健康・医療ジフテリア
ジフテリアの予防にはワクチン(DPT-IPV、DPT、DT等)接種が有効です。
病気について
病気の概要
ジフテリアはジフテリア菌により発生する疾病です。その発生は最後に報告されたのが、1999年であり稀になりましたが、かつては年間8万人以上の患者が発生し、そのうち10%程度が亡くなっていた重要な病気です。
主に気道の分泌物によってうつり、喉などに感染して毒素を放出します。この毒素が心臓の筋肉や神経に作用することで、眼球や横隔膜(呼吸に必要な筋肉)などの麻痺、心不全等を来たして、重篤になる場合や亡くなってしまう場合があります。
※より詳しい情報については http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/411-diphteria-intro.html をご参照下さい。
ジフテリアの発生状況
2012年はジフテリア患者の発生はありませんでした。
※より詳しい情報については国立感染症研究所( http://www.nih.go.jp/niid/ja/all-surveillance/2085-idwr/ydata/3222-report-ja2011.html )をご参照下さい。
ジフテリアにかかった場合
ジフテリアにかかった場合、一般に10%程度の方が亡くなってしまうといわれています。また、特に5歳以下や40歳以上の年齢の場合は重くなりやすく、最大で20%の方が亡くなってしまうといわれています。
ワクチン接種の効果
ワクチン接種により、ジフテリアの罹患リスクを95%程度減らすことができると報告されています。
標準的なワクチン接種スケジュール
- 1期:初回接種については生後2ヵ月~12ヵ月の期間に20~56日までの間隔をおいて3回、追加接種については3回目の接種を行ってから6ヵ月以上の間隔(標準的には12ヵ月~18ヵ月の間隔)をおいて1回の接種を行います。
- ※1期に沈降ジフテリア破傷風混合トキソイドを使用する場合は、接種開始スケジュールが生後3月からとなります。
- 2期:11~12歳の期間に1回の接種を行います。
※より詳しい情報については国立感染症研究所( http://idsc.nih.go.jp/vaccine/dschedule.html )をご参照下さい。
定期の予防接種は、各市町村が実施主体となっていますので、お住まいの市町村での実施方法など、詳細については、市町村の予防接種担当課にお問い合わせください。
関連情報
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