「健康日本大喜利グランプリ」開催中!笑って、考えて、健康づくり(健康増進普及月間・後編)

スマート・ライフ・プロジェクト会員向けサロンも開催!ダイジェストレポート





厚生労働省では、毎年9月1日から30日までの1か月間を「健康増進普及月間」とし、運動、食生活、禁煙、睡眠など、日々の生活習慣を見直し、健康づくりを実践するきっかけとなるさまざまな取り組みを全国で実施しています。
今年度のテーマは、「1に運動、2に食事、しっかり禁煙、最後に良い睡眠」です。

また、令和8年度は、健康づくりをもっと身近に、自分ごととして考えてもらうため、SNSキャンペーン「みんなで楽しく健康寿命をのばそう!健康日本大喜利グランプリ」を開催しています。

健康について難しく考えるのではなく、お題に答えて、笑って、誰かと話す。

そんな楽しいキャンペーンの参加を入り口に、自分の生活や健康について考えてみませんか。

笑って、考えて、健康づくり。「健康日本大喜利グランプリ」開催!9月30日まで

  • 適度な運動
  • 適切な食生活
  • 禁煙
  • 健診・検診の受診
  • 良質な睡眠
  • 女性の健康
「健康日本大喜利グランプリ」は、「健康寿命をのばそう!」をスローガンに展開する「スマート・ライフ・プロジェクト」の健康増進普及月間記念キャンペーンです。 応募期間は、9月1日から9月30日まで。参加方法は、「お題でひとこと部門」と「写真でひとこと部門」の2つです。どちらか一方はもちろん、両部門への応募も可能です。



【特設サイト】https://kennet.mhlw.go.jp/slp/event/health_promotion/oogiri-cp/index

1.お題でひとこと部門

「健康寿命をのばす」ための6つのテーマから好きなお題を選び、大喜利形式でひとことを考えて、XまたはInstagramに投稿します。
キャンペーンページからお題の画像を保存し、指定ハッシュタグ「#みんなで健康寿命をのばそう」を付け、お題の画像と一緒に投稿すれば応募完了です。
応募作品の中からグランプリ・ノミネート作品を選出し、「健康寿命をのばそう!アワード」当日に表彰します。入賞者には景品も用意しています。

2.写真でひとこと部門

全国各地で開催される健康づくりの取り組みに参加し、会場で撮影した写真に、参加した感想を“楽しいひとこと”として添えて応募する部門です。

会場に掲示されたPOPのQRコードから専用応募フォームにアクセスし、写真と必要事項を送信します。応募者の中から抽選で景品をプレゼントします。

応募は9月30日までです。ぜひ、皆さまもご参加ください!
たくさんのご応募を、お待ちしています。

公式アンバサダー・川島明さんがプロデュース。豪華ゲストも「大喜利のお手本」に挑戦!

9月1日に開催された健康増進普及月間の記念イベントには、スマート・ライフ・プロジェクトの公式アンバサダーに就任した川島明さんをはじめ、水谷隼さん、福留光帆さん、お笑い芸人のななまがりさん、紅しょうがさんが登場しました。

※公式アンバサダー就任式や記念イベントの様子は、前編で詳しくご紹介しています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/web_magazine/closeup/55.html

川島さんとゲストの皆さまによる健康にまつわるクロストークに続き、川島さんがプロデュースした「健康日本大喜利グランプリ」の開催を発表。
ステージでは、実際のキャンペーンと同じお題を使って、ゲストの皆さまが「大喜利のお手本」に挑戦しました。次々とユニークな回答が飛び出し、会場はたくさんの笑いに包まれました。

<参考写真>
健康診断の楽しそうな新しい呼び方は?のお題に対し、「BodyFesボディフェス 26夏」という回答で会場内から大きな拍手が。すかさず「受けて・すっきり・受診『USJ』」という回答で畳みかける「ななまがり」のお二人。

