ポリオ(急性灰白髄炎)
ポリオ(急性灰白髄炎)とは
主な症状
感染者のうち90~95%が症状のない不顕性感染となり、4~8%に風邪のような症状がおきます。
1~2%は、首や背部の硬直と頭痛といった無菌性髄膜炎になる場合もあります。
0.1~2%では、四肢の非対称性の弛緩性麻痺を特徴とする麻痺型ポリオを発症します。
感染経路
主に経口感染します。
感染者の便には3~6週間ウイルスが排出され、手指等を介して糞口感染します。
症状出現後1~2週間程度は咽頭にもウイルスが検出されるため飛沫・接触感染を起こすこともあります。
治療方法
特異的な治療法はなく、対症療法が中心となります。
予防と対策
ポリオの予防には、ワクチンの接種が有効です。
ワクチン情報については、下記のページをご覧ください。
発生状況
1980年の1例を最後に、国内でのポリオ(急性灰白髄炎)の新たな患者は発生しておりません。
医療機関・自治体のみなさま
世界的なポリオ根絶に向けた不必要なポリオウイルス(2型)の廃棄について(周知及び協力依頼)[170KB]
世界的なポリオ根絶に向けた、不必要なポリオウイルス(1型及び3型)の廃棄について(周知及び協力依頼)[169KB]
2021年9月30日
「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第12 条第1項及び第14 条第2項に基づく届出の基準等について」の一部改正に伴う検査検体の送付について[249KB]
2018年4月10日
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則の一部を改正する省令の施行に伴う各種改正について[559KB]
2015年12月11日
世界的なポリオ根絶に向けた、不必要なポリオウイルスの廃棄について(周知及び協力依頼)
※2024年8月22日付けの不必要なポリオウイルス(2型)の廃棄通知発出に伴い、廃止
感染症法に基づく医師の届出のお願い
ポリオは全数報告対象(2類感染症)であり、全ての医師の方は、対象の感染症の診断を行った際に、届出様式により最寄りの保健所に届け出てください。
医師の届出に関してはこちらをご参照ください。
感染症法に基づく医師の届出のお願い
ポリオに関する届出基準についてはこちらをご参照ください。
届出基準・届出様式(ポリオ)
都道府県により届出様式が異なる場合がありますので、最寄りの保健所にご確認ください。
関連情報
急性弛緩性麻痺(Acute Flaccid Paralysis 以下AFP)
WHOは、ポリオ対策の観点から、各国でAFP を発症した15歳未満の患者を把握し、当該患者に対してポリオにり患しているか否かの検査(以下「ポリオウイルス検査」という。)を実施し、ポリオが発生していないことを確認するよう求めています。
AFPは、脊髄・末梢神経・神経筋接合部・筋肉のいずれか、またはそのいくつかに病変を有し、急性的に弛緩性の運動麻痺を呈する疾患の総称です。
AFPの原因としてはギラン・バレー症候群、重症筋無力症、急性横断性脊髄炎、急性弛緩性脊髄炎、急性脳脊髄炎、急性脊髄炎、Hopkins 症候群などがありますが、感染症においてAFPの原因として考えられるのは、ポリオ、エンテロウイルスA71感染症、エンテロウイルスD68感染症、コクサッキーB群ウイルス感染症、エコーウイルス感染症、ボツリヌス症、狂犬病、ヘルペスウイルス感染症、日本脳炎、ウエストナイルウイルス感染症、アデノウイルス感染症、ライム病、ジフテリア等があります。
AFP を発症した15 歳未満の患者に対してポリオウイルス検査が確実に実施されることを担保するため、AFP(ポリオを除く。)を感染症法上の五類感染症に位置付けるとともに、医師がAFP を発症した15 歳未満の患者を診断したときは、最寄りの保健所長を経由して都道府県知事等に届け出ることとされています。


