【照会先】

厚生労働省
健康局 結核感染症課
感染症情報管理室長 梅田 浩史
       係長 山田 大悟
(代表電話) 03(5253)1111

報道関係者各位

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年11月26日版)

11月26日現在の新型コロナウイルス感染症に関する状況及び厚生労働省の対応についてお知らせします。

国内での新型コロナウイルス感染症の感染者は137,261例、死亡者は2,022名となりました。
また、入院治療等を要する者は18,692名、退院又は療養解除となった者は116,378名となりました。

1.国内の状況について
11月26日0:00現在、検査陽性者137,261例が確認されている。
・検査陽性者(国内事例135,787例、チャーター便帰国者事例15例、空港検疫1,459例)
(括弧内は前日比)
※1:チャーター便を除く国内事例については、令和2年5月8日公表分から(退院者及び死亡者については令和2年4月21日公表分から)、データソースを従来の厚生労働省が把握した個票を積み上げたものから、各自治体がウェブサイトで公表している数等を積み上げたものに変更した。
※2:新規陽性者数は、各自治体がプレスリリースしている個別の事例数(再陽性例を含む)を積み上げて算出したものであり、前日の総数からの増減とは異なる場合がある。
※3:一部自治体については件数を計上しているため、実際の人数より過大となっている。件数ベースでウェブ掲載している自治体については、前日比の算出にあたって件数ベースの差分としている。前日の検査実施人数が確認できない場合については最終公表時点の数値との差分を計上している。
※4:PCR検査陽性者数から入院治療等を要する者の数、退院又は療養解除となった者の数、死亡者の数を減じて厚生労働省において算出したもの。なお、療養解除後に再入院した者を陽性者数として改めて計上していない県があるため、合計は一致しない。
※5:国内事例には、空港検疫にて陽性が確認された事例を国内事例としても公表している自治体の当該事例数は含まれていない。
※6:一部の都道府県においては、重症者数については、都道府県独自の基準に則って発表された数値を用いて計算しており、集中治療室(ICU)等での管理が必要な患者は含まれていない。
※7:空港検疫については、7月29日から順次、抗原定量検査を実施しているため、同検査の件数を含む。
※8:入院治療等を要する者の差し引きについて誤りがあったことから下記のように修正した。
(当初、国内事例(チャーター便帰国者を除く)について増加分を139名として計上していたが、集計の誤りが判明したことから177名に修正した。そのため、合計についても137名から175名に修正している。)

【PCR検査の実施件数】
2月18日~11月24日までの国内(国立感染症研究所、検疫所、地方衛生研究所・保健所等)におけるPCR検査の実施件数は、3,855,054件※1、2

国内における新型コロナウイルスに係るPCR検査の1日あたりの最大能力※2(11月24日時点)

※1:上記の数値は暫定値であり、変更される可能性がある。
※2:検疫所分は抗原定量検査の件数であり、最大能力には含めず、括弧書きで別掲している。
詳細は下記「国内における新型コロナウイルスに係るPCR検査の実施状況」参照。

【PCR検査に関する参考資料】
国内における都道府県別のPCR検査陽性者数(2020年11月26日掲載分)
国内における新型コロナウイルスに係るPCR検査の実施状況(2020年11月26日掲載分)
新型コロナウイルスのPCR検査総実施件数(都道府県別 ※地方衛生研究所・保健所からの回答を集計)(2020年11月26日掲載分)

国内事例:検査陽性者:135,787名 ※【詳細は「別紙1」参照】
【別紙1】各都道府県の検査陽性者の状況(空港検疫、チャーター便案件を除く国内事例)

(2)空港検疫に係る発生状況
 空港検疫での陽性者の国籍内訳:
(3月)日本国籍60名、外国籍6名。合計66名。
(4月)日本国籍68名、外国籍12名。合計80名。
(5月)日本国籍19名、外国籍26名。合計45名。
(6月)日本国籍31名、外国籍93名。合計124名。
(7月)日本国籍58名、外国籍219名。合計277名。
(8月)日本国籍77名、外国籍120名。合計197名。
(9月)日本国籍69名、外国籍104名。合計173名。
(10月)日本国籍75名、外国籍142名。合計217名。

