人材育成事例108
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主な事業内容:総合食料品、日用品雑貨販売のスーパーマーケット 当社は明治20年に創業し、昭和35年に広島で最初のスーパーマーケットを開業しました。 これまで常に「食」を本業とし、地域に密着した店を展開しています。 もっと「食」にこだわり、「安心・安全」にこだわり、サービスにこだわった魅力ある店づくりを目指して、全従業員が創業の精神である「正直な商売」に徹するとともに、「進取の気性」を大切に、自己革新、企業革新を進めて参ります。 (株式会社フレスタ ウェブサイト) |
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1.企業理念
私たちは、お客さまの笑顔を原点に、信頼される品質と安心を提供し、食から広がる豊かで快適な「暮らし」の創造提案企業を目指します。 定義:私たちが商売をしている原点は、お客さまのご満足のためです。常にお客さまに喜んで頂くために、信頼できる商品と人に磨きをかけ、その食べ方や用途をやさしく、親切にご提案することにより、お客さまの「ライフスタイル」(心も身体)を豊かに潤すことのできる企業を目指します。
また、私たちの商売の原点は「食」ですが、「食」を中心としながらもそこから広がりのある「暮らし」に関しても創造提案し、心地良い生活のお手伝いをさせて頂きます。 そして、最終的には、創造力と先進性をもって、お客さまへの喜びを創り出すという使命感をもった、人間的に素晴らしい「人財」を育てることを企業の最終目的とします。 2.行動規範 創業の精神である「正直な商売」を実践することを目的に、社名の頭文字をとったそれぞれの英単語から連想される言葉が、「企業理念」をめざす私たちの指針である。 Friendly:心から親切なサービスを提供します。
Relation:信頼関係を築くため誠実に行動します。 Ecology :人と地球にやさしい地域づくりに貢献します。 Safety :安全で安心な食生活を約束します。 Tasty :美味しさを追求する食のプロになります。 Amenity :快適な売場と職場環境を創ります。 3.人材育成方針 「自律した人材の育成」 お客様満足の向上のために、自ら考え、行動できる人材の育成。 4.求める人材像 (1)人を喜ばせるために挑戦し続けられる行動力 組織の目標、自分の役割を理解し、周囲の人々とコミュニケーションをとりながら目標達成のためにやり抜くことができる人材。 食のプロフェッショナルとして、安全・安心な食生活、豊かな食生活の提案を行なうことができる商品知識と創造力を有する人材。 時代の変化、お客様の変化、自分自身の環境の変化の中で、問題発見・解決への柔軟な対応と戦略の実行・実現ができる人材。 |
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1.「人が財産」 従業員の個性と能力が発揮できる環境づくり
正社員のみならずスマイル社員(フレスタでのパート社員呼称)も含めた全従業員に対して能力開発のための集合研修受講(Off-JT年間研修計画を作成)や通信教育を利用した自己啓発の推進を行なっている。 a.「階層別昇格研修」 :昇格候補者が対象。(別紙1参照)
b.「オープン研修各種」:全従業員(スマイル社員を含む)受講可能。(別紙1参照) c.「通信教育」 :全従業員(スマイル社員を含む)利用可能。修了者は受講費半額会社が負担。 2.「教学する組織」 教えながら学び、学びながら教える風土の醸成 職務能力評価制度、目標管理制度を基に、必要な能力の開発をOJTを中心に行なう。 (1)「職務能力評価制度」 スマイル社員の評価制度。各部門ごとに必要なスキルを評価項目として設定している。 半期ごとに評価を実施。現在身につけているスキルとレベル感、これから身につけていくスキルを明確にする。 また、その結果を受けてOJTコミュニケーションシートを作成し、目標設定と育成計画を作成している。スマイル社員本人へフィードバックしている。(別紙2参照) 評価時の目標設定と育成計画に沿って上司がOJTを実施する。スキルの向上を図るとともにその能力評価結果は賃金とも連動し、スマイル社員のモチベーションにつながっている。 (2)「目標管理制度」 主に正社員の評価として導入している。経営方針から各事業所ごとに落とし込んだ目標に対して、個々の職務・職位、本人の能力に応じて上司と共に目標を設定している。 半期ごとに目標の達成度合いと今後の課題を把握し、次期目標設定と実行につなげるサイクルをまわすことで、個々の能力の伸長と目標達成をめざす。 (3)「ブラザー&シスター制度」 正社員として新規に入社する社員一人ひとりに対して先輩社員がメンターとなって指導・育成を行なう制度である。 ビジネスマナーや会社の理念、メンタル面での相談役としてメンターが新入社員をサポートするとともに、その指導を通じてメンター自身の成長にもつながっている。 |
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1.管理職、部門責任者などの指導力の向上
評価も含めた部下の指導・育成に対する重要度を理解し、部下にあった指導・育成ができる力を伸ばすこと。それが従業員の力量向上につながる。 2.職務能力評価制度の評価精度向上によるスマイル社員の育成 a.必要なスキルとその評価基準をより明確にすること。 b.「評価者の評価精度を高めることで、スマイル社員の力量向上を促進し、モチベーションアップ⇒作業効率・質の向上⇒お客様満足度の向上につなげること。
3.技能検定制度策定による技術力の向上 実務における技術力の習得・向上のためにも、技術力を測る物差しとなる技能検定策定が課題である。 |
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