正しい知識を伝える大麻情報サイト知ってる?
大麻のホントの話
誤解だらけ。危険だらけ。
海外で合法だから、大丈夫。
タバコやお酒より害がないし、平気。
そんな思い込みが、
恐ろしい依存症の入口になってしまうかもしれない。
大麻に関する情報は、誤解や嘘がたくさん。
明日も、笑って過ごせる自分でいるために。
ほんとうに正しい情報を、チェックしよう。
大麻間違い探しトーク
どこかで耳にしそうな若者たちの会話。
大麻に関する誤解がいくつも潜んでいます。
間違っている、と感じたところをタップしてみてください。
すべての間違いを見つけられるでしょうか?
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「実際パッと使ってやめられるらしいよ」
間違っている、と感じたセリフをタップ。
Aさん:「大麻をテーマにしたトークをしてください、だって」
Bさん:「みんな実際大麻ってどう思う?」
Cさん:「違法なのは知ってる。でも、有害って言われても、あんまりそんな感じしないんだよね」
Aさん:「実際パッと使ってやめられるらしいよ、なんか友達から聞いた」
覚せい剤やコカインに依存性があるのと同じように大麻にも依存性があります。脳の異常によって、本人の意思によってやめられない状態になり、簡単に抜け出すことはできません。
Bさん:「量が多くなかったら、大丈夫なのかもね」
多くの事例で、「一度だけ」「少しだけ」という体験から依存症へとつながっています。依存症になると心身への影響が出るほかにも、対人関係を含む学校や会社勤務などの社会活動が難しくなります。
Cさん:「だったら、タバコとかお酒みたいなもの?
うーん、ちょっとそれとは違う気がするけど……」
「私はクラブに行かないから大丈夫」
間違っている、と感じたセリフをタップ。
Aさん:「そういえば俳優の〇〇、大麻で逮捕されたって!」
Bさん:「見た見た!ファンだったのになー、ショック。」
Cさん:「六本木のクラブで使ってたんだってさ。」
Bさん:「やっぱり、そういうところで使うんだね。私はクラブ行かないから大丈夫。」
大麻をはじめたきっかけで最も多いのが「友人・先輩から誘われた」です。
友達の家や学校で誘われるケースも多数報告があり、身近な日常に大麻の危険は存在します。
Aさん:「私もー!パリピじゃないし」
Cさん:「それに、怪しい人って、見た目で分かるもんね。」
誘ってくる人は、健康的に見える場合も多く、見かけでは判断できません。友人や恋人、先輩・後輩など、身近な人物の可能性も大いにあります。
「海外では合法なのに、ほんと日本って遅れてるよね」
間違っている、と感じたセリフをタップ。
Aさん:「でもさー、他の国では大麻つかってOKって国もあるんでしょ?」
Bさん:「あー、オランダとか!?」
Cさん:「そういや今先輩が、オランダに留学してるんだけど。ほら見て、景色めっちゃ綺麗!」
Aさん:「いいなー!うらやましい、素敵ライフだ。自由だし綺麗だし」
Bさん:「オランダって、みんな道ばたで大麻吸うっていうよね」
Cさん:「合法だもんね。おしゃれな国はみんな合法なのに、ほんと日本って遅れてるよね」
実は、世界でも大麻を合法化しているのは、ウルグアイとカナダの2カ国だけ。
オランダも刑事罰を科されないだけで違法に変わりありません。
合法化している国に対しては国際条約の履行監視機関が懸念を表明しています。
日本が遅れている考えは誤解です。
「バラされちゃうなら、どこにも相談できないよね」
間違っている、と感じたセリフをタップ。
Aさん:「クスリのことって、相談するのこわいイメージあるよね。大切な人がもしやってたら……」
Bさん:「たしかに。どこに言ったらいいんだろう。」
Cさん:「学校?警察?病院?」
Bさん:「警察かな?うーん、全然わかんない」
Aさん:「ニュースになっちゃったらやだな」
Cさん:「誰が相談したのかバラされちゃうなら、どこにも言えないよね。」
各都道府県には秘密厳守で相談を聞いて、
サポートや医療機関につないでくれる窓口があります。安心して相談しましょう。
TAIMA-GRAPH
大麻は、最も思い込みや軽視の多い薬物かもしれません。
大麻に関するデータから真実をその目で確かめてください。
きっと気づくことがあるはず。
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10代の大麻利用者が急増中!
