健康・医療ハンタウイルス肺症候群

ハンタウイルス肺症候群とは

ハンタウイルス肺症候群は、オルソハンタウイルス属のウイルスを病原体とする感染症であり、呼吸不全を呈し死亡することがある感染症です。南北アメリカ大陸に分布します。

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主な症状

潜伏期間は1週間から5週間程度(通常約2週間)であり、発熱や咳、筋肉痛などを呈し、嘔吐や下痢を伴うこともあります。急速に症状が進行し、呼吸不全を呈し死亡することがあります。致命率は約40%から50%です。

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感染経路

主な感染経路は病原体を保有するげっ歯類の排泄物を含む粉じんの吸入や排泄物で汚染された食品や飲料水の摂取です。基本的にヒトからヒトへ感染するものではないが、例外的にハンタウイルスの一種であるアンデスウイルスにおけるヒト-ヒト感染事例が報告されています。なお、日本国内では患者発生の報告はありません。

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検査・治療方法

血液、肺組織からのウイルスの分離・同定、ウイルス遺伝子の検出、血清学的検査です。
特異的な治療法はなく、対症療法が中心です。

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予防と対策

流行地域ではげっ歯類との接触を避け、糞や尿で汚染された粉じんを吸わないよう、環境を清潔に保ち、食品は蓋などをして適切に保管してください。
国内で承認されたワクチンはありません。

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感染症法に基づく医師の届出のお願い

全ての医師の方は、対象の感染症の診断を行った際に、直ちに届出様式により最寄りの保健所に届け出てください。また、原則として全例にウイルス遺伝子検査の実施を求めるものとします。

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関連リンク(さらに詳しい情報が必要な方)

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