戦没者慰霊事業の結果について(令和7年4~5月)

令和7年4~5月実施の戦没者慰霊事業の結果について、次のとおりお知らせします。

戦没者慰霊事業の結果

 令和7年4月29日から行われた、令和7年度マリアナ諸島現地調査派遣(第1次)において、米軍がテニアン島に造営した日本人戦没者の集団埋葬地(埋葬者138名※)と思われる地点で調査を実施しました。米軍が作成した埋葬図面に基づき試掘を行ったところ、遺骨4柱相当が図面どおりに埋葬されている状態を確認したことから、同地点が集団埋葬地であると判断しました。
 厚生労働省では、今後、テニアン島での遺骨収集の体制を強化し、集団埋葬地の遺骨収集を加速化させていく予定です。

※143名と記載している資料もあり

実施期間
令和7年4月29日(火)から5月10日(土)まで
集団埋葬地で確認した遺骨
4柱相当(今後の遺骨鑑定人による形質鑑定の結果、柱数が変更となる可能性がある。)

これまでの経緯

 平成23年度にテニアン島に米軍が造営した集団埋葬地の資料を米軍国立公文書館から入手。資料には埋葬者数(138名※)と位置情報(緯度経度)が記載されていた。平成26年度に集団埋葬地の地図と埋葬図面を米国立公文書館から入手。令和5年度に集団埋葬地の写真を入手。これらの資料を基に一般社団法人日本戦没者遺骨収集推進協会が現地調査を実施し、令和6年8月の現地調査で集団埋葬地と思われる地点で盛土と階段跡が確認されていた。

※143名と記載されている資料もあり