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健康・医療9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について
現在、日本国内で使用できるHPVワクチンは、サーバリックス(2価HPVワクチン)、ガーダシル(4価HPVワクチン)、シルガード9(9価HPVワクチン)の3種類があります。
このうち、サーバリックスとガーダシルは定期接種として公費で受けられます(※)。
シルガード9は、現時点では定期接種の対象ではありませんが、厚生労働省の審議会での議論を踏まえ、令和5年4月から定期接種を開始できるように準備をしています。詳細な内容については、決定次第お知らせします。
(※)公費で受けられる2種類のHPVワクチン(サーバリックスとガーダシル)については、厚労省ホームページの「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~」をご覧下さい。
これまでの検討状況
■ 2022年11月8日
第50回 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会
令和5年4月よりシルガード9を定期接種に用いることが了承されました。
■ 2022年10月4日
第49回 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会
厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会が取りまとめた、「9価 HPV ワクチンの定期接種化に係る技術的な課題についての議論のまとめ」を踏まえ、シルガード9を定期接種に用いるかどうかについて議論が行われ、令和5年度早期から定期接種を開始できるように準備を進めていくことが了承されました。
■ 2022年9月22日
9価HPVワクチンの定期接種化に係る技術的な課題についての議論のとりまとめについて
第19回 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会での議論の内容を踏まえ、「9価 HPV ワクチンの定期接種化に係る技術的な課題についての議論のまとめ」が取りまとめられました。
■ 2022年8月4日
第19回 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会
シルガード9について、定期接種に用いることについて技術的な観点から問題はないものの、接種対象者の年齢や接種回数、使用するHPVワクチンの種類等については、引き続き、予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会等で審議をすることが妥当であるとされました。
■ 2022年3月4日
第18回 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会
シルガード9について、前回(第17回)で示された論点に沿って議論が行われ、9価HPVワクチンを定期接種に用いることになった場合に検討を要する論点について、今後検討を継続していくことが了承されました。
■ 2021年4月20日
第17回 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会
シルガード9について、接種の目的や疾病負荷の大きさ、ワクチンの安全性・有効性、費用対効果、定期接種化の際の検討事項等の論点について議論され、今後も検討を継続していくことが確認されました。
■ 2020年8月18日
第16回 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(持ち回り審議)
シルガード9を定期の予防接種に用いることの是非について検討すること、シルガード9のファクトシート作成を国立感染症研究所に依頼することについて了承されました。
9価HPVワクチンとは?
Q1:現在、定期接種の対象となっているサーバリックス(2価HPVワクチン)、ガーダシル(4価HPVワクチン)の接種を受けずに、シルガード9(9価HPVワクチン)が定期接種の対象になるのを待っていた方がよいでしょうか?
一方で、定期接種の対象であるサーバリックスやガーダシルでも、子宮頸がんに最も関与の強い型であるHPV16/18型の感染を予防できます。また、海外では、サーバリックスやガーダシルの接種が、子宮頸がんの予防に効果があったと報告されています。
HPVワクチンは、性的接触の経験前に接種することが望ましいとされており(HPVは一度でも性的接触の経験があればだれでも感染する可能性があります)、また、子宮頸がんは20代から年齢階級別罹患率が上昇するなど、若い方でも罹患し得るがんですので、シルガード9が定期接種の対象になるのを待っていただくよりも、定期接種の対象年齢(小学校6年~高校1年相当)にHPVワクチンを接種することをお勧めしています。
Q2:サーバリックス(2価HPVワクチン)またはガーダシル(4価HPVワクチン)を接種すると、シルガード9(9価HPVワクチン)の接種することはできませんか?
Q3:海外でのシルガード9(9価HPVワクチン)の使用状況を教えてください。
Q4:シルガード9(9価HPVワクチン)は現在、定期接種の対象ではないということですが、自費ならば受けられますか?
安全性の評価
接種開始後の安全性の評価
副反応疑い報告と審議会での評価
ワクチンと関係があるか、偶発的なもの・他の原因によるものかが分からない事例も数多く報告されます。
収集した報告について、厚生労働省の審議会に報告し、専門家による評価を行います。こうした結果を公表するなどして、安全性に関する情報提供などを行っていきます。
これまでに報告されたシルガード9の副反応疑い報告は以下のとおりです。
■2023年1月20日
第90回副反応検討部会・令和4年度第23回安全対策調査会(2022年9月1日~2022年9月30日報告分)
■2022年10月7日
第85回副反応検討部会・令和4年度第14回安全対策調査会(2022年8月1日~2022年8月31日報告分)
■2022年9月2日
第83回副反応検討部会・令和4年度第11回安全対策調査会(2022年7月1日~2022年7月31日報告分)
■2022年8月5日
第82回副反応検討部会・令和4年度第8回安全対策調査会(2022年6月1日~2022年6月30日報告分)
■2022年7月8日
第81回副反応検討部会・令和4年度第6回安全対策調査会(2022年5月1日~2022年5月31日報告分)
■2022年6月10日
第80回副反応検討部会・令和4年度第5回安全対策調査会(2022年1月1日~2022年4月30日報告分)
■2022年4月13日
第78回副反応検討部会・令和4年度第1回安全対策調査会(2021年10月1日~2021年12月31日報告分)
■2022年1月21日
第75回副反応検討部会・令和3年度第26回安全対策調査会(2021年7月1日~2021年9月30日報告分)
■2021年10月22日
第71回副反応検討部会・令和3年度第20回安全対策調査会(2021年4月1日~2021年6月30日報告分)
■2021年8月4日
第66回副反応検討部会・令和3年度第15回安全対策調査会(2021年1月1日~2021年3月31日報告分)