教えて!年金積立金運用 なぜ年金積立金の運用は必要なの?

Q1

 なぜ年金積立金の運用は必要なの?
 

 

A1

 公的年金は、現役世代から高齢者世代へ仕送りするという「世代間扶養」が基本です。しかし、この仕組みでは、急激な少子高齢化が進むと、支え手の減少から保険料収入が減り、高齢者の増加から給付が増えることになります。
 そこで、最終的な保険料水準を決めて、その負担の範囲内で給付を行うことを基本に、社会経済情勢の変動に応じて、給付水準が自動的に調整される仕組みが導入されています。
 年金積立金は、この仕組みの中で将来も一定の給付を確保するために、あらかじめ保険料の一部を給付に充てずに積み立てたものであり、年金給付に必要な収入の大部分は、保険料収入や税金によりまかなわれていますが、この年金積立金を運用して得られた収入も活用しつつ、安定的な年金給付を行っています。
 なお、年金積立金の運用は、長期的な観点から安全かつ効率的に行うこととされており、毎年度、長期的な運用利回りの実績が確保されているかを確認しています。
 

 

ページの先頭へ戻る

 

※年金積立金の役割につきましては「いっしょに検証!公的年金 第06話 積立金の役割」もご覧ください。

 

ページの先頭へ戻る


厚生労働省年金局 資金運用課

電話
代表:03-5253-1111、内線:3346