健康に配慮した飲酒に関するガイドラインについて

 厚生労働省では、飲酒に伴うリスクに関する知識の普及の推進を図るため、国民それぞれの状況に応じた適切な飲酒量・飲酒行動の判断に資する「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を作成しました。
 お酒は、その伝統と文化が国民の生活に深く浸透している一方で、不適切な飲酒は健康障害等につながります。
 本ガイドラインは、アルコール健康障害の発生を防止するため、国民一人ひとりがアルコールに関連する問題への関心と理解を深め、自らの予防に必要な注意を払って不適切な飲酒を減らすために活用されることを目的としています。
       
   
 

 ・健康に配慮した飲酒に関するガイドライン[266KB]
 ・みんなに知ってほしい飲酒のこと(広報資料)[159KB]

飲酒量(純アルコール量)について
 アルコールのリスクを理解した上で、次に示す純アルコール量に着目しながら、自分にあった飲酒量を決めて、健康に配慮した飲酒を心がけることが大切です。
 飲酒をする場合には、お酒に含まれる純アルコール量(g)を認識し、自身のアルコール摂取量を把握することで、目標設定を行うなど自身の健康管理にも活用することができます。単にお酒の量(ml)だけでなく、お酒に含まれる純アルコール量(g)について着目することは重要です。
(お酒に含まれる純アルコール量の算出式)
摂取量(ml) × アルコール濃度(度数/100)× 0.8(アルコールの比重)
例: ビール500ml(5%)の場合の純アルコール量
  500(ml) × 0.05 × 0.8 = 20(g)

 個々人が疾患などの発症リスクにも着目するなどして、健康に配慮することが重要です。研究結果に基づく疾病毎の発症リスクが上がる飲酒量(純アルコール量)については、以下に示したものが参考となります。なお、飲酒による疾患への影響については個人差があります。
   
我が国における疾病別の発症リスクと飲酒量(純アルコール量)
(本表及び参考文献は「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」に掲載しているものです。)