「はたちの献血」キャンペーンを実施します!

「はたちの献血」キャンペーン(令和7年1月1日~2月28日)

    厚生労働省、都道府県及び日本赤十字社は、献血者が減少傾向にある冬期において、安全な血液製剤の安定供給の確保を図るため、「はたちの献血」キャンペーンを令和7年1月1日から2月28日の2か月間実施します。
    キャンペーン期間中は、ポスターやインターネット等による広報を通じて、「はたち」の若者を中心に、広く国民各層に献血について普及啓発し、献血への理解と協力を呼びかけます。

 

キャッチフレーズは「誰かの明日を考える。はたちの献血」です

   令和7年「はたちの献血」キャンペーンのキャッチフレーズは、有賀 悦子さんの作品「誰かの明日を考える。はたちの献血」です。公募により集まった426点の候補作品の中から、厚生労働省、都道府県及び日本赤十字社による厳正な審査により決定しました。

<有賀 悦子さんがキャッチフレーズに込めた思い>
 献血で集められた血液によって、治療で定期的に輸血を必要とする人たちの日常が支えられています。テレビで野球観戦を楽しんだり、孫の成長を家族と喜び合ったり、友人と出かけたり。そういう当たり前の毎日を、いつも通りに過ごせる幸せや安心を献血は届けることができます。より多くの人たちが、血液を受け取る側の人たちの何気ない日常を、彼らがどのような明日を過ごすのかを想像することができたら、献血が、さらに身近なものとして捉えられるのではないかと思い、このキャッチフレーズを考えました。



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献血へのご協力を毎日呼びかけているのには、理由があります

   多くの患者さんの病気やけがの治療に使われている血液製剤は、献血でご提供いただいた血液からつくられています。血液は人工的につくることができず、長い間保存することもできません。また、献血者の健康を守るため、1人あたりの年間の献血回数や献血量には制限があります。そのため、安定的に血液製剤を届けるためには、日々多くの方の協力が必要なのです。

若者のみなさん、献血にご協力を!

 我が国では、少子高齢化の影響により、主に輸血を必要とする高齢者層が増加し、若い世代が減少しています。
 少子高齢化は献血事業にも影響を与えています。10代~30代の若年層の献血者数はこの10年間で約25%も減少しており、このまま減少が進んでいくと、血液の安定供給に支障をきたす恐れがあります。今後も患者さんに血液を安定的に届けるためには、今まで以上に若い世代の献血へのご理解とご協力が不可欠なのです。
 献血は身近でできる大きな社会貢献。この機会に献血に行ってみませんか?

献血血液からつくられる「くすり」

    献血で集められた血液は、どのように患者さんのもとに届くのでしょうか。交通事故などでけがをしたときの輸血に使われるイメージがあると思いますが、それだけでなく、がんなどの病気の治療にも使われています。
 献血血液は、血液型やウイルスなどの有無を調べた後、赤血球や血小板、血漿の成分ごとに、目的に合わせた血液製剤になります。実は、輸血に使用される輸血用血液製剤は献血血液のおよそ半分で、残りの半分は血漿分画製剤という医薬品をつくるために使用されています。
 このように、献血は医療に幅広く役に立っているのです。

献血はどこでできるの?

 日本赤十字社の献血ルームや献血バスで献血できます。
 お近くの献血ルームはこちら・献血バス運行スケジュールはこちらからご覧ください。

献血Web会員サービス「ラブラッド」 
 より安全な血液を安定的に患者さんに届けるためには、継続して献血にご協力いただくことが重要です。日本赤十字社では複数回献血を推進するため、献血Web会員サービス「ラブラッド」を運営しています。
 令和4年9月28日から「ラブラッド」のアプリができました。
 ご登録いただくと、献血の予約、事前の問診回答などがWebサイト・アプリどちらからでも可能です。

献血サポーター (企業・団体の皆様へ)
 国民の医療を支える献血のさらなる推進を図っていただき、また、社会貢献活動である献血活動を国民に広くPRする機会として「献血サポーター」にご参加ください。「献血サポーター」となった企業・団体には、「献血サポーター」ロゴマークを日常の企業活動等において活用していただくことができます。