人材育成事例135
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工業用プラスチック製品製造 |
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○経営理念
企業が成長して永続していくには、あるべき姿に向けた理性的な利益計画と、感情的な『お客様に喜んで頂ける喜び』『働く喜び』『創る喜び』『達成する喜び』などとの調和を図り、社員一人ひとりが、それぞれの分野においてプロフェッショナルとなり、お客様の要求を真に共有化して、質の高い提案活動、質の高い商品を提供することにより、社会に必要と認められる企業となって社会に貢献します。 ○品質方針 当社の専門分野において全ての従業員がプロ意識を持ち、顧客ニーズの三大要素(Q・C・D)を共有化し、お客様に満足していただけるように品質マネジメントシステムの有効性について継続的な改善を実施する。 ○背景と時期 1985年(昭和60年)、弊社 現代表取締役 飯島克文の就任に伴い、上記の経営理念を掲げ、その後ISO 9002(当時)を認証取得した、1999年(平成11年)頃から、取り組みが始まる。 特に直近の数年間は、その取り組みが更に進捗している。 |
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○支援の内容
社会人としての基礎形成としての、毎朝行う全員参加の挨拶訓練、持ち回りの1分間スピーチや、3S(整理整頓清掃)活動などを、継続的に行っている。 キャリア形成としての教育訓練については、全社教育と部門教育とに分け、 全社教育では、新入社員教育、ISO 9001 / 14001 関連、緊急事態対応はもとより、人権教育(差別問題、セクハラ、パワハラなど多岐にわたる)、生活指導(ワークライフバランス、ライフプラン)などを社内外講師により計画的、定期的に実施している。 専門教育では、実務に直結する技能教育を中心にOJT、または外部講習等への派遣により実施している。 また、個人を対象に、大手取引先からの紹介斡旋による、各種通信教育の受講も奨励している。 (教育訓練体系 、 全社教育計画書 、 教育・訓練実施記録様式 参照) ○従業員の反応、満足度 特に全社教育においては、通常の時間内研修以外にも、年4回の自由出席の研修会への参加率も高く、おおむね満足度は高いと思われる。 また、外部講師から、参加者についての積極性など受講態度についても、高評価を得ている。 ○効果、成果 教育の効果について、その現れとして顧客等からはおおむね好印象を持っていただく事ができている。 しかし、残念ながら、昨今の経済情勢や社会的風潮などもあり、人材の安定化には結びついておらず、今後、更に効果的な人材育成、キャリアアップに取り組みたいと考えている。 |
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特に若い人の「励み」や「やりがい」につながるような、業務に直結する公的資格及び能力検定の取得を奨励し、人事にも生かしていきたいが、弊社の業務(樹脂の圧空真空成形等)分野、特に、技術・技能系における資格や検定がほとんど見当たらない。 現在は社内資格について取り組みをしているが、レベルの維持安定など種々の問題もあり、今後改善策を見いだしていきたい。 |
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