ダニ媒介脳炎について

ダニ媒介脳炎は、ウイルスを保有するマダニに刺咬されることによって感染する疾患で、中央ヨーロッパダニ媒介脳炎とロシア春夏脳炎の二型に分けられます。
日本では1993年以降、北海道において発生が確認されています。

1 ダニ媒介脳炎

ダニ媒介脳炎とは?

1 病原体

フラビウイルス科フラビウイルス属に属するダニ媒介脳炎ウイルス

2 感染経路

ヒトへの感染は主にマダニの刺咬によるが、ヤギの乳の飲用によることもある。

3 潜伏期

7~14日

4 治療と診断

  • (1)臨床症状:
    中央ヨーロッパ型では、発熱、筋肉痛などのインフルエンザ様症状が出現し、2~4日間続く。症例の三分の一では、その後数日経って第II期に入り、髄膜脳炎を生じて痙攣、眩暈、知覚異常などを呈する。致死率は1~2%であるが、神経学的後遺症が10~20%にみられる。
    ロシア春夏脳炎では、突然に高度の頭痛、発熱、悪心、羞明などで発症し、その後順調に回復する例もあるが、他では髄膜脳炎に進展し、項部硬直、痙攣、精神症状、頚部や上肢の弛緩性麻痺などがみられる。致死率は20%に上り、生残者の30~40%では神経学的後遺症を来たす。
  • (2)診断:血液、髄液から病原体の検出や病原体遺伝子の検出、血清から抗体の検出
  • (3)治療:対症療法

2 Q&A

3 自治体、医療機関向けの情報

4 関連情報