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2012年1月20日 第82回労働政策審議会職業安定分科会議事録

職業安定局

○日時

平成24年1月20日(金)10:00~12:00


○場所

中央合同庁舎第5号館 厚生労働省省議室(9階)


○議事

第82回労働政策審議会職業安定分科会

(日時 平成24年1月20日(金))

○大橋分科会長 ただいまから第82回労働政策審議会職業安定分科会を開催いたします。なお、本日の委員の出欠状況は、公益代表の岩村委員、清家委員、樋口委員、宮本太郎委員。労働者代表は黒木委員、澤田委員、林委員。使用者代表は久保委員、田沼委員がご欠席となっております。
 それでは、議事に入ります。本日の議題は「現下の厳しい雇用情勢に対応して労働者の生活及び雇用の安定を図るための雇用保険法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案要綱について」と「労働保険の保険料の徴収等に関する法律の規定に基づき雇用保険率を変更する告示案要綱について」です。これらにつきましては、1月16日付けで厚生労働大臣から労働政策審議会長あて諮問を受けており、また雇用保険部会においてあらかじめ議論を行っていただいております。本日、清家雇用保険部会長がご欠席ですので、まず2つの議題の資料及び雇用保険部会での議論について、事務局からご説明をお願いいたします。
○雇用保険課長 それでは資料1-1です。「現下の厳しい雇用情勢に対応して労働者の生活及び雇用の安定を図るための雇用保険法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案要綱について」です。
 1頁は大臣から会長への諮問文です。2頁は法律案要綱で、内容につきましては「雇用保険法の一部改正」と「特別会計に関する法律の一部改正」の2点です。1点目の雇用保険法の一部改正につきましては、いわゆる個別延長給付、雇い止め等の方に対しまして、倒産・解雇等の離職者と同様の給付日数を給付する措置等の暫定措置につきまして、今年度末とされている期限を、2年間延長するというものです。
 2点目の特別会計に関する法律につきましては、これもリーマンショックの対策として、今年度いっぱいの措置ということで設けられたものですが、雇用調整助成金の支給額が急増したことに対応して、失業等給付の積立金からその資金に充てるための費用を借り入れることができるとする暫定措置を2年間延長するというものです。
 これにつきましては、資料3の7頁をご覧ください。3年前にご説明させていただいた資料を付けております。趣旨はただいま申し上げたとおりでございまして、簡単な仕組みとしては、「積立金の使用額」につきましては、予算で定めるところにより使用するということ。使途は雇用調整助成金に限定されているということです。また「返済方法」につきましては、単年度収支が黒字となった場合に、その分を積立金に返済していくというもの。利子については付さないということで、前回ご了解いただいているものです。
 元の資料に戻りますが「施行期日」につきましては、年度いっぱいで切れる措置ですので、年度中の成立を期し、公布の日から施行するというように考えています。
 続きまして、資料1-2です。雇用保険部会からの検討結果のご報告です。雇用保険部会で去る1月16日にご議論いただきました結果、この記にありますように「厚生労働省案は、おおむね妥当と認める」という結論をいただいています。
 続きまして資料2-1です。「労働保険の保険料の徴収等に関する法律の規定に基づき雇用保険率を変更する告示案要綱について」というものです。1頁は大臣から会長に出す諮問文です。その次は告示案の要綱です。内容としましては、来年度4月1日から1年間、雇用保険率を13.5/1000とするものです。3.5の部分は二事業費の料率で、失業等給付の料率を今年度の12/1000から10/1000に下げるというものです。
 資料?2-3でこの内容について詳しく説明させていただいておりますが、ただいま説明させていただいたとおりでございまして、詳しい内訳を記載させていただいています。なお、本日ご答申いただけましたら、25日には告示をしまして、現場のほうで速やかに準備ができるようにやってまいりたいと思っております。
 続きまして資料2-2です。この告示案につきまして、1月16日の雇用保険部会でご議論いただきました。その結果についてのご報告ですが、記にありますとおり「厚生労働省案は、妥当と認める」というご結論をいただいています。
 なお資料3ですが、先ほど借入規定の説明をしましたが、1頁から6頁までは前回ご報告させていただいた雇用保険部会報告の概要の本文です。8頁、9頁は前回も付けさせていただきましたが、失業等給付関係及び雇用保険二事業関係の収支状況の表です。以上です。よろしくお願いいたします。
○大橋分科会長 それでは、まず「現下の厳しい雇用情勢に対応して労働者の生活及び雇用の安定を図るための雇用保険法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案要綱」につきまして、ご質問、ご意見がありましたらご発言ください。
○新谷委員 本日、議題でご提起いただいております法律案要綱ならびに告示案要綱につきましては、先に取りまとめをしていただいた雇用保険部会の報告を踏まえたものでございますし、また労働側といたしましても、雇用保険部会において意見と要望を申し上げておりますので、基本的には今回ご提示いただいた内容につきまして異論はございません。承認をしたいと思います。
○大橋分科会長 ほかによろしいでしょうか。特にないようでしたら、当分科会は厚生労働省案を雇用保険部会からの報告のとおり、おおむね妥当と認め、その旨私から労働政策審議会長あてにご報告申し上げたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                 (異議なし)
○大橋分科会長 ありがとうございます。それでは報告文案の配付をお願いいたします。
                 (報告文案配付)
○大橋分科会長 お手元に配付していただきました報告文案により、労働政策審議会長あて報告することとしてよろしいでしょうか。
                 (異議なし)
○大橋分科会長 それではそのように報告させていただきます。
 次に「労働保険の保険料の徴収等に関する法律の規定に基づき雇用保険率を変更する告示案要綱」につきまして、ご質問、ご意見がありましたらご発言ください。よろしいでしょうか。それでは、特にないようでしたら、当分科会は厚生労働省案を、雇用保険部会からの報告のとおり妥当と認め、その旨を私から労働政策審議会長あてにご報告申し上げたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                 (異議なし)
○大橋分科会長 ありがとうございます。それでは報告文案の配付をお願いいたします。
                (報告文案配付)
○大橋分科会長 お手元に配付していただきました報告文案により、労働政策審議会長あて報告することにしてよろしいでしょうか。
                 (異議なし)
○大橋分科会長 それでは、そのように報告させていただきます。ほかにございませんか。それでは、本日の分科会はこれで終了します。本日の会議に関する議事録につきましては、労働政策審議会運営規程第6条により、会長のほか2名の委員に署名をいただくことになっています。つきましては労働者代表の住野委員、使用者代表の河本委員にお願いいたします。どうもありがとうございました。


(了)
<照会先>

職業安定局総務課

総務係: 03(5253)1111

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