2025年1月30日 第61回医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議 議事録

日時

令和7年1月30日(木)14:00~16:00

場所

オンライン会議場
厚生労働省 共用第6会議室
東京都千代田区霞ヶ関1-2-2

出席者

出席構成員
出席参考人

議題

  • 要望の医療上の必要性に係る検討状況等について
  • 開発要請を行った要望に係る検討状況等について
  • 要望品目の医療上の必要性について
  • 開発要請品目の公知申請への該当性について
  • 個別品目の特定用途医薬品の指定への該当性について
  • 企業から提出された開発工程表等について
  • その他

議事

○事務局 定刻になりましたので、ただいまより、第61回「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」を開催いたします。
 本日もウェブ会議で実施いたします。また、本会議は公開の会議であることから、ウェブ会議の様子をYouTubeにてオンライン配信しておりますので、御了承をお願いいたします。
 構成員の先生方におかれましては、大変お忙しい中、御出席いただきまして誠にありがとうございます。
 会議を開始するに当たって、注意事項を御説明いたします。
 オンラインで御参加の場合は、発言の場合、挙手ボタンを押していただき、座長に指名された後にミュートを解除して御発言ください。
 発言されないときは、マイクをミュートにしておいてください。
 また、会議中に接続トラブル等が発生しましたら、事前にお送りしたウェブ会議のマニュアルに記載の連絡先に御連絡をお願いします。
 本日は、五十嵐構成員、田村研治構成員、田村直人構成員、平林構成員より御欠席との御連絡をいただいております。
 また、渡邊構成員は遅れての御出席の予定です。
 現在のところ、15名の先生方に出席いただいております。
 本日の専門WGの検討状況の報告に当たりまして、小児WGのメンバーから森川参考人に、循環器WGのメンバーから安河内参考人に御参加いただいております。
 それでは、以降の進行は座長の大江先生、よろしくお願いいたします。
○大江座長 よろしくお願いいたします。
 まずは、本日の会議資料の確認及び各構成員から申出いただいた学会執行部への所属状況について事務局から説明をお願いいたします。
○事務局 事前に送付した資料を御用意ください。電子ファイルは一つにまとめて右下に通し番号を振っております。
 本日の資料一覧を2ページにお示ししておりますので、御確認ください。
 資料1として、検討会議における検討の進め方について
 資料2シリーズとして、要望の医療上の必要性に係る検討状況並びに開発要請を行った要望に係る検討状況について
 資料3シリーズとして、「医療上の必要性に係る基準」への該当性に関する専門作業班(ワーキンググループ)の評価について
 資料4として、公知申請の該当性に係る報告書(案)について
 資料5として、「特定用途医薬品に係る基準」への該当性に関する専門作業班(WG)の評価について
 資料6として、企業から提出された開発工程表について
 資料7として、開発企業の募集を行った医薬品について
 その他、開催要綱、構成員名簿、WGメンバーの名簿、評価基準等を参考資料とし、1つのpdfファイルとして配付しております。
 続きまして、各構成員からお申出いただいた学会執行部への所属状況について御報告いたします。
 資料190ページ、参考資料7でございます。構成員が執行部に所属している学会に関する資料がございます。
 本会議の公平性の観点から、構成員のうち、学会の執行部に在籍する方は、当該学会からの要望については、要望に係る背景事情等の説明は行えるものの、議決には参加しないこととしております。
 本資料は本日時点の内容に更新しておりますが、誤り等がございましたら、この時点でお知らせいただければと思います。
 各構成員からのお申出状況に基づき確認しまして、「日本感染症学会」「日本リウマチ学会」「日本臨床検査医学会」から要望のあった資料3-2フルデオキシグルコースに関する要望の議決には、各学会の執行部に所属する柳原構成員、田村直人構成員は参加できませんので、あらかじめ御了承ください。
 これらの資料に基づきまして本日の審議を進めていただきたいと思います。
 説明は以上です。
○大江座長 ありがとうございました。
 続きまして、資料2のWGの検討状況の概要等について、前回会議以降の進捗状況について、事務局から説明をお願いいたします。
