SDS情報交換のための標準的フォーマット等の公開について
厚生労働省労働基準局
安全衛生部化学物質対策課
安全衛生部化学物質対策課
厚生労働省では、労働安全衛生法第57条の2に基づく化学物質の危険有害性情報の通知(SDSの交付等)をより迅速かつ的確に行う観点から、SDS情報を電子的に交換するための標準的なフォーマット及び利用マニュアルを作成しました。
これは、化学物質の譲渡・提供者が共通のフォーマットを用いて危険有害性情報のデータ(SDSデータ)を作成することにより、電子的な情報の交換を容易にすること、SDSの作成・変更・交付等の一連の作業負担を軽減すること、SDSによる情報伝達の迅速化を図ること等を目的としたものです。
「令和6年度化学物質管理に係る専門家検討会」の中間取りまとめ(令和6年8月31日公表)において、安全データシート(SDS)等による通知の迅速化への方策として、SDS等による危険有害性情報の通知を電子化し、その電子データの配列を標準化することにより、手入力する手間を省き、通知に要する時間の短縮を図るべきと提言されたことから、厚生労働省において、昨年11月に学識経験者やSDS等の作成に見識を有する者等からなる検討会を設置し、検討したものです。
なお、このフォーマットを活用したSDSデータの作成を支援するため、令和7年度から、化学物質の譲渡・提供者等が当該フォーマットの活用のため自社システムの改修を行う場合や、新たにシステムを導入する場合等において、必要な費用の一部を補助する事業の開始を予定しています(詳細は厚生労働省ホームページにおいて4月以降公開予定です。)。