健康・医療鳥インフルエンザA(H7N9)について
2013年3月以降、中国において患者が報告されています。多くの患者が直接的又は間接的に家きん等との接触があったことが報告されています。また、これまでのところ、ヒトからヒトへの持続的な感染は確認されておりません。
1.鳥インフルエンザA(H7N9)について
1 病原体
A型インフルエンザウイルス( H7N9 亜型)
2 感染動物
鳥類(主に水禽類)
3 感染経路
ヒトは、 感染した家きんやその排泄物、死体、臓器など に濃厚に接触することによってまれに感染することがあります。日本では発症したヒトは確認されていません。 また、 これまでのところ、ヒトからヒトへの持続的な感染は確認されておりません。
4 世界での発生状況
鳥類では中国及び香港において感染が確認され、ヒトでの症例は中国において報告されています。
※2020年以降人での発生報告なし(2022年5月6日現在)
5 潜伏期
1~10日(多くは2~5日)
6 診断と治療
(1) 臨床症状:
高熱と急性呼吸器症状を特徴とする。下気道症状を併発し、重症の肺炎が見られることがある。呼吸不全が進行した例ではびまん性のスリガラス様陰影が両肺に認められ、急速に急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の症状を呈する。二次感染、脳症、横紋筋融解症に進展した報告がある。
発症から死亡までの中央値は11日(四分位範囲7~20日)であり、進行性の呼吸不全等による死亡が多い。
(2) 病原体診断
(3) 治療:タミフル等を用いた治療を検討
7 発症予防
鳥との接触を避け、むやみに触らない。
生きた鳥が売られている市場や養鶏場にむやみに近寄らない。
手洗いの励行(特に発生国では徹底してください)。
2.Q&A
3.自治体、医療機関向けの情報
4.検疫所向けの情報
2017年11月2日掲載 | 【事務連絡】鳥インフルエンザA(H7N9)のリスクアセスメントについて |
2017年8月31日掲載 | 【事務連絡】鳥インフルエンザA(H7N9)のリスクアセスメントについて |
2017年3月27日掲載 | 【事務連絡】鳥インフルエンザA(H7N9)のリスクアセスメントについて |
2017年2月09日掲載 | 【事務連絡】鳥インフルエンザA(H7N9)のリスクアセスメントについて |
2013年5月10日掲載 | 【事務連絡】鳥インフルエンザA(H7N9)における検疫対応について |
2013年5月2日掲載 | 【事務連絡】鳥インフルエンザA(H7N9)に関する検疫所の対応について(対応フロー及び中国からの帰国者・旅行者等に対する注意喚起) |
2013年4月26日掲載 | 【通知】検疫法第2条第3号に規定する検疫感染症のうち鳥インフルエンザA(H5N1又はH7N9)の流行国について |
2013年4月26日掲載 | 【通知】 「鳥インフルエンザ(H5N1)における検疫対応について」の一部改正について |
2013年4月4日掲載 | 【事務連絡】中国における鳥インフルエンザA(H7N9)の患者に対する検疫対応について ※平成25年5月6日付けで廃止 |