○事務局 それでは、5ページ、資料2-1を御覧ください。
 学会や患者団体等から提出された要望のうち、医療上の必要性に係る検討状況をおまとめしたものです。
 上から順にいきます。学会、関連団体等からの諸要望数について、第IV回要望として新規要望6件受理し、合計6件増加となっております。
 また、専門WGでの検討状況について、新規要望を受け付けたのが6件、取下げが3件となっております。さらに、専門WGで検討終了したものが2件となっておりまして、第IV回の要望で必要性が高いとされたものが2件、WGごとの数についてはそれぞれ右側の欄にお示ししております。本日の会議で御審議をお願いいたします。
 その下、本会議での検討状況について、前回の会議で16件評価いただきました。個々の品目の状況につきましては次のページ以降におまとめしておりまして、進捗状況に変更があった部分について、黄色のマーカーでお示ししております。
 続きまして21ページ、資料2-2を御覧ください。医療上の必要性が高いと判断されたもののうち、企業に開発要請を行った要望に関する検討状況です。前回の会議で14品目、必要性が高いと御判断いただきましたので、企業に開発要請を行っております。また、専門WGでの検討状況について、治験実施が1件となっております。さらに、専門WGで検討終了したものが1件ありまして、第IV回の要望で必要性が高いとされたものが1件、小児WGの案件です。本日の会議で御審議をお願いします。
 同様に、次のページ以降、個々の品目の状況につきまして一覧としてお示ししております。
 資料の説明は以上です。
○大江座長 ありがとうございました。何か質問ございますでしょうか。
 よろしいですか。
 それでは、「医療上の必要性に係る基準」への該当性に関する専門WGの評価について、に移ります。
 初めに、小児WGの森川参考人より、資料3-1について御説明をお願いいたします。
○森川参考人 よろしくお願いいたします。小児WGからの報告をさせていただきたいと存じます。資料3-1を御覧ください。
 エポエチン ベータ ペゴル(遺伝子組換え)が本剤ですけれども、こちらにつきまして、日本小児腎臓病学会から提出された生後3か月以上の小児における腎性貧血に関する要望です。疾病の重篤性について、腎性貧血患者では息切れ、動悸、易疲労感、食欲不振等が生じ、赤血球輸血が必要になる場合もあること、小児の腎性貧血患者ではヘモグロビン値が11未満の場合に、11以上の場合と比較して治療リスクが高くなることが報告されていることなどから、ウ、その他日常生活に著しい影響を及ぼす疾患に該当すると判断いたしました。
 医療上の有用性について、本来は米国、英国、ドイツ及びフランスで日本の小児の腎性貧血患者において、他の赤血球造血刺激因子、ESAと言いますけれども、こちらの製剤から本剤に切り替える場合の用法・用量が承認されていること、国内外の診療ガイドラインからでは、本剤を含むESA製剤は、成人の腎性貧血に対する併存的治療法に位置づけられており、小児に対しても成人に準じた治療が推奨されていることから、欧米等において標準的療法に位置づけられており、国内外の医療環境の違い等を踏まえても、国内における有用性が期待できると考えられるに該当すると判断いたしました。
 以上より、WGにおける検討の結果、医療上の必要性が高いと判断いたしました。
 説明は以上でございます。
○大江座長 ありがとうございました。ただいまの御説明に関して何か御質問あればお願いいたします。
 よろしいですか。
 それでは、本報告書案については御了解いただけるということでよろしいでしょうか。
 ありがとうございます。御了解いただけたものと認めます。
 それでは続きまして、循環器WGの安河内参考人より、資料3-2について御説明をお願いいたします。
○安河内参考人 循環器WGの安河内と申します。聞こえますでしょうか。
 資料3-2、31ページを御覧ください。日本核医学会、日本感染症学会、日本リウマチ学会及び日本臨床検査医学会から要望された不明熱の原因部位の可視化に対するフルデオキシグルコース(18F)、以下、本薬の医療上の必要性に関する評価について説明させていただきます。
 適応疾病の重篤性・該当性については、不明熱が、38℃以上の発熱が3週間以上持続し、3回の外来又は3日間の入院精査でも原因不明の発熱性疾患であり、その原因は主に感染症、膠原病、悪性腫瘍とされています。不明熱の原因の中には進行が不可逆的な疾患も含まれることと、治療がなされない状況では、不明熱が持続した場合に日常生活に著しい影響を及ぼすと考えられることから、イ、病気の進行が不可逆的で、日常生活に著しい影響を及ぼす疾患に該当すると判断しました。
