G7保健大臣会合

2022年5月19日(木)~2022年5月20日(金)
ドイツ連邦共和国
ベルリン
G7保健大臣会合

G7保健大臣会合が開催され、佐藤厚生労働副大臣が出席しました。

会合では「2022年でCOVID-19パンデミックを克服するために」「薬剤耐性(AMR)(※1)という『サイレント・パンデミック』に立ち向かうために」「気候変動に強く、持続可能で、気候中立な保健システム(※2)」をテーマに意見交換を行いました。

会合の成果として、2022年の「G7保健大臣宣言」を採択し「パンデミックへの備えに関するG7合意(G7 Pact for Pandemic Readiness)」を定めました。

併せて、開発大臣・保健大臣の合同会合、財務大臣・保健大臣の合同会合が開催されました。

佐藤厚生労働副大臣は、各会合で、日本の取り組みや国際貢献について紹介し、感染症対応のための調査や監視、人材育成の必要性、気候変動のような世界規模の課題への連携の必要性について発言しました。

その他、佐藤厚生労働副大臣は、ジャン イブ・デュクロ カナダ保健大臣をはじめ、各国代表と二国間会談を行い、ワクチン開発・製造の新たな取り組みや、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)(※3)の推進など、保健医療分野の課題や取り組みについて意見交換を行いました。

  1. ※1薬剤耐性(Antimicrobial Resistance(AMR))
    抗微生物薬の不適切な使用を続けることなどにより、微生物に対して薬が効かなくなること
    薬剤耐性(AMR)対策について
  2. ※2保健システム
    (仮訳)健康を増進、回復、維持することを主目的とするすべての組織、人、行動から構成される取り組みや制度などの仕組みを意味する
    これには、より直接的な健康増進の活動だけでなく、健康の決定要因に影響を与える取り組みも含む
    出典:Everybody's business. Strengthening health systems to improve health outcomes: WHO's framework for action. WHO. 2007
  3. ※3ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(Universal Health Coverage(UHC))
    全ての人が、適切な健康増進、予防、治療、機能回復に関するサービスを、支払い可能な費用で受けられる状態

※写真提供:Photothek/BMG

大臣官房国際課
問い合わせ先 代表:03(5253)1111 (内線7348)

カール・ラウターバッハ ドイツ連邦共和国保健大臣と佐藤厚生労働副大臣
意見交換を行う佐藤厚生労働副大臣
ジャン イブ・デュクロカナダ保健大臣との会談に臨む佐藤厚生労働副大臣