医療DXについて よくあるお問い合わせ

2024年12月時点

オンライン資格確認について

Q1:オンライン資格確認って何ですか? 開く

A:オンライン資格確認は、マイナンバーカードのICチップまたは健康保険証の記号番号等により、オンラインで資格情報の確認ができることをいいます。

 詳しくは、「オンライン資格確認の導入について(医療機関・薬局、システムベンダ向け)」のサイトへ

Q2:マイナンバーカードを健康保険証として利用するメリットは何ですか? 開く

A:マイナンバーカードを使って医療機関等に受診した際に、自身のお薬の履歴や過去の特定健診の情報等の提供に同意すると、医師等からより多くの種類の正確な情報に基づいた総合的な診断や重複する投薬を回避した適切な処方を受けることができます。

 医療機関等で高額な医療費が発生する場合でも、マイナンバーカードを保険証として使うことで、患者さんが一時的に自己負担したり、役所で限度額適用認定証の書類申請手続きをする必要がなくなります。

 また、マイナポータルから保険医療を受けた記録が参照できるため、領収証を保管・提出する必要がなく、簡単に医療費控除申請の手続きができます。

 詳しくは、マイナンバーカードの健康保険証利用についてのサイトへ
 その他、オンライン資格確認に関するQ&Aはこちら

電子カルテ情報共有サービスについて

Q1:電子カルテ情報共有サービスって何ですか? 開く

A:全国の医療機関・薬局との間で、電子カルテ情報を共有することができます。
 主なサービスとしては以下があります。
  • 診療情報提供書(紹介状)を電子的に医療機関等が送受信することができます。
  • 各種健診結果を医療保険者及び全国の医療機関等や本人等が閲覧することができます。
  • 6情報(傷病名・薬剤アレルギー等・その他アレルギー等・感染症・検査・処方)を全国の医療機関等や本人等などが閲覧することができます。
  • 患者サマリー(療養上の計画やアドバイス)を本人等がマイナポータルで閲覧することができます。

電子処方箋について

Q1:電子処方箋って何ですか? 開く

A:電子処方箋とは、これまで紙で発行していた処方箋を電子化したものです。

 「医療機関で患者さんが電子処方箋を選択」し、「医師・歯科医師・薬剤師が患者さんのお薬情報を参照することに対して同意」をすることで、複数の医療機関・薬局にまたがる薬の情報を医師・歯科医師・薬剤師に共有することができるようになります。

 電子処方箋は、処方箋が電子処方箋管理サービスというシステム上に存在するので、医療機関から患者さんに処方箋が渡されることはありません。

 薬局で、「マイナンバーカード」または「資格確認書/健康保険証と引換番号」で受付することで薬を受け取ります。

※引換番号とは、処方箋毎に発行される6桁の数字で、電子処方箋を利用した際に、医療機関で渡される処方内容(控え)に記載されているほか、マイナポータルの処方情報からも確認することができます。

Q2:自動的に薬局に処方箋が届き、調剤しておいてもらえるのですか? 開く

A: いいえ。
 患者さんが、調剤を受ける薬局に「マイナンバーカード」または「資格確認書/健康保険証と引換番号」を持参して、薬局で受付をしてから、薬剤師は調剤を開始できます。

 ただし、引換番号などを電話やFAX、アプリなどで来局前に伝えておくと、薬局側が電子処方箋管理サービスから電子処方箋を取り出すことができるので、あらかじめ調剤を開始でき、皆さんの薬局での待ち時間が短くなることがあります。

Q3:電子処方箋で何が変わりますか? 開く

A:医療機関や薬局で併用禁忌や重複投薬を防ぎやすくなります。

 電子処方箋に対応した医療機関・薬局では、患者さんが複数の医療機関・薬局で処方・調剤を受けていたとしても、直近の処方・調剤情報まで確認することができます。
(患者さんの同意がある場合に限ります。)

