人材育成事例102
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明治21年手すき和紙の産地問屋として創業。平成25年に創立125周年を迎えた老舗企業である。戦後個人経営から株式会社に改組。紙製品特に封筒・祝儀用品の一環生産を行ない、祝儀袋のシェアは全国トップである。 近年は日用紙製品に加えて、食品パッケージ、機能性フィルム包材、半導体用導電性包装資材などの化成品製造で、産業用包装資材メーカーに変貌している。 注目すべきは、地域社会の一員としてさまざまな社会貢献活動を実践していることである。 このCSR活動は環境保全から障害者支援など多岐にわたるが、特に次の障害者支援の取り組みを紹介する。 (1)外注工程の一部を近隣の障害者施設に依頼し技術指導を行なっている
(2)障害者雇用の積極的な取り組みで、平成22年度優秀勤労障害者として2名が表彰されている。 (株式会社マルアイ ウェブサイト) |
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学ぶ・考える社風の中で、社員みんなで前向きに成長し、会社もまた成長する。 |
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主なキャリア形成支援は次の通り (添付 研修スケジュール表 参照) 新入社員から中堅社員(40歳前半まで)のスキルアップ中心の構成である。 (1)新入社員:自創経営研修(※仕事に対する姿勢)勉強会(毎月1回、1年間実施)
・入社時研修後OJT担当者を交えて、仕事に対する姿勢、コミュニケーションを学ぶ (2)生産部門:生産改善研修 (毎月2.5回実施)
・MCI活動〈マルアイカルチャーイノベーション活動〉の一環、原価低減目標を主軸とした研修 (3)リーダーシップ研修 (年間数回実施)
・中堅社員の役割、コミュニケーション、部下育成と仕事の考え方、問題解決と職場改善など (4)営業職研修 (年間数回実施)
・人間力・交渉力、提案型営業の行動鉄則 ●キャリア・マネジメント制度 企業の持続的発展には、特に新入社員から中堅社員(40歳前半まで)のスキルアップが不可欠であるとの観点から創設。 40歳未満の社員を対象にキャリアアップシートをもとに面談を行ない、自己理解・キャリアプランなどを支援する。 |
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キャリア・マネジメント制度を効果的に機能させるには、継続的な体制作りが不可欠である。加えて全社的なキャリア意識の浸透、面談者のスキルアップなどが今後の課題である。 |
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