職業能力開発計画事例184

 
 
 
 
    (株)日本福祉会
 
 
 
 
 
情報掲載年度 2015年度
情報掲載日 2016/3/31
都道府県 福岡県
資本金 5000万円以上~1億円未満
 
従業員数 50人以上~100人未満
産業分類 医療・福祉
助成金の申請 キャリア形成促進助成金
助成メニュー  
 
 
【企業理念】

株式会社日本福祉会ステートメント(Statement)
「福祉未来の創造」

日本福祉会のミッション(Mission)
1.私たちはつねに
すべての人々が安心して暮らせる環境づくりに貢献し、活き活きとした福祉社会の実現を目指します。
2.私たちはつねに
誠実と信用を重んじ、お客様が心から満足できる最高のサービスの提供を目指します。

私たちの行動規範(Principle)
1.常にえがおで、元気な挨拶をします。
2.常にえがおで、職場の清掃・美化に努めます。
3.常にえがおで、挑戦し、改革・改善に取り組みます。
4.常にえがおで、報告・連絡・相談を行います。


【人材育成基本方針】
心とえがおと技術の教育
こころと笑顔と技術の教育“えがおでグランター”が大切にしていること。それは感受性や人間性。
“えがおで寺塚”を運営する(株)日本福祉会は、優れたファシリティターを育成するため、スキルアップ研修や資格取得支援はもちろんのこと、外部講師による人間性教育にも力を入れています。
具体的には、カウンセリング協会から資格者を招いてのカウンセラー講義や、コーチングの研修、TA(交流分析)を学べる研修など。自身の成長が、会社からの評価として実感できるよう、社内独自の評価制度も設けています。
はじめはみんな、えがおでルーキーからスタートし、えがおでリーダー、えがおでマスター、えがおでマイスターと昇格していきます。
 
独立支援や海外研修
学びの場は、なにも国内だけとは限りません。福祉先進国と言われる北欧では、日本とはまったく違う文化を持つ施設が数多くあります。そこでは、入居者の方々とスタッフが一緒に食事やワインを楽しんでいたり、入居者の方々と楽しくお話することだけを仕事にするスタッフがいたり、家族のような関係性。そんな従来の価値観を覆すような福祉の考え方を知ることも新しい発見につながるのではないかと、ゆくゆくは海外での研修も視野に入れています。
さらに、今後も施設の新設を目指す(株)日本福祉会では、スタッフの独立支援となるフランチャイズ制度の導入も検討しています。
 
 
【昇進昇格・人事考課に関する方針】
・昇進、昇格・人事異動を有機的に結び付け、職員の意欲を活かし、能力を最大限に引き出す。
・評価結果に基づき、個別面談を行い、担当業務を振り返り課題発見と解決方法を確認しあい、会社全体の課題解決と共に積極的な能力開発への取り組みを組織活性化につなげる工夫を行う。

昇進昇格
・考課内容
笑顔(接遇)
 
自己目標に対する目標達成への意欲
責任感
協調性
専門知識、技能習熟度
勤務成績
スキルアップへの意欲
・毎年3月に人事考課表にて、管理職が第1次評価を行い、第2次評価を施設長が行い、事務長が最終案を作成し社長の決裁を経て決定する。

人事考課
・職員の業績を適性に評価し公正な処遇を行うために、毎年2回、定期的に人事考課を実施し、総合的な人事管理を確立する。
・職員は人事考課に関連して行う個人面接においては、自由に意見を述べることができる。
・人事考課の結果は、昇給・賞与または昇級・降級、昇格。降格に反映させるものとする。

評価基準
・別に定める評価基準に照らし、能力・評価対象内容を個人別に公正に判定して評価を行う。
・評価規程で評価基準を設け、全職員に適用する。
・成果評価だけでなくプロセス評価についても重視する。
・評価基準・評価結果については本人にもわかりやすい言葉で説明し、気づきを得ることを手助けしていく。
・自ら課題を発見し、積極的に課題解決に挑戦する意欲を評価する。
・業務の結果、達成度合、新たな業務へ積極的に挑戦する姿勢や仲間への配慮を客観的に公平に評価する。


【従業員のキャリア形成(育成)に則った採用・配置等の方針】
 
採用
介護の、その先を追及するために入居者様、ご利用者様の生き生きとした楽しい老後を過ごしていただくために、心に寄り添い、共に喜びあえる、感受性豊かな方を採用します。
 
