第77回WHO総会

- ■日付:
- 2024年5月26日(日)~2024年5月28日(火)
- ■場所:
- スイス連邦(ジュネーブ)
- ■担当局:
- 大臣官房国際課
第77回WHO(世界保健機関)総会が開催され、塩崎厚生労働大臣政務官が出席しました。
塩崎厚生労働大臣政務官は、政府代表演説を行い、2025年、東京エリアに「UHC(※1)ナレッジハブ」を設置することや、関係機関の代表を集め「UHCハイレベルフォーラム」を開催する予定があること紹介しました。
また、日本がATACH(気候変動と健康に関する変革的行動のための同盟)(※2)に正式に参加したことを報告し、日本が「気候と健康」の問題を乗り越えるために、各国との連携した取り組みに貢献していくことを約束しました。
そして、薬剤耐性(AMR)対策(※3)、非感染性疾患(NCDs)、気候変動、健康危機、パンデミックへの予防・備え・対応など、多くの重大な健康課題について、各国が連携して取り組むべきであると述べました。
その他、塩崎厚生労働大臣政務官は、サイア・マウ・ピウカラWHO西太平洋地域事務局長、オラツィオ・スキラッチ イタリア共和国保健大臣、チョ・ギュホン大韓民国保健福祉長官、アプルーヴァ・チャンドラ インド共和国保健家族福祉副大臣、ニコラス・フランシス・マークハム英国保健社会省政務次官らと個別会談を行い、保健医療分野の課題や取り組みなどについて議論するとともに、サイドイベントへの登壇や各国の要人との意見交換を行いました。
- ※1 UHC((Universal Health Coverage)ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ)
全ての人が、適切な健康増進、予防、治療、機能回復に関するサービスを、支払い可能な費用で受けられる状態を指す。
UHCナレッジハブは、主に低・中所得国の保健財政を強化することを目的として設置するもので、WHOと世界銀行が連携し、各国の保健省と財務省の政策立案者に対する能力開発を支援するもの。 - ※2 ATACH((Alliance for Transformative Action on Climate and Health)気候変動と健康に関する変革的行動のための同盟))
WHOが事務局となり組織された構想であり、参加各国が気候変動と健康に関する知見と最善の方法や最良の事例を共有し、ネットワークを強化することにより、気候変動に強靭かつ低炭素で持続可能な保健医療システムの構築を目指すもの。 - ※3 薬剤耐性(Antimicrobial Resistance(AMR))
抗微生物薬の不適切な使用を続けることなどにより、微生物に対して薬が効かなくなること。
薬剤耐性(AMR)対策について|厚生労働省 (mhlw.go.jp)