 
「運動はしない」が口ぐせの友人が、ついにニコニコと運動を始めた。さて何があったのか?のお題に「紅しょうが」のお二人が回答を繰り出します。

健康づくりというと、「運動しなければ」「食事に気をつけなければ」と、少し難しく考えてしまうこともあります。
でも、健康について考える入り口は、もっと身近なところにあってもいいですよね。
SNS上にも、思わずクスッと笑ってしまうものや、誰かに話したくなるような投稿が寄せられています。
今回のグランプリでは、大喜利という身近で楽しい方法を通して、まずは健康について考えたり、家族や友人、職場の仲間と話したりすることから始めてもらうことを目指しています。

「自分だったら、なんて答えるだろう?」そんなところから、ぜひ健康づくりに参加してみてください。

スマート・ライフ・プロジェクト参画団体向け 「健康寿命をのばそう!サロン」も都内で開催!



健康増進普及月間での、こうした健康づくりへの参加の呼びかけに加えて、企業や団体とともに健康づくりの輪を広げる取り組みも進めています。「スマート・ライフ・プロジェクト」では、参画する企業・団体・自治体を対象として、参画団体向けの「健康寿命をのばそう!サロン」を定期的に開催しています。

健康寿命をのばそう!サロン

https://kennet.mhlw.go.jp/slp/event/salon/index

健康増進普及月間にあわせて、9月4日(金)に都内で開催された回では、「自然に健康になれる環境づくり」をテーマに、有識者や先進的な取り組みを進めている「健康寿命をのばそう!アワード」の受賞者をゲストにお招きして、参加者との距離が近い形式で実施しました。

今年度中にあと2回の開催を予定しています。オンライン参加は「スマート・ライフ・プロジェクト」に参画していない団体の方でも可能ですので、健康づくりについて詳しく知ってみたい、雰囲気を感じてみたいという方は、ぜひご参加ください!

個人の努力だけに頼らない。「自然に健康になれる環境づくり」とは?

サロンでは、スマート・ライフ・プロジェクト推進委員会委員長で、「健康寿命をのばそう!アワード」の審査委員も務める津下一代先生が、「自然に健康になれる環境づくり」をテーマに講演しました。



※令和8年9月4日「健康寿命をのばそう!サロン」 津下一代先生講演資料から抜粋

津下先生は、健康づくりを一人ひとりの努力だけに委ねるのではなく、日常生活の中で、無理なく健康的な行動を選びやすい環境を整えることが大切だと説明しました。

例えば、階段を明るく利用しやすい場所にする、職場のレイアウトを工夫して自然に歩く機会を増やす、健康に配慮した食事や飲み物を選びやすくするなど、身近な環境を少し変えることも、その一つです。

「健康に関心がある人だけが健康になるのではなく、誰もが自然に健康になれる社会をどうつくるか」。個人の行動と、それを支える企業や地域の環境を一緒に考えることが、健康寿命の延伸や健康格差の縮小につながります。

企業と自治体の取り組みから、続けられる健康づくり

続いて、「健康寿命をのばそう!アワード」を受賞した企業と自治体から、それぞれの取り組みが紹介されました。

健康も仕事の一つ。誰一人取り残さない取り組みになるまで

東京都チャレンジドプラスTOPPAN株式会社では、障害のある社員をはじめ、それぞれが長く健康に働き続けられる職場づくりを進めています。勤務時間中に利用できるトレーニング環境を整え、外部の専門トレーナーによる個別サポートを実施。「健康も仕事の一つ」と位置づけ、社員任せにせず、会社として健康を支える仕組みをつくっています。

経営管理部長の棟方輝彦氏は、成果にたどり着くまでの苦労について、「誰もが参加できる健康づくりにすることが、最も難しかった」と振り返りました。同社では、さまざまな特性のある社員が働いており、健康に関するニーズや参加しやすい方法も一人一人異なります。