 例えば、じんましんのために受診したA皮膚科から成分aの薬が14日分処方されている場合、5日後にアレルギー鼻炎のために受診したB耳鼻咽喉科ではその処方・調剤情報を確認し、同じ成分の薬は必要以上に処方しないようにすることができるようになります。

 これまでは、別の医療機関・薬局で処方・調剤されている薬の情報は、お薬手帳や患者さんの記憶をもとに医師・歯科医師・薬剤師が確認していました。
 一方、電子処方箋に対応した医療機関・薬局では、お薬手帳を忘れた場合でも記憶に頼ることなく、医師・歯科医師・薬剤師に自分が服用している薬の情報を正確に伝えることができるようになります。

 患者さんにとって、より安心して処方・調剤を受けることができるようになります。

 さらに電子処方箋について詳しい情報は、電子処方箋(国民向け)のページ

公費負担医療のオンライン資格確認について

Q1:マイナンバーカードを、公費負担医療や自治体が単独に設けた医療費助成制度の受給者証として利用することはできますか? 開く

A:令和6年1月現在、マイナンバーカードをご質問の受給者証として利用することはできませんが、令和5年度末より、関係省庁において連携しつつ、一部の制度・自治体・医療機関・薬局において先行的にマイナンバーカードの受給者証利用を開始することとしております。
 引き続き、受給者証利用が可能な制度・自治体・医療機関・薬局を拡大しながら、順次全国展開をしております。

予防接種事務のデジタル化について

Q1:予防接種事務のデジタル化で何が変わるのですか? 開く

A:今は紙の予診票に事前に手書きで記入したりその予診票や接種券を医療機関に持参したりしていますが、マイナンバーカードとスマートフォンのみで完結するようになります。

 また、接種するワクチンの接種時期が近づいたらスマートフォンにプッシュ通知が届くとともに、スマートフォンで接種記録の閲覧ができるようになります。

Q2:予防接種(予防接種法に基づく定期接種)を受ける際は、医療機関に何を持参すればいいですか? 開く

A:現在、予診票や接種券のほかに本人確認書類が必要ですが、予防接種事務のデジタル化が実現すると、スマートフォンを用いて事前に予診票を入力することにより、マイナンバーカード1枚を医療機関に持参していただくのみで、予防接種を受けていただくことができるようになります。

介護情報基盤の構築について

Q1:介護情報基盤って何ですか? 開く

A:介護情報基盤とは、要介護認定情報、LIFEデータ(介護サービスを利用されている方の状態に関する情報)、ケアプラン等の情報を集約し、利用者の同意のもと、利用者本人・市町村・介護事業者・医療機関の関係者間で電子的にデータを閲覧・共有することができる仕組みのことです。

Q2:介護情報基盤が整備されると何が変わるのですか? 開く

A:これまで紙を使ってアナログにやり取りしていた情報を電子で共有できるようになり、利用者の方がマイナポータル経由で自分の介護に関する情報を確認できるようになったり、自治体や介護事業所、医療機関の職員の皆様の負担軽減や迅速な情報共有につながります。

さらに、今後、介護情報基盤に蓄積された情報を利活用することにより、事業所間及び多職種間の連携の強化、本人の状態にあった適切なケアの提供など、介護サービスの質の向上に繋がることも期待されます。

診療報酬改定DXについて

Q1:診療報酬改定DXって何ですか? 開く

A:2年に1度、診療報酬改定が行われます。この度に各病院等のシステム改修が必要になります。

 そこで、国が診療報酬等の計算システムを開発・提供することとし、これによって各病院等のシステム改修の負荷を解消しようとするものです。

 また、こども医療費助成等を利用する患者さんが病院等の窓口で現金を支払い、後日、市町村等から返金を受けているケースがあります。

 そこで、一時的に現金を支払うことなく医療が受けられるように、公費負担医療制度等の現物給付化を進め、国民サービスの向上を図ろうとするものです。

Q2:医療機関等にとっての診療報酬改定DXのメリットって何ですか? 開く

A:病院等の各医療機関等にとっては、診療報酬改定の度に生じるシステム改修負荷が軽減されます。