令和元年度「自殺対策強化月間」

3月は「自殺対策強化月間」です。

イラスト 細川貂々

悩みを抱えている方へ

もし、あなたが悩みを抱えていたら、もし、あなたの周りに悩みのある人がいたら、ぜひ相談してください。

自殺対策強化月間について

自殺対策基本法では、例年、月別自殺者数の最も多い3月を「自殺対策強化月間」と定め、地方公共団体、関係団体等とも連携して「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向け、相談事業及び啓発活動を実施しています。

SNS相談に関する動画

自殺対策強化月間に合わせて、SNS相談をより知ってもらうことを目的とした動画を作成しました。

導入編

平成30年からSNS相談の取組を始めたNPO法人自殺対策支援センターライフリンクの代表 清水康之さんらにインタビューを実施し、SNS相談の導入経緯や、地方自治体・専門機関との連携の重要性について語っていただきました。
また、SNS相談の現場の実情に触れつつ、相談を受ける際のポイント、相談員になったきっかけ、などについて語っていただいています。

実践編

SNS相談から解決までの20代男性の架空の相談事例を基にドラマ映像としました。主人公と相談員のやりとりの部分ではSNS相談事業ガイドラインのポイントを解説しています。

<登場人物> 柏木  聡(23才)入社1年目の営業職
山崎亜希子(23才)柏木の地元の彼女
松岡 洋子(41才)SNS相談員

他に「ゲートキーパー養成研修用動画」を作成し公開しています。
こころのサインに気づいたら(YouTube:MHLWchannel)

「ゲートキーパー」とは、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人のことで、言わば「命の門番」とも位置付けられる人のことです。

変化に気づく 家族や仲間の変化に気づいて声をかける
じっくりと耳を傾ける 本人の気持ちを尊重し耳を傾ける
支援先につなげる 早めに専門家に相談するよう促す
温かく見守る 温かく寄り添いながらじっくりと見守る

詳しくは厚生労働省ホームページ「ゲートキーパーについて」をご覧ください。

インターネット広告

自殺対策強化月間に合わせ、インターネット広告を活用した啓発活動を実施しています。

SNS広告(Facebook広告、Twitter広告)

Facebook広告画像 Twitter広告画像

バナー広告

令和元年度自殺対策強化月間インターネット広告バナー

動画

ポスター

ポスター配布と掲示

関係府省、地方公共団体、協賛団体(日本医師会、日本薬剤師会等)、鉄道各社等を通じて全国に配布し、掲示します。
また、自殺対策強化月間に合わせて、関係省庁、地方自治体、関係団体における相談事業及び啓発活動等の取組みについてとりまとめ、公表しています。

映画制作者と舞台・映像関係者に知ってもらいたい基礎知識(WHO)

世界保健機関(WHO)により、作成された自殺対策に関するガイドラインの中のひとつに「映画制作者と舞台・映像関係者に向けた自殺対策推進のための手引き」があります。令和2年1月20日に自殺総合対策推進センター(JSSC)によって日本語訳が公表されていますので紹介します。
この手引きでは、テレビ番組、映画、ドキュメンタリー、演劇などで自殺や自傷に関する内容の企画・制作を行う者を対象として、実際に起きた自殺・フィクションの自殺を描写する際に「留意すべきこと」などがまとめられています。

その他、「メディア関係者のための手引き」の日本語訳も公開しています。