そこで、「この内容で参加できない人はいないか」「それぞれのニーズに合った支援になっているか」を確認しながら、取り組みを見直してきました。

大きな転換点となったのは、幅広い施策を一律に実施する方法から、「個」に焦点を当てた支援へ切り替えたことでした。

うまくいかなかった取り組みにも目を向け、社員の声や状態に合わせて改善を重ねる。そうした積み重ねが、誰も取り残さない健康づくりにつながっています。
 

地域の声を聞き、自走できる活動へ

埼玉県入間市では、障害や疾病の有無にかかわらず利用できるトレーニング室を長年運営しています。

医師からの診療情報をもとに、安全に運動できる環境を整えるとともに、身近な地域で活動するウォーキングサークルなどの立ち上げも支援しています。庁内の関係部署や地域の人々と連携しながら、誰もが運動を続けやすい環境を広げています。

健康推進部地域保健課の設楽久美子氏は、取り組みを始めた当初、周囲の理解を得ることが難しかったと振り返りました。そこで大切にしてきたのが、行政が活動の形を一律に決めるのではなく、地域の声に耳を傾けることです。

例えば、里山の散策や山歩きが好きな人たちが集まり、地域の特色を生かした活動へ発展した例もあります。既存の活動に合わなければ、参加者の希望に応じて新しいグループを立ち上げることもあります。

また、同じ地域の中でも、活動への考え方や経験には違いがあります。長年活動してきた人と初めて参加する人、それぞれの声を聞きながら、無理なく参加できる関係をつくることも大切にしています。

新しいグループには、立ち上げから半年ほど行政が伴走。その後は、市民が主体となって活動を続けられる「自走」を目指します。多くの人は、体を動かすことが健康によいと知っています。しかし、知っているだけでは、なかなか行動にはつながりません。

「ここに来れば体を動かす」という機会を地域につくり、暮らしの中で運動の優先順位を少しずつ高め、習慣にしてもらう。それも行政ができる大切な役割です。
 

共通していたのは、「続けられる仕組み」をつくること

企業と自治体。一見すると異なる二つの取り組みですが、共通していたことがあります。
それは、健康づくりを一時的な呼びかけで終わらせず、一人一人の声や地域の実情に耳を傾けながら、無理なく続けられる仕組みをつくっていることです。
サロンでは、取り組みを始めた背景だけでなく、うまくいかなかったことや、成果につながった工夫についても意見を交わしました。

参加者からの質問も交えながら、それぞれの職場や地域で健康づくりを実践するためのヒントを共有する機会となりました。

参加者からは「自分たちの取り組みに活かしたい」との声も

当日は、会場とオンラインを合わせて約200人が参加しました。
終了後のアンケートからは、「企業や自治体の具体的な事例を知ることができ、取り組みをイメージしやすかった」「健康日本21の内容と、実践につながる工夫やヒントを学ぶことができた」といった声が多く寄せられました。

なかでも印象に残った言葉として挙げられたのが、東京都チャレンジドプラスTOPPAN株式会社の「健康づくりも仕事の一つ」という考え方です。また、「個人だけでなく、環境にも働きかける必要性を改めて感じた」「誰一人取り残さない健康づくりのためには、それぞれのニーズを丁寧に把握することが大切だと学んだ」など、講演や事例紹介を通じた気づきも寄せられました。

さらに、「勤務時間内の運動習慣を広めたい」「自主性を大切にしながら、健康的な選択肢を用意する考え方を取り入れたい」「課内で共有し、地域の課題に合わせた取り組みを検討したい」など、それぞれの職場や地域での実践につなげようとする声も見られました。

環境づくりには費用がかかるため、導入のハードルが高いことや、自治体・事業所の規模や状況によっては、そのまま取り入れることが難しいといった課題も挙げられました。

こうした意見も今後の企画に活かしながら、健康づくりに取り組む皆さまが、学び、つながり、実践へ踏み出せる場をつくっていきます。

健康づくりを個々人の取り組みだけで終わらせず、企業や団体、地域など、さまざまな場所へ広げていく。健康増進普及月間をきっかけに、皆さまもできることから健康づくりを始めてみませんか。

■日本の健康づくり第3次のポイント動画