健康・医療入国時感染症ゲノムサーベイランス

入国時感染症ゲノムサーベイランス

入国時感染症ゲノムサーベイランスの概要

2023年5月8日から検疫所では入国時感染症ゲノムサーベイランスを行っています。

  • 海外から流入する感染症を把握することを目的としています。
  • 5空港(成田・羽田・中部・関西・福岡空港)において、有症状者を対象に検体採取を行います。
  • 発熱・咳等の有症状者のうち、調査協力いただける方について鼻腔ぬぐい液を採取します。
  • 協力者の行動歴、症状等の確認を行います。
  • 採取した検体は民間検査会社にて、呼吸器感染症を引き起こす主なウイルスや細菌の病原体遺伝子を網羅的に検出できるPCR検査を実施した後、国立感染症研究所にて、新型コロナウイルス及びインフルエンザウイルスのゲノム解析等を行います。

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入国時感染症ゲノムサーベイランスの結果

2025年度

2023年度、2024年度分についてはこちら

検疫|水際対策|厚生労働省|日本政府

結果についての補足

  • 本調査で検出可能な感染症(病原体遺伝子)は「入国時感染症ゲノムサーベイランスで検出可能な病原体」をご確認ください。
  • 一つの検体から複数の病原体が確認される場合があります。
  • 本調査において検出された病原体は、被検者に常在する病原体の可能性もあり、症状を引き起こしている病原体とは必ずしも一致しません。
  • 新型コロナウイルスのゲノム解析におけるPANGO系統の判定はNextclade及びPangolinを用いて解析を行い、両方で適正に判定された検体を最終判定に資する対象としており、判定不能となった検体については「ND」(Not Determined)と表記しています。
  • Nextclade及びPangolinの判定プログラムは随時更新されていることから、後日系統分類が変更される可能性があります。
  • インフルエンザウイルスのゲノム解析における亜型・系統の判定は、NGS解析を行って亜型・系統を同定できなかった検体については「ND」(Not Determined)と表記しています。
  • 個別の結果についての問い合わせには対応していません。

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入国時感染症ゲノムサーベイランスで検出可能な病原体

調査で検出可能な病原体遺伝子は以下のとおりです。

  • 新型コロナウイルス
  • アデノウイルス
  • コロナウイルス(229E、HKU1、OC43、NL63)
  • ヒト・メタニューモウイルス
  • ライノウイルス/エンテロウイルス
  • インフルエンザウイルスA
  • インフルエンザウイルスA(A-H1-2009、A/H1、A/H3)
  • インフルエンザウイルスB
  • パラインフルエンザウイルス(1~4)
  • RSウイルス
  • 百日咳菌(Bordetella pertussis)
  • パラ百日咳菌(Bordetella parapertussis)
  • クラミジア・ニューモニエ(Chlamydophila pneumoniae)
  • マイコプラズマ・ニューモニエ(Mycoplasma pneumoniae)

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