B型肝炎・C型肝炎ウイルス検査受診の呼びかけ(血液凝固因子製剤納入先医療機関名等の公表について)
平成20年7月1日(火) 医薬食品局血液対策課
血友病以外の傷病で血液凝固因子製剤の投与を受けた可能性のあると思われる方は、一度血液検査を受けて下さい。
今般、これまでにウイルス検査を受診されていない方もいる可能性を考慮し、また、肝炎ウイルスの不活化が必ずしも十分ではなかった可能性のある一部の加熱製剤を血友病以外の患者に投与した可能性のある医療機関等についても、念のため、今回の公表の対象に含めることとし、再度、肝炎ウイルス検査の呼びかけを行うこととしました。
検査受診の呼びかけの対象者に該当する方で、これまでに肝炎ウイルス検査を受診されていない方については、保健所、医療機関等で肝炎ウイルス検査の受診をお勧めします。これらの肝炎ウイルス検査は、多くの保健所、市町村等で検査を無料で受診できるよう体制の整備に努めているほか、医療機関などでも受診することができます。
なお、C型肝炎については、肝炎ウイルスの除去を図るインターフェロン療法や肝細胞の破壊のスピードを抑える肝庇護療法といった治療法が発展しつつあります。早期発見・早期治療につなげるためにも、早期の検査受診が重要です。 また、念のためB型肝炎ウイルスの検査も受けることをお勧めいたします。
検査受診の呼びかけの対象者
【調査対象の血液凝固因子製剤を使用された可能性のある方】
公表医療機関で入院治療を受け、下記に該当された方
○新生児出血症(新生児メレナ、ビタミンK欠乏症等)等の病気で「血が止まりにくい」との指摘を受けた方
○肝硬変や劇症肝炎で入院し、出血が著しかった方
○食道静脈瘤の破裂や消化器系疾患により大量の吐下血があった方
○大量に出血するような手術を受けた方(出産時の大量出血も含む)
なお、今回の医療機関名等の公表については、企業各社からのデータに基づいて血液凝固因子製剤の納入先とされている医療機関等のリストを作成し、これらの納入先医療機関等にご協力いただくことにより、血友病以外の傷病で血液凝固因子製剤を投与した可能性がある医療機関等を特定・公表しております。企業各社が把握しているデータが完全ではないなどの理由により、今回公表された医療機関等以外でも血友病以外の傷病で血液凝固因子製剤が使用されていた可能性や、医療機関等における投与記録が残っていないなどの理由により、血友病のみに使用されていた医療機関等も含まれている可能性があります。
また、上記対象者以外の方でも、肝炎ウイルスに感染している場合がありますので、以下の【参考】に該当する方で、肝炎ウイルス検査を受けた経験のない方には、肝炎ウイルス検査の受診をおすすめします。
なお、過去に肝炎ウイルス検査を受診されている方は、検査受診後、新たに【参考】のような事由が生じていない限り、再度検査を受診する必要はありません。
【参考】以下のような方々は、C型肝炎ウイルス感染の可能性が一般より高いと考えられています。
○1992(平成4)年以前に輸血を受けた方
○大きな手術を受けた方
○長期に血液透析を受けている方
○フィブリノゲン製剤(フィブリン糊としての使用を含む)を投与された方
○臓器移植を受けた方
○薬物濫用者、入れ墨をしている方
○ボディピアスを施している方
○その他(過去に健康診断等で肝機能検査の異常を指摘されているにもかかわらず、その後肝炎の検査を実施していない方等)
※ 輸血などに用いる血液製剤は、様々な安全対策がとられてきており、感染症伝播のリスクを完全に排除できないものの、近年の製剤の安全性は格段に向上しております。
公表医療機関で入院治療を受け、下記に該当された方
○新生児出血症(新生児メレナ、ビタミンK欠乏症等)等の病気で「血が止まりにくい」との指摘を受けた方
○肝硬変や劇症肝炎で入院し、出血が著しかった方
○食道静脈瘤の破裂や消化器系疾患により大量の吐下血があった方
○大量に出血するような手術を受けた方(出産時の大量出血も含む)