(3)チャーター便帰国者に係る発生状況
 (水際対策で確認された事例:武漢市からのチャーター便帰国者)
・PCR検査陽性者15名(全員退院)。
・濃厚接触者全員の健康観察終了。


2.クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」について

2月3日に横浜港に到着したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」については、海上において検疫を実施し、3月1日にすべての乗客、乗員の下船が完了しました。
(※)なお、本件については、WHOの各国の発生状況の報告において、日本国内の発生件数とは別個(その他)の件数として取り扱われています。

3月15日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客のうち、船内で14日間の健康観察期間が終了し2月19日から23日にかけて順次下船した計1,011人の方への健康フォローアップが終了しました。

【11月26日0時時点の状況について】

※1 那覇港出港時点の人数。うち日本国籍の者1,341人
※2 船会社の医療スタッフとして途中乗船し、PCR陽性となった1名は含めず、チャーター便で帰国した40名を含む。国内事例同様入院後に有症状となった者は無症状病原体保有者数から除いている。
※3 退院等している者659名のうち有症状364名、無症状295名。チャーター便で帰国した者を除く。
※4 37名が重症から軽~中等症へ改善(うち37名は退院)
※5 この他にチャーター便で帰国後、3月1日に死亡したとオーストラリア政府が発表した1名がいる。
※6 新型コロナウイルス関連疾患が軽快後、他疾患により重症の者が1名いる。


3.国民の皆様へのメッセージ
 今後とも発生状況を注視し、各関係機関と密に連携しながら、迅速で正確な情報提供に努めてまいります。国民の皆様におかれましては、マスクの着用や手洗いの徹底などの通常の感染症対策に努めていただくようお願いいたします。
 厚生労働省のこれまでの対応については、別添1をご参照ください。

 

冬のコロナ対策へのご協力をお願いします!


いつも感染予防ありがとうございます。

会食の際は「静かなマスク会食」をお願いいたします。
マスクの着用・3密の回避・手洗い・消毒など、基本的な対策の徹底、
会話の際にはいつでもマスク をつけて、会食の際は「静かなマスク会食」をお願いします。


また、会食の際の注意点をまとめたチラシを作成しました。


※ダウンロードや印刷が可能です。

是非、周りの方にもお知らせください。

感染リスクが高まる『5つの場面』」にもある懇親会や飲食の場面では、是非ご協力のほどよろしくお願いいたします。
 
◆感染リスクが高まる「5つの場面」
場面1.飲食を伴う懇親会等
場面2.大人数や長時間におよぶ飲食
場面3.マスクなしでの会話
場面4.狭い空間での共同生活
場面5.居場所の切り替わり
飲酒を伴う会食では、1.少人数・短時間で、2.なるべく普段一緒にいる人と、3.深酒・はしご酒などはひかえ、適度な酒量でお願いします。
また、
・取箸は使い回さずに最初に取り分ける
・参加者同士は、正面や真横はなるべく避け斜め向かいに座る
 ような工夫をしましょう。会話する時はなるべくマスクを着用する、体調が悪い人は参加しない、といった基本を守ることも大事です。
 幹事の方は、換気が適切になされているなどの工夫をしている、ガイドラインを遵守したお店(※)を選ぶようにしましょう。
(※)各店舗のガイドラインの遵守状況や感染対策は、店頭に明示、もしくは予約サイトに掲載されています。ガイドラインの中でも、特に斜め向かいに座る、隣との距離をあけるなど、席の配置が重要です。
 
 なお、懇親会の盛り上がり過ぎによって生じる大声や、長時間の飲酒、はしご酒などは、参加者一人ひとりが気を付けていただくことが大事です。例えば、幹事の方、上司の方、盛り上げ役の方などにも、配慮をいただくなど、皆様のご協力をお願いいたします。