侵襲性髄膜炎菌感染症
Neisseria meningitidis による侵襲性感染症として、本菌が髄液又は血液 などの無菌部位から検出される感染症。
潜伏期間は2~10日(平均4日)で、発症は突発的である。
髄膜炎例では、頭痛、発熱、髄膜刺激症状の他、痙攣、意識障害、乳児では大泉門膨隆等を示す。
敗血症例では発熱、悪寒、虚脱を呈し、重症化を来すと紫斑の出現、ショック並びにDIC(Waterhouse-Friedrichsen症候群)に進展することがある。本疾患の特徴として、点状出血が眼球結膜や口腔粘膜、皮膚に認められ、また出血斑が体幹や下肢に認められる。
世界各地に散発性又は流行性に発症し、温帯では寒い季節に、熱帯では乾期に多発する。
学生寮などで共同生活を行う10代が最もリスクが高いとされているため、特に共同生活をしている例ではアウトブレイクに注意が必要である。
通知・事務連絡
2019年11月15日 【自治体宛て事務連絡】侵襲性髄膜炎菌感染症の発生について 【332KB】
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