なお、今回の医療機関名等の公表については、企業各社からのデータに基づいて血液凝固因子製剤の納入先とされている医療機関等のリストを作成し、これらの納入先医療機関等にご協力いただくことにより、血友病以外の傷病で血液凝固因子製剤を投与した可能性がある医療機関等を特定・公表しております。企業各社が把握しているデータが完全ではないなどの理由により、今回公表された医療機関等以外でも血友病以外の傷病で血液凝固因子製剤が使用されていた可能性や、医療機関等における投与記録が残っていないなどの理由により、血友病のみに使用されていた医療機関等も含まれている可能性があります。
また、上記対象者以外の方でも、肝炎ウイルスに感染している場合がありますので、以下の【参考】に該当する方で、肝炎ウイルス検査を受けた経験のない方には、肝炎ウイルス検査の受診をおすすめします。
なお、過去に肝炎ウイルス検査を受診されている方は、検査受診後、新たに【参考】のような事由が生じていない限り、再度検査を受診する必要はありません。
【参考】以下のような方々は、C型肝炎ウイルス感染の可能性が一般より高いと考えられています。
○1992(平成4)年以前に輸血を受けた方
○大きな手術を受けた方
○長期に血液透析を受けている方
○フィブリノゲン製剤(フィブリン糊としての使用を含む)を投与された方
○臓器移植を受けた方
○薬物濫用者、入れ墨をしている方
○ボディピアスを施している方
○その他(過去に健康診断等で肝機能検査の異常を指摘されているにもかかわらず、その後肝炎の検査を実施していない方等)
※ 輸血などに用いる血液製剤は、様々な安全対策がとられてきており、感染症伝播のリスクを完全に排除できないものの、近年の製剤の安全性は格段に向上しております。
公表医療機関等一覧
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※平成23年3月23日までに回答のあった医療機関等ごとの情報を掲載しております。
なお、前回更新時(2月25日)からリストに変更はありません。No. 都道府県名 No. 都道府県名 No. 都道府県名 No. 都道府県名 1 北海道
(PDF:65KB)14 神奈川県
(PDF:99KB)27 大阪府
(PDF:380KB)40 福岡県
(PDF:33KB)2 青森県
(PDF:40KB)15 新潟県
(PDF:52KB)28 兵庫県
(PDF:113KB)41 佐賀県
(PDF:38KB)3 岩手県
(PDF:41KB)16 富山県
(PDF:39KB)29 奈良県
(PDF:42KB)42 長崎県
(PDF:45KB)4 宮城県
(PDF:74KB)17 石川県
(PDF:41KB)30 和歌山県
(PDF:42KB)43 熊本県
(PDF:45KB)5 秋田県
(PDF:39KB)18 福井県
(PDF:36KB)31 鳥取県
(PDF:39KB)44 大分県
(PDF:44KB)6 山形県
(PDF:41KB)19 山梨県
(PDF:37KB)32 島根県
(PDF:39KB)45 宮崎県
(PDF:39KB)7 福島県
(PDF:49KB)20 長野県
(PDF:117KB)33 岡山県
(PDF:46KB)46 鹿児島県
(PDF:45KB)8 茨城県
(PDF:43KB)21 岐阜県
(PDF:47KB)34 広島県
(PDF:56KB)47 沖縄県
(PDF:40KB)9 栃木県
(PDF:38KB)22 静岡県
(PDF:156KB)35 山口県
(PDF:63KB)48 都道府県名不明
(PDF:45KB)10 群馬県
(PDF:41KB)23 愛知県
(PDF:146KB)36 徳島県
(PDF:59KB)49 (参考)二次卸等
(PDF:142KB)11 埼玉県
(PDF:90KB)24 三重県
(PDF:41KB)37 香川県
(PDF:36KB)50 (参考)全体版
(Excel:785KB)12 千葉県
(PDF:46KB)25 滋賀県
(PDF:122KB)38 愛媛県
(PDF:40KB)13 東京都
(PDF:128KB)26 京都府
(PDF:69KB)39 高知県
(PDF:39KB)
平成20年1月に公表した医療機関リストはこちらからご覧になれます。
平成20年1月17日非加熱血液凝固因子製剤納入先医療機関等一覧
平成13年の調査時に公表した医療機関リストはこちらからご覧になれます。
【パンフレット】「肝炎ウイルス検査のお知らせ」(PDF:266KB)
(参考) 新しい肝炎総合対策の推進