレルギーがあり接種できない等、特に必要がある場合は18歳以上の方)を対象に、同年8月3日より予防接種法に基づく接種の対象となりました。ただし、現時点では、アストラゼネカ社のワクチンの接種を行う機会は限られており、通常は、皆さまに、ファイザー社又は武田/モデルナ社のワクチンを接種いただくこととしています。
 
 国内で薬事承認され、予防接種の対象となったワクチンは、出来るだけ早く、国民の皆さまに提供します。一方で、全国民分のワクチンを一度には確保できず、徐々に供給が行われます。このため、一定の接種順位を決めて、接種を行っています。

  なお、接種を希望される方々は、無料で受けることができます。

 新型コロナワクチンについては、特設ホームページを設けていますので、詳しくは下記ページを御参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_00184.html

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問10 電話やオンラインによる診断や処方を受けたいのですが、どうしたら受けられますか。

 新型コロナウイルス感染症が拡大していることに鑑みた時限的・特例的な対応として、初診も含め、医師の判断で電話やオンラインにより診断や処方を受けられることとなりました。
 このため、電話やオンラインによる診断や処方を受けたい場合は、まずは、普段からかかっているかかりつけ医等にご相談ください。
 かかりつけ医等をお持ちでない方は、下記のホームページに電話やオンラインによる診療を行う医療機関のリストを掲載することとしているので、掲載されている最寄りの医療機関にご連絡ください。
  (https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/rinsyo/index_00014.html
 ただし、電話やオンラインによる診療に適していない症状や状態の場合は、医師の判断で診断や処方は行わず、医療機関における対面の診療を勧めることがあります。
 

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6.妊婦や小児に関すること

【妊婦ご本人について】

問1 妊婦が新型コロナウイルスに感染した場合、重症化しやすいですか。

 妊娠中に新型コロナウイルスに感染しても、基礎疾患を持たない場合、その経過は同年代の妊娠していない女性と変わらないとされています。しかし、妊娠後期に感染すると、早産率が高まり、患者本人も一部は重症化することが報告されております。
 高年齢での妊娠、肥満、高血圧、糖尿病などが新型コロナウイルス感染症の重症化のリスク因子であるという報告もあり、このような背景を持つ妊婦の方は、特に感染予防に注意してください。
 
(参考)リーフレット「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策~妊婦の方々へ~」
https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/000822215.pdf
 
(参考)新型コロナウイルス感染で自宅や宿泊療養(ホテルなど)となられた方へ(日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会)
https://www.jsog.or.jp/news/pdf/COVID19_20210823.pdf
 
(参考) 新型コロナウイルス(メッセンジャーRNA)ワクチンについて(第2報)(日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会、日本産婦人科感染症学会)
http://www.jsog.or.jp/news/pdf/20210814_COVID19_02.pdf
 

(参考)新型コロナワクチンQ&A
・私は妊娠中・授乳中・妊娠を計画中ですが、ワクチンを接種することができますか。

https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0027.html
 

・妊娠中にワクチンを接種した場合、生まれてくる新生児に免疫はつきますか。

https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0078.html

 

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問2 医療機関などでは、面会禁止や分娩立ち会いの禁止など厳重な感染防止措置が講じられているのはどうしてですか。

 妊婦や胎児の命を守ることは、社会にとって非常に重要なことです。このため、妊婦が感染した場合には、たとえ軽症の場合であっても、徹底した手厚い医療が提供されることがあります。 また、医療機関では、多くの妊婦の皆さんが集まります。従って、医療機関の中の妊婦さん同士で新型コロナウイルスの感染が広がってしまう、ということを極力避ける必要があります。
 また、医療スタッフに感染が広がってしまった場合はその医療機関での分娩ができなくなるなどの影響が生じます。このため、面会や分娩立ち会いが制限されるなど、妊婦の方が不自由を強いられることがありますが、ご理解ください。
 

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問3 妊婦健診の受診回数を減らしたほうがいいでしょうか。