 医療上の有用性・該当性について、本薬は、イギリス、ドイツ及びフランスにおいて不明熱の原因の鑑別における異常な病巣の局在診断に関わる効果・効能で承認されていること、本邦ガイドラインにおいても、本薬を用いたPETが不明熱の主な検査法の一つとして記載されていること、加えて、国内の公表文献等から、不明熱の検査を目的とした本邦での使用実態が確認されていることを踏まえて、ウ、欧米等において標準的療法に位置づけられており、国内外の医療環境の違い等を踏まえても、国内における有用性が期待できると考えられるに該当すると判断いたしました。
 循環器WGからの報告は以上です。
○大江座長 ありがとうございました。ただいまの御説明に関して何か質問ございますでしょうか。
 よろしいですか。
 それでは、WGからの報告は御了解いただけるということでよろしいですか。
 ありがとうございます。御了解いただけたものとお認めします。
 続きまして、開発要請品目の公知申請への該当性についてに移ります。小児WGの森川参考人より、資料4について御説明をお願いいたします。
○森川参考人 引き続きまして、小児WGから森川が御説明させていただきたいと存じます。
 資料4を御覧ください。小児WGからミコフェノール酸モフェチルの公知申請への該当性に係る報告をいたします。
 本要望は、日本小児腎臓病学会から提出された難治性ネフローゼ症候群、頻回再発型あるいはステロイド依存性を示す場合に対するリツキシマブ治療後の寛解維持療法に関する効能追加の要望でございます。
 要望内容に関する医療上の必要性につきましては、1ページ目、通し番号33ページですけれども、こちらを御覧ください。第56回の本検討会議にて適応疾患の重篤性に関する該当性についてはウ、医療上の有用性に関する該当性についてはイに該当すると判断され、本要望についての開発要請が行われています。
 次に、公知該当性について御説明いたします。有効性につきまして、16ページの7、公知申請の妥当性の(1)を御覧ください。先進医療Bとして実施された国内臨床試験等の報告、国内外の診療ガイドラインや評価書、公表文献の記載から、難治性ネフローゼ症候群、頻回再発型、あるいはステロイド依存性を示す場合に対するリツキシマブ治療後の患者において、本薬は寛解維持効果を示すことが期待できると考えました。
 安全性につきまして、同ページの(2)を御覧ください。本要望に係る国内外の臨床試験等で認められた主な有害事象は現行文書で既に注意喚起されており、ネフローゼ症候群の治療に十分精通している医師のもとで、現行の添付文書に準じて使用されるのであれば、難治性のネフローゼ症候群、頻回再発型、あるいはステロイド依存性を示す場合の患者での本薬の安全性は管理可能であると考えました。
 以上より、難治性ネフローゼ症候群、頻回再発型、あるいはステロイド依存性を示す場合に対する本薬の有用性は、医薬・薬学上公知であると判断いたしました。
 次に、効能・効果について、17ページ(1)効能・効果についての項を御覧ください。
 効能・効果を難治性ネフローゼ症候群、頻回再発型、あるいはステロイド依存性を示す場合のように設定し、効能・効果に関連する注意において、リツキシマブによる治療後に本剤を投与する旨、治療ガイドライン等の最新の情報を参考に、本剤の投与が適切と判断される患者に使用する旨、成人期に発症したネフローゼ症候群患者に対する有効性及び安全性は確立していない旨を規定することが妥当と判断いたしました。
 用法・用量については、18ページ、(2)用法・用量についての項を御覧ください。先進医療Bとして実施された臨床試験成績や国内外の診療ガイドライン等の記載及び小児における用法・用量の設定を踏まえ、報告書案に記載の用法・用量を設定するものと判断いたしました。
 小児WGからの報告は以上でございます。
○大江座長 ありがとうございました。ただいまの御説明に関して何か質問ございますでしょうか。
 これは、16ページの記載を見ると、先進Bの試験がやられていて、プライマリエンドポイントはメットしなかったのですけれども、総合的にセカンダリ等も判断して、有効だろうと、そういう判断ということでよろしいですか。
○森川参考人 おっしゃるとおりでございます。
○大江座長 ほか、何かよろしいですか。
 御意見なければ、それでは、WGからの報告は御了解いただけるということでよろしいでしょうか。
 ありがとうございます。御了解いただけたものと認めます。
