OECD保健大臣会合

 第4回OECD(経済協力開発機構)保健大臣会合が開催され、濵地厚生労働副大臣が出席しました。

■開催日時 令和6(2024)年1月23日(火)
■開催場所 フランス(パリ)

 OECDでは、保健医療分野の問題について議論するため、概ね5~6年おきに保健大臣会合を開催しています。

 今回の会合では「より強靱な保健システムのためのより良い政策」をテーマに議論が行われ、会合の成果として閣僚声明が取りまとめられました。

 この会合で、濵地厚生労働副大臣は、保健システム強靱化のための健康危機の予防、備えと対応、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)(※1)達成の重要性、医療保険制度の持続可能性を高めるための日本の取り組みについて発言したほか、公衆衛生上の脅威である薬剤耐性(AMR)対策(※2)に関する日本の取り組みを紹介しました。また、会合前日に開催されたハイレベル政策フォーラムにも出席し、UHC推進に向けた国際貢献について発言を行いました。

 そのほか、武内良樹OECD事務次長、ステファン・ルーカス カナダ保健副大臣ほかと会談を行い、今後の協力関係などについて意見交換を行うとともに、パスツール研究所や、ミリアド社、フランス共和国労働・保健・連帯省を訪問し、フランスの創薬の状況などについて意見交換を行いました。
  • ※1ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(Universal Health Coverage(UHC))
    全ての人が、適切な健康増進、予防、治療、機能回復に関するサービスを、支払い可能な費用で受けられる状態
  • ※2薬剤耐性(Antimicrobial Resistance(AMR))
    抗微生物薬の不適切な使用を続けることなどにより、微生物に対して薬が効かなくなること
    薬剤耐性(AMR)対策について

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