感染症対策部フォトレポート

感染症対策部の取り組みを写真で紹介します。

「こども霞が関見学デー」で「薬剤耐性(AMR)」を楽しく学べるコーナーを設置


2025年8月6日、7日の2日間、厚生労働省は各府省庁と協力して「こども霞が関見学デー」を開催。このイベントは、夏休みの子どもたちに広く社会を知ってもらうきっかけにしてほしいと、1999年に文部科学省が呼びかけて開催したもので、今年も大勢の親子が参加しました。



このなかで「お薬が効かなくなる⁈ 薬剤耐性の問題について知ろう!」をテーマに「薬剤耐性(AMR:Antimicrobial Resistance)」を楽しく学べるコーナーを設置しました。
薬剤耐性とは、細菌、ウイルス、寄生虫などの微生物に対して、それぞれの薬が効かなくなること。本来は、効果的な薬でも、微生物がさまざまな手段を使って生き延びようとすることで、効かなくなってしまうのです。
近年、細菌の薬剤耐性が大きな問題になっていて、このままでは細菌感染症に使用できる薬がなくなってしまう危険があります。



今回は、国立健康危機管理研究機構AMR臨床リファレンスセンターの協力で、パネル展示やゲームなどで、薬剤耐性についてわかりやすく説明するコーナーを設置しました。



人気アニメ「はたらく細胞」のキャラクターを使用したパネルの前で撮影したり、キャンペーン動画を興味深そうに見つめたりする親子が多く見られました。



特に人気だったのは、手の細菌を見ることができるコーナー。スマートフォンに表示される自分の手の細菌を見て「こんなにいるの!」と驚く子や、「お母さんの方がいっぱい(細菌が)いたよ!」とうれしそうに話す子もいました。



そのほか、アプリを使用した「AMR神経衰弱ゲーム」にも、多くの子どもたちが挑戦しました。
イベント期間中は省内のさまざまな場所を子どもたちが訪れ、いつもとは違うにぎやかな雰囲気があふれました。