- ホーム >
- 報道・広報 >
- 広報・出版 >
- 広報誌「厚生労働」 案内 >
- 食中毒予防:毒キノコに要注意! ~ちょっと待って!それ毒キノコかも~
食中毒予防:毒キノコに要注意! ~ちょっと待って!それ毒キノコかも~

毎年、毒キノコを食用のキノコと誤って食べて食中毒になる事例が確認されています。
令和6年には、毒キノコによる食中毒と思われる事件が19件発生し、そのうち1件では、残念ながらお一人が亡くなられています。
今回は、毒キノコによる食中毒の予防について紹介します。
食用キノコと間違えやすい、代表的な毒キノコ
また、キノコは地方によって呼び方が異なることがあるため(地方名)、そちらもあわせてご紹介します。
まずはクサウラベニタケです。

クサウラベニタケの地方名は、めじんなかせ (岩手県・青森県)、にたり(埼玉県・前橋市)、あぶらいっぽん(前橋市)、ささしめじ(金沢市)、にせしめじ(秋田・青森地方)、うすすみ、さくらっこ、どくよもだけ、どくしめじ(秋田県)、いっぽんしめじ(岩手県・新潟県・富山県・長野県)です。
ツキヨタケも、食用と間違われやすい毒キノコの一つです。

地方名は、つきよ、くまべら、わたり、どくもたし、どくきのこ(岩手県)、つきよんだけ、つきよだけ、どくあかり、きかりきのこ、ひかりだけ(秋田県)、ひかりごけ(新潟県)、くまべら、こうずる(富山県)、ぶなたろう(福井県)です。
毒キノコによる食中毒を防ぐために重要なこと
「山で採ったキノコを食べたら食中毒になってしまった」
「自宅の敷地内で採ったキノコを調理したら食中毒になってしまった」
「食べられるキノコだと思い、調理・販売したら購入した人が食中毒になってしまった」
「人から譲り受けたキノコを食べたら食中毒になった」
などの事例が発生しています。
また、キノコには個体差があるため、インターネット等の画像検索の結果から食べられると判断するのも危険です。
食用のキノコにそっくりな毒キノコは身近にあります。
自分は大丈夫、と思わずに、食べられるキノコかどうか必ず確認して、少しでも怪しいと思ったら、採らない、食べない、売らない、人にあげない!
キノコを食べて体調が悪くなったら、すぐに病院で診察を受けてください。
参考
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kinoko/index.html
2 毒キノコによる食中毒の注意喚起について(事務連絡 令和7年9月1日)(厚生労働省ウェブサイト)
https://www.mhlw.go.jp/content/001552678.pdf
3 自然毒のリスクプロファイル(厚生労働省ウェブサイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/poison/index.html
4 厚生労働省食品安全情報@Shokuhin_ANZEN(X(旧Twitter))
https://x.com/Shokuhin_ANZEN