健康・医療ハンタウイルス肺症候群
【お知らせ】
2026年5月22日
「クルーズ船におけるハンタウイルス感染症事例について(その2)」の報道発表資料を掲載しました。[118KB]
2026年5月6日
「国外航行中のクルーズ船におけるハンタウイルス感染症事例について」の報道発表資料を掲載しました。[170KB]
ハンタウイルス肺症候群とは
ハンタウイルス肺症候群は、オルソハンタウイルス属のウイルスを病原体とする感染症であり、呼吸不全、循環不全を呈し死亡することがある感染症です。北米や中南米で患者発生があります。日本国内では患者発生の報告はありません。
主な症状
潜伏期間は1週間から7週間程度(通常約2週間)であり、発熱や咳、筋肉痛などを呈し、嘔吐や下痢を伴うこともあります。急速に症状が進行し、呼吸不全、循環不全を呈し死亡することがあります。致命率は10%から50%程度であり、原因となるウイルスによって異なります。
感染経路
主な感染経路は病原体を保有するネズミ等のげっ歯類の排泄物を含む粉じんの吸入や排泄物で汚染された食品や飲料水の摂取です。ハンタウイルスのうちアンデスウイルスのみ濃厚接触によるヒト-ヒト感染の報告があります。
検査・治療方法
全血、血清、血漿、唾液、鼻咽頭拭い液、組織からのウイルスの分離・同定、ウイルス遺伝子の検出、血清学的検査です。
特異的な治療法はなく、対症療法が中心です。
特異的な治療法はなく、対症療法が中心です。
予防と対策
流行地域ではげっ歯類との接触を避け、糞や尿で汚染された粉じんを吸わないよう、環境を清潔に保ち、食品は蓋などをして適切に保管してください。
国内で承認されたワクチンはありません。
国内で承認されたワクチンはありません。
感染症法に基づく医師の届出のお願い
全ての医師の方は、対象の感染症の診断を行った際に、直ちに届出様式により最寄りの保健所に届け出てください。また、原則として全例にウイルス遺伝子検査の実施を求めるものとします。
都道府県により届出様式が異なる場合がありますので、最寄りの保健所にご確認ください。