10代の検挙者数が、2020年には6年前の11倍に。大麻を始めた時は、平均19歳という調査も。
ネットやSNSで「大麻に害はない」「1回なら大丈夫」といった誤情報が広がったせいで、最近は検挙数が急増したといわれています。
薬物依存に陥った人は、まさか自分が依存状態になるとは思わずに、最初の1回を経験します。その1回の重みは計り知れません。
大麻は友達や知り合いからの誘いが圧倒的に多い!
「薬物は誰に誘われた?」アンケートでは約70-80%が“友達・知人”と回答。
密売人から誘われることが多いのかと思いきや、身近な人からの誘いが大多数。もし相手が仲良しの友達や尊敬する先輩でも、「ダメなものはダメ」と一線を引きましょう。
危険性を軽視する理由として「海外で合法だから安全」「依存性が弱い」が半分!
大麻取締法違反の検挙者のうち、約半分が「海外で合法だから危なくない」「依存性はない(弱い)」と誤解。
違法性と安全性は全く別もの。覚せい剤やコカインと比べると依存性が弱いと思われがちですが、大麻でも欲求が抑えられなくなり、
依存に陥ることはまぎれもない事実です。誤った情報のせいで、大麻を入り口に薬物依存の悪循環にはまった経験者が数多くいます。
検挙された人でさえも大麻を危険だと思っていない人が、76%も!?
大麻事犯検挙者のうち約76%が、大麻は危険であるという認識が「全くない」「あまりない」と回答。
検挙の対象になっていながらも大麻の危険性を正確に認識していない人が8割近くいる衝撃的なデータ。一般向けの調査でも大麻を「使うべきでない」と考える割合が覚せい剤と比べて低く、大麻の危険性への誤解が多くみられます。
こんなにも大麻への誤解があったなんて。
いま気づけたあなたは、きっと大丈夫。
正しい知識を身につけて将来の自分を守ろう!
出典元
- 厚生労働省 「薬物乱用防止に関する情報」 2021年12月2日 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index.html
- 厚生労働省「大麻等の薬物対策のあり方検討会」資料 https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-syokuhin_436610_00005.html
- 研究代表者 嶋根卓也 「薬物乱用・依存状況の実態把握と薬物依存症者の社会復帰に向けた支援に関する研究 令和元年度 総括・分担研究報告書 」, 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター, 2019年, P60/P71/P74
- 研究代表者 嶋根卓也 「一般用医薬品の適正使用の 一層の推進に向けた依存性の実態把握と 適切な販売のための研究 令和元年度 総括・分担報告書」, 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター, 2019年, P21
- World Health Organization 「Alcohol, Drugs and Addictive Behaviours Unit」 Cannabis 2021年12月2日
- Andrea Cipriani他 「Association of Cannabis Use in Adolescence and Risk of Depression, Anxiety, and Suicidality in Young Adulthood」, JAMA Psychiatry, 2019年2月
- 警察庁組織犯罪対策部 「令和2年における組織犯罪の情勢」, 警察庁組織犯罪対策部, 2021年4月, P35-57
- 警察庁薬物銃器対策課 「最近の薬物情勢について」 資料2警察における大麻事犯対策 2021年12月2日
- 総務庁 「薬物乱用問題に関するアンケート調査結果(要旨)(高校生、保護者、教員の意識調査)」 主な調査結果 2021年12月2日
- 公益財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センター 「薬物乱用防止のための基礎知識」 薬物乱用のきっかけ 2021年12月2日