 妊婦健診は、妊婦と胎児の健康のために非常に重要です。自分で判断せず、かかりつけの産婦人科医等と、よく相談してください。
   妊婦健診には、妊婦の方の健康状態、妊娠週数等によって推奨される受診間隔がありますが、産婦人科医とご相談の上であれば、妊婦の皆様の状況に応じ、妊婦健診の間隔をあけることも可能です。

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問4 新型コロナウイルスに感染した場合、分娩方法は帝王切開となるのでしょうか。

 これまで、分娩方式を帝王切開にすることで、分娩時の児への感染を予防できるという報告はありません。したがって現時点でCOVID-19感染と診断されたからといって、「帝王切開を行わなければならない」ということはありません。
 しかし、妊婦の全身状態などを考慮し、分娩時間の短縮が必要と判断される場合は帝王切開となる場合もあります。 新生児への感染は、飛沫または接触感染によるものが多いですので、分娩後も、母親や家族は接触や飛沫感染に注意する必要があり、母児を一時的に分離することがあります。

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問5 里帰り出産は、ひかえたほうがいいでしょうか。


 これまで厚生労働省としても、妊婦の皆様には、現在お住まいの地域での出産をご考慮いただきますようお願いしております。
 分娩施設を探す際には、現在の居住地で妊婦健診を受けている医療機関の産婦人科医等と、妊娠中の経過や合併症の有無、帰省先の医療体制などを踏まえて十分に相談の上、ご判断ください。
 
(参考)日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会からの妊婦向けのお知らせ(令和2年5月26日)
http://www.jsog.or.jp/modules/jsogpolicy/index.php?content_id=13


 

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問6 職場で働くことが不安ですが、どうしたらよいでしょうか。

 働く妊婦の方は、職場の作業内容等によっては、感染について大きな不安やストレスを抱える場合があります。感染そのものだけでなく、これによる「不安やストレス」を妊婦の方が回避したいと思うのは当然のことです。
 そこで、新たに、事業主の新型コロナウイルス感染症に関する妊婦の方への対応(※)を法的義務としました(令和2年5月7日~令和4年1月31日)。
 具体的には、こうした不安やストレスが、母体または胎児の健康に影響があると、主治医や助産師から指導を受ける場合があります。働く妊婦の方は、その指導内容を事業主に申し出た場合、事業主は、この指導に基づいて必要な措置を講じなければなりません。例えば、「感染のおそれが低い作業に転換させる」、「在宅勤務や休業など、出勤について制限する」といった措置が考えられます。
 主治医等からの指導については、その指導事項を的確に伝えるため「母健連絡カード」というものを作っていますので、こちらを主治医等に書いてもらうことで、適切な措置を受けられることになります。

 もともと、働く妊婦の方は、新型コロナウイルスとは関係なく、主治医等の指導に基づき、妊娠中の通勤緩和や休憩、あるいは妊娠に伴う症状などに応じて妊娠中の作業の制限、勤務時間の短縮、休業等、様々な措置を受けられる可能性があります。
また、妊婦の方も含めたすべての方が、テレワークや時差通勤など多様な働き方が可能となるよう、政府として要請を行っております。
これを機に、事業主の方は、妊婦の方の働き方をもう一度見つめ直していただき、働く妊婦の方は母体と胎児の健康を守っていただければと思います。
 
(※)男女雇用機会均等法第13条に基づく母性健康管理措置。

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問7 分娩時に妊婦がマスクをすることは必須なのですか。

   医療機関において適切に感染予防対策がなされている場合や妊婦の状況によっては、分娩時にマスクをすることは必須ではありません。
 ただし、医療機関の施設設備の状況・職員のワクチン接種状況や地域の流行状況などによっては、妊婦ご本人ならびに周囲の妊婦の皆様を守るためマスク着用が必要な場合がありますので、主治医とご相談ください。

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【胎児・新生児への影響について】

問8 妊娠中に母親が新型コロナウイルスに感染した場合、胎児にどのような影響がありますか。

 子宮内で胎児が感染したことを示唆する報告も少数ながら存在しますが、新型コロナウイルスに感染した妊婦から胎児への感染はまれだと考えられています。
 また、妊娠初期または中期に新型コロナウイルスに感染した場合に、ウイルスが原因で胎児に先天異常が引き起こされる可能性は低いとされています。
 米国では妊娠中に妊婦が新型コロナウイルスに感染した場合、非感染の妊婦と比較して、早産になりやすいという報告もあります。
 我が国でも、新型コロナウイルス感染症の母子への影響を把握するため、新型コロナウイルス感染症に罹患した妊産婦や小児の罹患状況などの調査研究を行っています(令和2年度厚生労働科学特別研究事業)。

