第3回閣僚級世界患者安全サミット
厚生労働省は、日本医療安全調査機構、日本医療機能評価機構との共催で第3回閣僚級世界患者安全サミットを開催しました。
閣僚級世界患者安全サミットは、各国や国際機関のリーダーに患者安全(※)の重要性を浸透させることを目的として2016年3月にイギリスで初めて開催されました。
そして、第3回目の会合を日本で開催しました。
2日間で44カ国の代表団、国際機関のほか、専門家や一般参加者など約500名が参加しました。
このうち18カ国からは閣僚が参加しました。
閣僚級会合では「患者安全の約20年の歴史」と「3回に渡る患者安全サミットの成果」を踏まえ、地域レベル、世界レベルでのリーダーシップにより、2030年までに世界中の誰でもどこでも医療制度を利用する全ての患者と人々に対し、避けられる全ての有害事象やリスクを低減することを目指し、患者安全の向上のためのグローバルな行動を呼びかけた「東京宣言」(資料1、2)をとりまとめました。
また、加藤厚生労働大臣は、スイス連邦ベルセ大統領や英国ハント大臣のほか、参加国の保健大臣などと個別会談を行いました。
さらに、ブルネイ・ダルサラーム国イシャム保健大臣、モンゴル国サランゲレル保健大臣との間で、それぞれ保健・医療分野における協力に関する覚書に署名を行いました。
- ※患者安全
- 医療安全のこと
- 診療に関連した患者への有害事象(投薬などの治療で生じた、あらゆる好ましくない症状や徴候)の発生を防ぐこと
医政局総務課医療安全推進室