自殺統計に基づく自殺者数
自殺統計について
- 自殺統計とは、警察庁による自殺に係る統計のことです。都道府県警察では、捜査により遺体の死因を自殺と判断したケースについて、案件毎に自殺統計原票を作成しており、データ化したものを警察庁において取りまとめています。
- なお、自殺統計原票では、自殺者の氏名、生年月日の記載はなく、住所についても市区町村までの記載となります。
- 自殺統計は、遺体の発見日及び発見地に基づいて、取りまとめています。
- 厚生労働省では、警察庁が取りまとめたデータの提供を受けて資料の作成を行い、地域における自殺の基礎資料として掲載しています。
各用語の説明
1. 速報値
・速報値とは:
・集計項目:
※速報値であり、自殺者の職業や自殺の原因・動機別等の情報はありません。
留意点
捜査中の事案や月末頃に発生した事案などで死因が自殺と特定できていない場合には、速報値への計上がなされませんので、速報値は最終的な確定値と比較して値が少なくなる傾向にあります。
2. 暫定値:
・暫定値とは:
・集計項目:
ただし、「地域における基礎資料」として、厚生労働省において、自殺の実態把握として地方公共団体職員等に利用して頂くことを目的に、警察庁から提供された自殺統計原票に基づくデータの加工統計を作成しており、職業別、原因・動機別などの項目で集計をしています(詳細は「4.地域における基礎資料」の解説をご覧ください)。
3. 確定値:
・確定値とは:
・集計項目:
これ以外に、職業別や原因・動機別自殺者数などを集計しています。
4. 地域における自殺の基礎資料
・地域における自殺の基礎資料とは
・集計
都道府県別及び市町村別に集計するに当たっては、上記に自殺者が生前住んでいた場所(住居地)、遺体が発見された場所(発見地)をクロスして集計を行い資料としています。そのため、下記の4パターンでの集計をしています。
○自殺日・住居地
○自殺日・発見地
○発見日・住居地
○発見日・発見地