年金公的年金シミュレーターの利用に当たってのご留意事項

公的年金シミュレーターを利用される方は、以下の内容をご理解の上でサービスを利用いただきますようお願いいたします。

総括的事項

■公的年金シミュレーターの改善点等のお気づきの点がございましたら、お手数ですが厚生労働省「「国民の皆様の声」募集 送信フォーム」にご意見をお寄せいただければ幸いです。
<厚生労働省「国民の皆様の声」募集> https://www.mhlw.go.jp/form/pub/mhlw01/getmail

■公的年金シミュレーターは、簡易に年金額の試算を行うためのツールとして開発されたものであり、試算結果は実際の年金額とは必ずしも一致しません。より詳細な試算を希望される場合は、日本年金機構の「ねんきんネット」のご利用等をご検討ください。

■公的年金シミュレーターは、一部のブラウザ・端末に対応しておりません。ご利用環境によっては、正常に表示・動作しない場合もあります。動作確認環境については、こちらをご覧ください。

■公的年金シミュレーターでは、情報セキュリティの観点から、試算結果やご利用者が入力した生年月日等の情報を保持しません。公的年金シミュレーターのサイトから離れると、これらの情報は消去されます。

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年金見込み額の試算に関する事項

■老齢年金を計算対象としています。障害年金、遺族年金等は試算できません。

■老齢基礎年金と老齢厚生年金の合計額(年額)について、千円以下を四捨五入して表示します。

特別支給の老齢厚生年金(60歳台前半の老齢厚生年金)、加給年金額、振替加算等は考慮していません。(詳しくは、こちらをご覧ください。)また、旧共済年金の職域部分等や、年金生活者支援給付金等の公的年金外の給付も考慮していません。
 
(1)「ねんきん定期便」の二次元コードをご利用の場合
 
■現在の加入状況(加入制度、被保険者種別、標準報酬等)が60歳まで継続すると仮定して試算した年金額が表示されます。

■50歳未満の方の場合、「ねんきん定期便」に表示された見込み額と異なる額が表示される場合があります。(詳しくはこちらをご覧ください。)
 
(2)「働き方・暮らし方」を入力する場合
 
■試算を行うためには、働き方・暮らし方の入力欄に先にデータを入力することが必要となります。(入力しない場合、「試算する」ボタンを押下しても試算はできません。)
 
【「働き方・暮らし方」の入力】
①働き方・暮らし方の反映
■「自営業・フリーランス」「学生・働いていない」「パート・アルバイト(国民年金適用)」
→国民年金第1号被保険者として扱われます。

■「会社員・公務員」「パート・アルバイト(厚生年金適用)」
→厚生年金(国民年金第2号)被保険者として扱われます。

■「配偶者の扶養」
→国民年金第3号被保険者として扱われます。
※パート・アルバイトの方で、どのボタンを選択すればよいかわからない方は、こちらをご覧ください。
※「働き方・暮らし方」欄は、1回の試算で5つまで入力可能です。
 
②期間の反映
■年単位で期間を入力します。(実際の年金制度の仕組みを簡略化しています。)
(例1)「学生・働いていない」+「20歳~21歳まで」と入力
 → 20歳1か月から21歳12か月までの2年分について、国民年金の第1号被保険者期間(保険料納付済期間)として扱われます。
(例2)「パート・アルバイト(厚生年金適用)」+「60歳~64歳まで」と入力
 → 60歳1か月から64歳12か月まで5年間、厚生年金の被保険者として扱われます。

■20歳から59歳までの期間のうちに入力されない期間がある場合には、その期間は保険料未納期間として扱われ、年金の受給資格期間(10年)にも算入されず、年金額にも反映されません。

入力した期間に重複がある場合、「働き方・暮らし方の期間を重複させないで入力してください」と表示され、試算結果のグラフにフィルターがかかります。期間の入力の仕方については、こちらをご覧ください。
(例)「働き方・暮らし方」の1つ目の期間を「20歳~30歳まで」と入力し、次の期間を「30歳~40歳まで」と入力すると30歳の1年間が重複する扱いになります。

■国民年金の任意加入期間や合算対象期間を入力することはできません。

■厚生年金の船員・坑内員期間を入力することはできません。また、厚生年金基金加入期間については、一般の厚生年金被保険者期間として入力してください。
 
③年収の反映
■税や保険料を控除する前の個人の年収(賞与(ボーナス)を含んだ額)を入力してください。

■公的年金シミュレーターでは、年収の85%を給与、15%を賞与に機械的に振り分け、標準報酬月額等を算出します。算定式は、次のとおりです。(実際の年金制度の仕組みとは異なります。)
・標準報酬月額 = 年収 × 0.85/12 × 再評価率          ※上限64万円
・標準賞与額  = 年収 × 0.15 × 再評価率               ※上限150万円

■生年月日や対象時期にかかわらず、一律に上記の算定式により算出されます。(実際の年金制度の仕組みを簡略化しています。)
 
