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公的年金財政状況報告-令和5(2023)年度-
令和7年3月27日
年金局総務課 首席年金数理官室
代表番号03-5253-1111(内線3382)
令和5年度公的年金財政状況報告のポイントについて
「公的年金財政状況報告」は、社会保障審議会年金数理部会が、公的年金の毎年度の財政状況について、公的年金の各制度・各実施機関からの報告に基づき、専門的な観点から横断的に分析・評価を行った結果をとりまとめたもの。 |
1.公的年金の収支状況 (報告書170~175頁参照)
公的年金制度全体でみると、令和5(2023)年度は、運用損益分を除いた収入総額54.4兆円、支出総額54.5兆円であったことから、運用損益分を除いた単年度収支残は0.1兆円のマイナス。また、時価ベースの運用損益は53.6兆円のプラス。 その結果、時価ベースの年度末積立金は前年度に比べ53.5兆円増加し、304.0兆円。
2.公的年金の財政状況の評価 (報告書294、295頁参照)
令和5(2023)年度までの実績と令和元(2019)年財政検証の前提や将来見通しを比較するだけではなく、長期的な財政の均衡の観点から評価。
○ 国民年金第1号被保険者数は財政検証の見通しを下回り、厚生年金被保険者数は上回る状況が続いていること、令和5(2023)年度は高い運用収益となった結果、積立金の実績が将来見通しを上回っていること、令和5(2023)年における65歳の平均余命は、平成29(2017)年推計注における死亡高位の仮定値を下回っていることが確認された。また、令和5(2023)年度は、マクロ経済スライドによる給付水準調整が行われたことにより、年金財政にプラスの効果をもたらしたことに加えて、実質賃金の伸びがプラスになったことにより、平成12(2000)年改正で既裁定年金の物価スライドが導入されて以降初めて、賃金の伸びが既裁定年金の伸びを上回ったことが確認された。 |
※ 公的年金財政における長期的な財政の均衡は、将来の保険料収入、国庫負担と現在保有する積立金をあわせた財源の全体と、将来の年金給付の全体で図られている。
PDF及びExcelファイル
公的年金財政状況報告-令和5(2023)年度-
報告書
- 表紙、委員名簿[PDF形式:64KB]
- 目次[PDF形式:92KB]
- ポイント[PDF形式:165KB]
- 概要[PDF形式:1.3MB]
- 第1章[PDF形式:1.2MB]
- 第2章[PDF形式:1.9MB]
- 第3章[PDF形式:1.7MB]
- 付属資料[PDF形式:826KB]
長期時系列表等
参考資料等
(参考)令和5年度財政状況-厚生年金保険(第1号)-[144KB]
(参考)令和5年度財政状況-国家公務員共済組合-[169KB]
(参考)令和5年度財政状況-地方公務員共済組合-[155KB]
(参考)令和5年度財政状況-私立学校教職員共済制度-[155KB]
(参考)令和5年度財政状況-国民年金・基礎年金制度-[154KB]
(参考)令和5年度実績と財政検証における将来見通しとの比較[169KB]
(英訳・ポイント)Annual Actuarial Report on the Public Pension Plans in Japan Fiscal year 2023 Key Points(準備中)
(英訳・概要)Annual Actuarial Report on the Public Pension Plans in Japan Fiscal year 2023 Overview(準備中)