配置
・未経験者を積極的に採用し、OJT、OFF-JTを通し、個人毎のスキルアップを計画的に行う。
・入社時に適材適所の配置を視野に入れながら、全職種の体験を行いお互いを理解しあえる研修を行い、従業員間の技術交流等の相乗効果を期待する。
・本人の希望を考慮し、資格取得に関する支援を行っていく。
・自己評価を行い、業務の習得レベルに応じた指導、研修を適宜行っていく。
・定期的に個人面談を行い、本人の希望、評価結果等により適正な配置を行えるよう、情報収集を行う。
 
 
【セクション(部門)毎に必要な職業能力の明示】

(1)事務局(総務・経理)
・経理業務、事務管理、総務それぞれに必要な能力と仕事の合理化に努める
・顧客対応できる能力
・諸手続き
・財務管理
・OA機器
・人事に関する知識

(2)介護・看護
介護職員
・日常生恬に対する援助
・利用者の心身の特性・ニーズに対応
・利用者の安全確保を最優先
・満足度向上
・日々の業務の改善・効率化
・介護技術の修得
・コミュニケーション能力
・介護職員、配置医師、生活相談員などと適切な連携を保持
・利用者の日常的な健康管理および急変時への対応する
 
訪問介護職員
・主に日常生活(食事・排泄・入浴等)に対する援助を行う。
・利用者の心身の特性・ニーズに対応し、利用者の安全確保を最優先に行う。
・満足度向上と日々の業務の改善・効率化を行う。
 
看護職員(※有資格者)
・看護師免許、准看護師免許を要する。
・介護職貝、配置医師、生活相談員などと適切な連携を保持
・利用者の日常的な健康管理及び急変時への対応をする
機能訓練指導員(※有資格者)
・理学療法士、作業療法士、看護師、准看護師等の資格を要する。
・利用者それぞれの身体的状況を把握し、その状態に応じた機能訓練計画の立案及び実施する。
 
生活相談員
・利用者及びその家族、事業所内の各職種、行政や各事業所関係機関等との適切な連携を図る。
・利用者及びその家族に必要な療養上の援助を行う。
 
介護支援専門員(ケアマネージャー)
サービス提供責任者
・訪問介護職員のスケジュール管理
・代替要員の確保
・利用者との契約締結
・ケアマネージャーの事務補助
・会議出席、監査対応、書類整理などの事務的作業。
 
計画作成担当者
・利用者及び利用者家族、事業所内の各職種、行政や他凛一業所関連機関との適切な連携を図る。
・利用者及びその家族のニーズに応じたサービス提供のための施設サービス計画書を作成する。

(3)営業
・顧客の二-ズに的確に対応できる
・問題解決、提案が出来る営業

(4)管理
・事業所の質の向上や顕客満足度等の目標を達成するために事業計画を立案し管理・検証を行う。
・関係機関との連携・連絡・調整の実施
・職員の質の向上のための教育研修の実施・管理を適切に行う。


【職務等の遂行に必要な職業能力(役職、レベル毎)の内容の明示】
(1)経営/(施設長&事務長)
運営統括責任者として施設の業務を統括する
・経営・組織マネジメント能力
・戦略策定能力
・財務管理能力
・意思決定能力
・指導者育成能力

(2)管理/ 部門の責任者として、担当郡門の業務を統括する(部長、課長、フロアリーダーなど)
・部門マネジメント能力
・危機管理能力
・教育管理能力
・労務管理能力
・リーダー育成能力
・総合的判断
・課題形成力
・問題解決能力
・幅広く高度な実務知識と経験を有し、施設内の進捗状況を常に把握
・他組織との連携対応、地域福祉の推進役となる
・業務改善の方法を決定し、その成果を出す

(3)指導・監督/ 担当係の業務を統括する(主任、副主任、ユニットリーダー、介護リーダー、介護上級・中級など)
・チームマネジメント能力
・制度理解能力
・教育指導能力
・問題解決能力
・基礎介護知識
・プレゼンテーション能力
・他組織・他部署との連携を図る
・チームケアの推進
・ケアカンファレンスの調整を行う
・難易度の高いケースや緊急時の対応をする
・必要とされるサービスを的確に提供できる
・業務改善の提案ができる
・他者の模範となり、新人や後輩に対する指導能力を高める
・新人や部下を指導・育成する
・個別援助計画の作成指導
・新人指導担当者の指導育成
・日常業務の円滑化推進
・利用者家族対応
・防火・防災業務

(4)一般職員/ (介護中級・初級、新入職員など)
・決められた内容のサービスを、決められた手順で適切に実施する。
・現場における判断能力を高める
・基本・応用の実務知識・技能の修得及び向上を図る。
・社会人・組織人としての自覚を養う
・職員や利用者及びその家族とコミュニケーションをとることができる
 
 
・職業能力開発体系  
・組織図(簡易版)