④受給開始年齢(年金を受け取り始める年齢)の入力
■60歳から75歳0か月の間で、1か月刻みで設定できます。 

■本来の受給開始年齢である65歳よりも1か月前倒し(繰上げ)ごとに▲0.4%、1か月後倒し(繰下げ)ごとに+0.7%が加減算されます。

■制度上、繰下げ受給は66歳到達時以後に行うことができます。 
※繰上げ・繰下げ受給に当たっての留意点については、こちらをご覧ください。
 
⑤免除期間の入力
■全額免除、4分の3免除、半額免除、4分の1免除の期間をそれぞれ月数単位で入力できます。

■免除期間については、上記②の期間において国民年金第1号被保険者期間があった場合に、その内数として扱われます。

■公的年金シミュレーターでは、一部免除期間については所要の保険料が納付されたものとして扱い、年金額への評価については、納付済期間を1とした場合に、全額免除=1/2、4分の3免除=5/8、半額免除=3/4、4分の1免除=7/8と評価します。
※制度上、保険料一部免除(4分の3免除、半額免除、4分の1免除)において、保険料を納めていない期間は、未納扱いとなりますのでご注意ください。

■学生納付特例、若年者納付猶予、産前産後期間免除の期間を入力することはできません。保険料の追納にも対応しておりません。必要に応じて、国民年金第1号被保険者期間などの扱いとして入力してください。
 
【年金受給見込み受給額の表示】
①表示の対象となる給付
■年金額の計算式は以下のとおりです。
<老齢基礎年金>
(780,900円 × 保険料納付済月数等 / 480)× 改定率 + (200円 × 付加保険料納付済月数)
<老齢厚生年金>
(平均標準報酬(月)額× 厚生年金被保険者期間月数) × 5.481/1,000 + 経過的加算額

表示は年額です。千円以下を四捨五入しています。

■「働き方・暮らし方」への入力で、入力された期間や免除期間の合計が10年に満たない場合、老齢年金の受給資格が得られないことから、受給額が表示されません。(アスタリスク(***)が表示されます。)
 
②在職老齢年金
■「働き方・暮らし方」において60歳以降の期間に「会社員・公務員」「パート・アルバイト(厚生年金適用)」を入力した場合、老齢厚生年金について、入力された年収に応じ、就労期間が終了するまでの間、年金額の一部又は全部が支給停止される場合があります。(在職老齢年金)

受給額については、在職支給停止分を除く年金額が表示されます。
(例)支給停止前の年金額が120万円、在職支給停止分が18万円の場合、受給額として「102万円」(=120-18)と表示します。
 
③退職時改定・70歳時改定
■65歳以降に厚生年金の被保険者期間が終了した時点において年金額の退職時改定が行われ、65歳から退職時までの加入実績が受給額に反映されます。

■厚生年金の被保険者期間の上限は法律上70歳であるため、70歳到達時点(被保険者資格喪失時点)において年金額の改定が行われ、その時点までに未反映の加入実績が受給額に反映されます。
 
※これらのほか、試算結果のグラフに段差が生じる原因については、こちらをご覧ください。

④在職定時改定
■「働き方・暮らし方」において65歳以上70歳未満の期間に「会社員・公務員」「パート・アルバイト(厚生年金適用)」を入力した場合、老齢厚生年金について、上記の期間中は毎年1回年金額の在職定時改定が行われ、その時点までに未反映の加入実績が受給額に反映されます。

※在職定時改定の留意点については、こちらをご覧ください。
 
【スライドバー等の操作による年金額の変化】
①「今後の年収」の変更
■0~990万円の範囲で変更できます。

■「働き方・暮らし方」において最後に入力された加入状況が厚生年金の場合に限り、操作できます。(最後が国民年金の場合は、グレーになり操作できません。)
 
②「就労完了年齢」の変更
■60~70歳の範囲で変更できます。

■「働き方・暮らし方」において最後に入力された加入状況が厚生年金の場合に限り、操作できます。(最後が国民年金の場合は、グレーになり操作できません。)
 
③「受給開始年齢」(年金の受取り開始時期)の変更
■60歳から75歳の間で、1年刻みで設定できます。(実際の年金制度の仕組みを簡略化しています。)

■本来の受給開始年齢である65歳よりも1年繰上げ(前倒し)ごとに▲4.8%(=▲0.4×12)、1年繰下げ(後倒し)ごとに+8.4%(=0.7×12)が加減算されます。
※繰上げ・繰下げ受給に当たっての留意点については、こちらをご覧ください。
 
【年金受給開始時の税等の支払額の試算結果】
■ 税・社会保険料額試算の表示[1.6MB]

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権利義務に関する事項

■公的年金シミュレーターの利用により生じた損害につき、製作元及び提供元はいかなる責任も負わないものとします。

■公的年金シミュレーターの内容は、将来予告なく変更、追加、削除することがあります。

■公的年金シミュレーターにより提供するプログラム、画像、又はその他の著作物についての知的財産権は、厚生労働省に帰属します。

■公的年金シミュレーターの画面及び表示する情報は、システムの更新等により、将来予告なく変更又は中止されることがあります。

■公的年金シミュレーターについては、特に利用目的を制限しておりませんが、金融機関等が顧客等に対してシミュレーターを利用される場合には、顧客本位の業務運営の観点から、公的年金制度に関する情報提供が適切に行われるようなご利用をお願いします。

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