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食中毒予防:有毒植物による食中毒に注意しましょう! 「採らない!」「食べない!」「売らない!」「人にあげない!」

春先から初夏にかけては、家庭菜園に精を出したり、山菜採りに行かれたりする方もいらっしゃるかもしれません。
観賞用植物や野草など私たちの身の回りにある植物には、有毒な成分を含むものがあります。
有毒な植物の中には食べられる植物にそっくりなものもあるため、食用の植物と誤って食べてしまい、食中毒になる事例が毎年確認されています。
「有毒植物」の誤食を防ぎましょう
・その植物、有毒かもしれません
野菜や山菜などの食べられる植物によく似た有毒植物をいくつかご紹介します。
まず、グロリオサの根は、ヤマイモにそっくりです。グロリオサは赤と黄色の少し変わった形の花を咲かせる観賞用植物です。
根をヤマイモと間違えて食べて、食中毒になった事例が報告されています。

観賞用植物のイヌサフランも、葉や球根がさまざまな植物に似ているので注意が必要です。
春は葉をギョウジャニンニクやギボウシ、山菜などと間違える食中毒が起こりやすく、
秋になると球根が出回るので、ニンニクやタマネギ、ジャガイモなどと間違えられることが多いです。

スイセンとスノーフレーク(スズランスイセン)も誤食を起こしやすい植物の代表です。
間違いやすい植物として、ニラやノビル、タマネギなどがあります。


「採らない!」「食べない!」「売らない!」「人にあげない!」
有毒植物を誤って食べないようにするためには、どうすればいいのでしょうか。
ポイントは、間違いなく食用だと判断できない植物は、絶対に「採らない!」「食べない!」「売らない!」「人にあげない!」の4つです。
・有毒植物を「採らない!」
・観賞用植物は畑や菜園から離れた場所で明確に区分けして栽培する。
・何を栽培しているのかすぐに分かるように、植物の種類や名前を書いた札を立てる。
・庭や畑に何かを植えたら、家族にも伝える。
などが大切です。
食用として植えた覚えのない植物にも気をつけてください。
植えた覚えがなくても、種がどこからか飛んできたり、以前に植えたものが再び生えてくることもあります。
過去に、自宅の庭に生えていた植物の球根をミョウガだと思って食べたところ、腹痛や嘔吐など食中毒の症状が出て病院に搬送され、食べ残りを鑑定したところ、この球根はイヌサフランの球根だった、という食中毒の事例もありました。
植えた覚えのないものは、絶対に採らないよう気をつけてください。
また、山菜に混じって有毒植物が生えていることがあります。
山菜狩りなどをするときは、1本1本よく確認して採り、調理前にもう一度確認しましょう。
・有毒植物を「食べない!」
有毒植物には、香りが違ったり、あるはずの粘りがなかったり、強い苦みやえぐみがあるものがあります。
見分けに迷ったとき、少しでもおかしいと思ったときは、食べないでください。
また、子どもや認知機能の低下している方が誤って口にしてしまわないように、観賞用植物を簡単に手の届く範囲で栽培しない、球根を放置しないことも重要です。
有毒植物の中にはイヌサフランのように、球根がタマネギやジャガイモによく似たものもあります。
・「売らない!」「人にあげない!」
例えば、山でニラと間違ってスイセンを採取し、直売所でニラとして販売。これを購入して食べた人が食中毒になってしまった。
自宅の畑で栽培していたスイセンの葉をニラと勘違いして調理し、人に提供したところ、食べた人が嘔吐や下痢などの食中毒症状を訴えた。
というようなことがありました。
確実に食べられる植物と判断できないものは、売ったり、人にあげたりしないようにしましょう。野草などを食べて体調が悪くなったら、すぐに医師の診察を受けてください。
参考
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/yuudoku/index.html
2 自然毒のリスクプロファイル(厚生労働省ウェブサイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/poison/index.html
3 有毒植物(グロリオサ)の誤食による食中毒について(高知市公式ウェブサイト)
https://www.city.kochi.kochi.jp/soshiki/36/syokuhin-guro.html