 続きまして、個別品目の特定用途医薬品の指定への該当性についてに移ります。小児WGの森川参考人より資料5について御説明をお願いいたします。
○森川参考人 引き続き、小児WG、森川より御説明させていただきたいと存じます。
 資料5、全体53ページのところを御覧ください。ヤンセンファーマ株式会社から要望されたマシテンタン、以下、本薬としますけれども、こちらの肺動脈性肺高血圧症の特定用途医薬品に係る基準への該当性に関する評価を説明いたします。
 特定用途医薬品の各指定要件につきましては、参考資料6を適宜御確認いただければと思います。
 特定用途医薬品への該当性に関するWGの評価欄を御確認ください。指定要件ア、対象とする用途に用いるために必要な開発の該当性につきまして、今般の開発提案は、本薬について、小児の肺動脈性肺高血圧症、以下、PAHといたしますけれども、こちらの患者さんに対する用法・用量の追加に伴い、小児が服用しやすい剤型として分散錠を開発するものであるから、指定要件ア(1)用法又は用量の変更及び(2)剤型の追加に該当すると判断いたしました。
 続いて、指定要件イ、対象とする用途の需要が著しく充足していないことの該当性についてですけれども、本邦における小児のPAH治療薬のうち、小児に対する用法・用量が承認されている薬剤は限られます。
 PAH患者に対しては、異なる作用機序のPAH治療薬の組合せによる併用療法が推奨されますが、エンドセリン受容体拮抗薬、ERAのうち、小児の用法・用量が承認されている薬剤はボセンタン及びアンブリセンタンの2剤でございます。ただし、ボセンタンは複数の併用薬と薬物相互作用を示すこと及び肝毒性を引き起こす可能性があること、肝毒性や薬物相互作用の懸念がボセンタンよりも小さいアンブリセンタンは、投与対象が8歳以上の小児患者とされていることの制限がございます。
 以上の状況から、これらのERAの投与が困難な小児患者に対しても投与が可能な薬剤が必要とされていると考えられることから、指定要件イ(2)小児にとっての有効性・安全性もしくは肉体的・精神的な、患者又は介護者の負担の観点から、既存の治療法等より医療上の有用性の高い治療法、予防法又は診断法が必要とされているものに該当すると判断いたしました。
 最後に指定要件ウ、対象とする用法・用途に対して特に優れた使用価値を有することの該当性について説明いたします。
 指定要件ウ(1)適応疾病・疾患が重篤である、又は重篤な疾患に対して支持的に用いるものへの該当性についてですけれども、PAHは末梢肺動脈の血管攣縮、リモデリング、二次的な腺形成等により肺動脈の狭小化及び肺血管抵抗の増加を来し、肺動脈圧が上昇し、治療関連がない場合、失神、喀血、右心不全、さらには死に至る極めて生命予後の悪い疾患であるため、指定要件ウ(1)に該当すると判断いたしました。
 次に、指定要件ウ(2)国際的なガイドライン等で標準的な治療法として確立しているもの、又はランダム化比較試験の結果等で高いエビデンスが得られているものへの該当性について、本薬は、海外においても小児のPAHに対する用法・用量は承認されていないため、国内外の診療ガイドラインに小児に対する治療法として記載されておりません。
 しかしながら、ガイドラインでの小児のPAHに対する治療アルゴリズムは、成人の治療指針に準拠していること、また、成人のPAH患者に対しては、本薬は既に標準的な治療薬としてガイドラインに記載されていることを考慮すれば、実施中の本薬の国内外の臨床試験において、小児に対する有効性及び安全性が期待できると判断可能な結果が得られた場合、本薬は成人と同様、小児のPAHに対しても標準的な治療薬と位置づけられることが想定されると判断いたしました。
 以上より、指定要件ウ(2)に該当すると判断いたしました。
 小児WGからの報告は以上になります。よろしくお願いいたします。
○大江座長 ありがとうございました。ただいまの御説明に関して何か御質問があればお願いいたします。
 よろしいですか。
 それでは、WGからの報告は御了解いただけるということでよろしいでしょうか。
 ありがとうございます。それでは、御了解いただけたものとお認めいたします。
 続きまして、企業から提出された開発工程表等について、事務局から御説明をお願いいたします。
○事務局 研究開発政策課でございます。
 それでは、通しページの57ページを御覧ください。
 資料6-1「企業から提出された開発工程表について」でございます。
