咽頭結膜熱(五類・定点)
咽頭結膜熱とは
アデノウイルスの感染により、発熱(38~39度)、のどの痛み、結膜炎といった症状をともなう、小児に多い病気です。かつてはプール利用時の接触やタオルの貸し借り等で流行することがあったため、俗称として「プール熱」と呼ばれていました。
主な症状
1日の間に39~40度の高熱と37~38度前後の微熱の間を上がったり下がったりすることが4~5日ほど続き、扁桃腺が腫れ、のどの痛みをともないます。その間、頭痛、腹痛、下痢のほか、首のリンパ節が腫れることがあります。加えて、両目または片目が真っ赤に充血し、目やにが出るなどの結膜炎症状がみられる場合、咽頭結膜熱と診断されます。
感染経路
飛まつ感染あるいは接触感染が主な感染経路です。
治療方法
咽頭結膜熱は高熱が比較的長く(5日前後)続くことがありますが、特効薬はなく、特別な治療方法はありません。ほとんど自然に治りますが、吐き気や頭痛が強かったり、せきが激しかったりする時は、早めに医療機関に相談してください。眼症状が強い場合には、眼科的治療が必要になることがあります。
予防と対策
咽頭結膜熱に有効なワクチンはありませんが、流水とせっけんによる手洗い、うがいなどで、ある程度、感染を予防することができます。流行時には、感染者との密接な接触、タオルの共有は避けましょう。
発生状況
国内の発生状況
通常、6月ころから徐々に流行しはじめ、7~8月にピークとなります。
最新の発生状況については、感染症発生動向調査をご参照ください。
感染症法に基づく医師の届出のお願い
定点として指定された医療機関は、対象の感染症の発生状況を指定の期間(週又は月)ごとにとりまとめて、保健所に届け出てください。
届出基準・届出様式
都道府県により届出様式が異なる場合がありますので、最寄りの保健所にご確認ください。

