令和2年度の広報の取組について(自殺対策)

厚生労働省自殺対策推進室では、年間を通してさまざまな広報・啓発活動に取り組んでいます。

その声かけが、ゲートキーパーへの第一歩。令和2年度自殺ポスター

我が国では、自殺対策基本法に基づき、毎年9月10日から16日を「自殺予防週間」、毎年3月を「自殺対策強化月間」と定めて、国、地方公共団体、関係団体等が連携して「いのち支える自殺対策」という理念を前面に打ち出した啓発活動を推進しています。
令和2年8月には相談窓口、ゲートキーパー、自殺対策の取り組みなどの情報をわかりやすくまとめたサイト「まもろうよ こころ」を公開しました。

自殺予防週間・自殺対策強化月間

厚生労働大臣メッセージ

厚生労働大臣メッセージ「生きづらさを抱えている方へ」

「自分はひとりぼっちだ」「居場所がない」など、生きづらさを抱えた方へ。

新型コロナウイルスの影響もあり、仕事や生活に不安を感じている方も多いと思います。
不安や生きづらさを抱えた方へ、厚生労働大臣からメッセージをお伝えします。
どうかひとりで悩まずに、支えにつながる一歩を踏み出してください。

相談窓口PR動画「君は君のままでいい」(文部科学省・厚生労働省)

ポスター配布と掲示

関係府省、地方公共団体、協賛団体(日本医師会、日本薬剤師会等)、鉄道各社等を通じて全国に配布し掲示します。

関係団体の取組

関係省庁、地方自治体、関係団体における相談事業及び啓発活動等の取り組みについてとりまとめ、公表しています。

インターネット広告

動画、SNS(Facebook、Twitter、LINE)、バナーなどインターネット広告を活用した啓発活動を実施しています。

新聞広告

「いのち支える 自殺から大切な人を守るために」
 

いのち支える 自殺から大切な人を守るために 令和2年自殺予防週間 9月7日 読売新聞
9月8日 北海道新聞、東京・中日新聞、西日本新聞
9月9日 産経新聞
9月10日 毎日新聞
9月11日 釧路新聞、十勝毎日新聞、苫小牧民報、室蘭民報、函館新聞、東奥日報、陸奥新報、デーリー東北、秋田魁新報、北羽新報、岩手日報、岩手日日、山形新聞、河北新報、福島民報、福島民友、上毛新聞、茨城新聞、下野新聞、千葉日報、神奈川新聞、埼玉新聞、新潟日報、北日本新聞、北國・富山新聞、福井新聞、日刊県民福井、信濃毎日新聞、長野日報、山梨日日新聞、静岡新聞、岐阜新聞、市民タイムス、中部経済新聞、奈良新聞、京都新聞、神戸新聞、伊勢新聞、紀伊民報、山陽新聞、中國新聞、日本海新聞、山陰中央新報、山口新聞、島根日日新聞、宇部日報、四國新聞、愛媛新聞、徳島新聞、高知新聞、佐賀新聞、長崎新聞、大分合同新聞、熊本日日新聞、宮崎日日新聞、夕刊デイリー、南日本新聞、琉球新報、沖縄タイムス、南海日日新聞、八重山毎日新聞、宮古毎日新聞
9月12日 朝日新聞
9月13日 日本経済新聞

政府広報オンライン 自殺予防週間(令和2年(2020年)9月掲載)

動画コンテンツ・記事コンテンツ

ネット配信番組「もくもくニュース #なんか生きづらいかも」

「生きづらさ」をテーマにしたネット番組「BuzzFeed もくもくニュース #なんか生きづらいかも」を配信しました。悩みを抱える人たちに向けて「#なんか生きづらいかも」をテーマに、ゲストの体験を踏まえながら、まわりの人たちとの関わり方や生き方について語り合いました。(配信終了)

【出演ゲスト】中川翔子さん(歌手・タレント)、ピエール中野さん(ミュージシャン)、橘ジュンさん(NPO法人BONDプロジェクト代表)
【MC】ハヤカワ五味さん(会社経営者)

「もくもくニュース」概要
BuzzFeed Japanのニュース番組で、若い世代が日頃からもやもやを抱えているテーマについてゲストと視聴者がともに考える番組です。

記事コンテンツ「なんか生きづらいかも」

ネットで配信した「もくもくニュース #なんか生きづらいかも」の番組内で、出演者の皆さんが語った内容を3分程度で読める記事にして公開しました。(公開終了)

「なんか生きづらいかも」と思う瞬間について話し合ってみた
出演者の皆さんが生きづらさを感じた瞬間や、そう思った時にやっていること

どう反応していいか迷う…。人から相談されたときに遭遇する4つのこと
人から相談されたときの反応に迷ったことはありませんか?専門家に教えてもらった「悩んでいる人に声がけをするときのポイント」

みんなで取り組もう いのち支えるゲートキーパー

ゲートキーパーとは

「ゲートキーパー」とは、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人のことで、言わば「命の門番」とも位置付けられる人のことです。

自殺対策では、悩んでいる人に寄り添い、関わりを通して「孤立・孤独」を防ぎ、支援することが重要です。1人でも多くの方に、ゲートキーパーとしての意識を持っていただき、専門性の有無にかかわらず、それぞれの立場でできることから進んで行動を起こしていくことが自殺対策につながります。

「自殺総合対策大綱(平成19年6月8日閣議決定)」においては、9つの当面の重点施策の一つとしてゲートキーパーの養成を掲げ、かかりつけの医師を始め、教職員、保健師、看護師、ケアマネージャー、民生委員、児童委員、各種相談窓口担当者など、関連するあらゆる分野の人材にゲートキーパーとなっていただけるよう研修等を行うことが規定されています。

イラスト 細川貂々「ツレがうつになりまして。」著者

また、ゲートキーパーは、我が国のみならず海外でも、自殺対策の分野でも広く使用されている用語、概念であって、WHO(世界保健機関)を始め、多くの国々で使用され、その養成プログラムが実施されています。

イラスト 細川貂々

詳しくは まもろうよ こころ 命を守る「ゲートキーパー」とは? をご覧ください。

ゲートキーパー養成研修用動画を作成し、公開しています。
こころのサインに気づいたら(MHLWchannel)

参考:政府広報オンライン「暮らしに役立つ情報」
あなたもゲートキーパーに!大切な人の悩みに気づく、支える