薬剤耐性(AMR)対策について

不適切な抗微生物剤(抗菌薬(抗生物質及び合成抗菌剤を含む)等)の使用により、抗微生物剤が効かなくなる、あるいは効きにくくなることを「薬剤耐性(AMR: Antimicrobial Resistance)」といいます。このまま何も対策がとられないと、2050年には全世界でAMR関連の死亡者数は毎年1000万人に上り、がんによる死亡者数を上回ると言われています。薬剤耐性菌のまん延を防ぐには、国民の皆様の理解の増進が重要です。

薬剤耐性とは

薬剤耐性(AMR)の特徴について、わかりやすく解説しています。

広報誌『厚生労働』2024年11月号で薬剤耐性を特集しています

「かぜ」をテーマに、抗菌薬と薬剤耐性との関係について解説しています。

新着情報

「Nippon AMR One Health Report (NAOR) 2024」を掲載しました[4.7MB](令和7年4月18日掲載)new

「薬剤耐性(AMR)ワンヘルス動向調査年次報告書2024(サマリ版)」を掲載しました[2.5MB](令和7年3月31日掲載)

「Nippon AMR One Health Report (NAOR) 2024 Highlight」を掲載しました[2.0MB](令和7年3月31日掲載)

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する届出基準等の一部改正について[795KB](令和7年3月26日事務連絡)

「薬剤耐性(AMR)ワンヘルス動向調査年次報告書2024」を掲載しました[7.0MB](令和7年3月17日掲載)

多剤耐性で重篤な感染症を引き起こす恐れのあるカンジダ・アウリスの連絡体制(情報提供及び依頼)の改正について[672KB](令和7年1月30日改正 事務連絡)

注射用アビバクタムナトリウム・セフタジジム水和物(ザビセフタ配合点滴静注用)のカルバペネム耐性腸内細菌目細菌(CRE)感染症における適正使用について(依頼)[275KB](令和6年12月26日事務連絡)


カルバペネム耐性腸内細菌目細菌(CRE)感染症の治療薬(フェトロージャ点滴静注用1g)の適正使用に関するアンケート調査について(協力依頼)[128KB]
(令和6年9月17日事務連絡)

 


薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン

抗菌薬の不適切な使用を背景として、薬剤耐性菌が世界的に増加する一方、新たな抗菌薬の開発は減少傾向にあり、国際社会でも大きな課題となっています。
2015年5月の世界保健総会では、薬剤耐性(AMR)に関するグローバル・アクション・プランが採択され、加盟各国は2年以内に薬剤耐性に関する国家行動計画を策定することを求められました。
これを受け、厚生労働省において、薬剤耐性対策に関する包括的な取組について議論するとともに、「国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議」のもとに、「薬剤耐性に関する検討調整会議」を設置、関係省庁とも議論及び調整を行い、2016年4月5日、同関係閣僚会議において、我が国として初めてのアクションプランが決定されました。
今後、「適切な薬剤」を 「必要な場合に限り」、 「適切な量と期間」使用することを徹底するための国民運動を展開するなど、 本アクションプランに基づき関係省庁と連携し、 効果的な対策を推進していきます。

*AMR (Antimicrobial resistance)
※本ページに掲載しております薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2023-2027)について、一部誤りがございましたので、以下のとおり訂正いたします。
誤:Clostridium difficile(クロストリジウム・ディフィシル)
正:Clostridioides difficile(クロストリジオイデス・ディフィシル)
(該当箇所:6ページ目、35ページ目、74ページ目、75ページ目、94ページ目)

誤:pts 欠損
正:pstS 欠損
(該当箇所:54ページ目)

抗微生物薬適正使用の手引き

薬剤耐性(AMR)ワンヘルス動向調査

 
過去の動向調査

通知・事務連絡など

関連イベント

薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動

One Healthの取り組み

  • 2024年2月28日開催 AMR ワンヘルス東京会議 Tokyo AMR One Health Conference(第6回)

過去の取り組み

リンク

関連情報