中学生を対象とした献血への理解を促すポスターを作成しました

 

 厚生労働省では、少子高齢化により献血可能人口が減少する中で、輸血用などの血液製剤の製造に必要な献血血液を今後も安定的に確保するため、若い世代の方々に向けた献血の普及啓発活動を推進しています。
 その一環として、「中学生を対象とした献血への理解を促すポスター」を平成17年度より作成しています。今年度も、ポスターを以下のとおり作成しました。12月中旬頃から全国の中学校等に配布します。

 我が国には病気やけがの治療のため、輸血用などの血液製剤を必要とする方が多くいます。この血液製剤は、自発的に無償で血液を提供いただく「献血」によりつくられています。中学生は献血可能年齢ではありませんが、今後も医療機関に安定的に血液製剤をお届けするためには、献血可能年齢になる前から将来の献血者として普及啓発することが重要です。




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キャッチフレーズ「私たちには、誰かを救う力がある。16歳からの献血。」

 令和7年度中学生を対象とした献血への理解を促すポスターのキャッチフレーズは、居場 大亮さんの「私たちには、誰かを救う力がある。16歳からの献血。」です。公募により集まった147点の作品から決定しました。
 居場さんに、キャッチフレーズに込めた思いを伺いました。

 <キャッチフレーズに込めた思い>
この言葉には、「中学生の皆さんには誰かを救う力がある」ということを伝えたいという思いを込めました。

私は 16 歳から献血を続けています。きっかけは、母の「あなたの血液を待っている人がどこかにいる」という言葉でした。「16 歳の私が誰かの命を救うことができる」ということに、 驚きとワクワクを感じたことを今でも覚えています。

中学生の皆さんには、誰かを救う力があります。「私一人が献血に行ったところで…」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。あなたの献血を待っている人が絶対にいます。そして、献血をしたことで絶対に良いことが返ってきます。まず、看護師さんや職員さ んにとても感謝されます。お菓子やジュース、記念品が貰えます。「そんなことのために献 血って」と思ったかもしれません。でも、献血はそんな気軽なものでいいと思います。

最後に、そうは言っても、怖い、痛そう、献血に行くのは面倒くさいなぁと思う人もいると 思います。そこで、まずは献血について周りの人と話すことから始めてみませんか。献血に 行くことだけでなく、献血について話すことも、立派な「献血活動」です。「献血って知っ ている?」というあなたの一言が献血の輪を広げ、巡り巡ってどこかの誰かの命を救うかも しれません。「私たち」にはそうした「誰かを救う力」があるのです。

献血はどこでできるの?

日本赤十字社の献血ルームや献血バスで献血できます。
お近くの献血ルームはこちら・献血バス運行スケジュールはこちらからご覧ください。

照会先
厚生労働省 医薬局 血液対策課