 最初のマルに記載のとおり、現在開発を実施している全ての開発要請先の企業から、2024年12月20日時点の状況を踏まえた最新の開発工程表が提出されております。これまでに提出された件数といたしましては、第I回要望分として183件、第II回要望分として94件、第III回要望分として48件、第IV回要望分として102件となっております。詳細については次の資料で説明させていただきます。
 続きまして、60ページの資料6-2を御覧ください。こちらは、各企業から提出されました開発工程表の進捗をまとめたものになります。詳細な進捗等については、資料6-3から6-6で御確認をいただければと存じますが、こちらの資料を用いて進捗状況に関する前回の会議からの主な変更点を御報告いたします。
 まず初めに、「1.開発要請の件数」についてでございます。第III回の要望分につきまして、1件の追加、第IV回要望分につきまして13件の追加がございまして、開発要請の件数としては、それぞれ48件、102件となっております。
 次のページをお願いいたします。
 「2.開発工程表における進捗」について、要請回ごとに進捗を御紹介いたします。
 「(1)第I回開発要請」について、要望番号I、ダイドーファーマのアミファンプリジンリン酸塩が承認済みとなり、承認済み品目が1件増えて、183件となりました。
 「(2)第II回開発要請」については、前回の御報告からの変更はございません。
 「(3)第III回開発要請」分については、要望番号III-(4)-12のファイザーの「メトロニタゾール」が開発要請発出に伴い、公知申請予定に追加となっております。
 続いて「(4)第IV回開発要請」につきましては、要望番号IV-84、ノバルティスファーマの「エルトロンボパグオラミン」、要望番号IV-85、協和キリンの「ロミプロスチム(遺伝子組換え)」、要望番号IV-87、全薬工業の「リツキシマブ(遺伝子組換え)」が承認済みとなりました。
 また、要望番号IV-183、ノーベルファーマの「ナキシタマブ」が開発要請発出に伴い、治験計画届提出済みに追加となっております。
 続きまして、要望番号IV-83、サノフィの「アレムツズマブ(遺伝子組換え)」、要望番号IV-92、171、ヤクルト本社の「オキサリブラチン」、要望番号IV-137、158大原薬品工業の「テモゾロミド」、要望番号IV-159、サノフィの「ドセタキセル水和物」、要望番号IV-172、アルフレッサファーマ及びヤクルト本社の「イリノテカン塩酸塩水和物」、要望番号IV-173、協和キリンの「フルオロウラシル」、要望番号IV-174、ファイザーの「レボホリナートカルシウム水和物」、要望番号IV-179、ノバルティスファーマの「トラメチニブ ジメチルスルホキシド付加物」が開発要請発出に伴い、公知申請予定に追加となっています。
 最後に、要望番号IV-190、MSDの「ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)」、要望番号IVS-25のサンドファーマの「メルファラン」につきましては、開発要請発出に伴い、その他の項目に追加となっております。
 この結果を受けまして、開発の状況として、承認済み品目が3件増えて61件、治験計画届提出済み品目が1件増えて8件、公知申請予定品目が10件増えて30件、その他が2件増えて2件となっております。
 以上で、開発要請品目の進捗の御報告を終わらせていただきます。
 引き続いて、173ページの資料7を御覧ください。
 こちらは開発企業の募集を行った医薬品の進捗状況になります。「安息香酸ナトリウム・フェニル酢酸ナトリウム配合剤」につきまして、第60回検討会議で御報告させていただいたとおり、要望者から本品目の開発に関する要望を取り下げる旨の申出が提出されたため、令和6年10月22日付で開発企業の募集を終了しており、本資料のリストから削除としております。
 当課からの説明は以上となります。
○大江座長 ありがとうございました。ただいまの御説明について何か御質問ございますか。
 特にございませんね。
 以上で議案は全て終了いたしました。そのほか事務局から何かありますでしょうか。
○事務局 本日も御議論いただき、ありがとうございました。
 次回の検討会議の日程、開催形式につきましては、決定次第、御連絡いたします。御多用のところ恐縮でございますが、どうぞよろしくお願いいたします。
 以上です。
○大江座長 ありがとうございます。
 それでは、これで第61回「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」を終了いたします。ありがとうございました。

照会先

厚生労働省

医政局 研究開発政策課
医薬局 医薬品審査管理課
03-5253-1111(内線4229)