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問9 母親が新型コロナウイルスに感染した場合、母乳や授乳を介して乳児が新型コロナウイルスに感染することはありますか。

 母乳を介して新型コロナウイルスが乳児に感染するリスクは低いと考えられています。しかし、母乳中に検出されたとする報告もあります。また、授乳時には、接触・飛まつ感染のリスクがあります。従って母乳栄養を希望される際は、母乳を介した感染や接触・飛沫感染のリスクについて、ご家族や医療機関の医師等と十分に相談の上、授乳方法や時期をご判断ください。
 授乳に関しては、以下の方法があります。
1. 直接母乳:授乳前の確実な手洗いと消毒、マスクを着用して直接授乳をする。
2. 搾乳  :確実な手洗い、消毒後に搾乳をし、感染していない介護者による授乳を行う。(1.より接触・飛まつ感染のリスクが低く、あとで直接母乳に戻りやすい利点がある)
3. 人工栄養:(母乳の利点と授乳のリスクを説明した上で)人工乳を授乳する。  

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問10 新生児が新型コロナウイルスに感染した場合、重症化しやすいですか。

 新生児が新型コロナウイルスに感染した事例が少なく、他の様々な要因により状態の変化が起こりえるので、一概に判断できませんが、重症化するのはまれだとされています。海外では、先天性心疾患など基礎疾患のある新生児が新型コロナウイルスに感染し、重症化した事例が少数ながら報告されていますが、殆どの児は回復しております。

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【乳幼児・小児への影響について】

問11 乳幼児は新型コロナウイルスに感染しやすいですか。また、感染した場合、重症化しやすいですか。

 乳幼児・小児は、成人と比較して、新型コロナウイルスに感染した事例が少なく、無症状者や軽症者が多いですが、2歳未満(0~1歳)と基礎疾患の有無が重症化の危険因子であったとの報告があります。

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問12 小児は、どのような経路で新型コロナウイルスに感染するのですか。

 保育所、幼稚園、学校などにおいて新型コロナウイルス感染症のクラスター(集団感染)が発生した例もありますが、小児の感染症例の約7割が家族から感染しているという報告があります。
 

(参考)
日本小児科学会小児症例レジストリ調査「データベースを用いた国内発症小児
Coronavirus Disease 2019 (COVID-19) 症例の臨床経過に関する検討」
 

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問13 就学前の子どものマスクの着用について、どのようにしたらいいですか。

 乳幼児(小学校に上がる前の年齢)のマスクの着用には注意が必要です。
 特に、2歳未満では、着用は推奨されません。息苦しさや体調不良を訴えることや、自分で外すことが困難であることから、窒息や熱中症のリスクが高まるためです。
 
 また、2歳以上の場合でも、マスクを着用する場合は、保護者や周りの大人が子どもの体調に十分注意した上で着用してください。本人の調子が悪かったり、持続的なマスクの着用が難しい場合は、無理して着用させる必要はありません。マスクは適切に着用しないと効果が十分に発揮されません。(WHOは5歳以下の子どもへのマスクの着用は必ずしも必要ないとしています。)
 乳幼児の場合、感染の予防は、保護者とともに3密(密閉、密集、密接)を避け、人との距離の確保(フィジカル・ディスタンス)、手洗いなど、他の感染防止策にしっかりと取り組んでいただきたいと思います。
 
(参考)
1.WHOとUNICEFによる子どものマスク着用に関するガイダンス
https://www.who.int/publications/i/item/WHO-2019-nCoV-IPC_Masks-Children-2020.1
2.日本小児科医会ホームページ「保護者の皆様へ~2歳未満の子どもにマスクは不要、むしろ危険!」
https://www.jpa-web.org/dcms_media/other/2saimiman_qanda20200609.pdf

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