接触確認アプリ「COCOA」の修正版（Android版1.2.3）の配布を開始しました

　厚生労働省は、本日、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」（以下「本アプリ」という。）の修正版（Android版）の配布を開始しました。Android搭載端末で本アプリをご利用の方はアップデートをお願いいたします。スマートフォン端末のアプリの自動アップデート機能がオンになっている場合は、ダウンロードが可能な通信環境にて自動的に更新されます。自動アップデート機能がオフになっている場合は、Google Playから「接触確認アプリ」と検索し、アップデートをお願いします。
 
　今回の修正版では、本アプリ（Android版）が陽性者との接触の有無を１日に１回程度定期的に確認し、接触があった場合には通知を行うよう機能の改善を図りました。1.2.2以前のバージョンでは、一部の端末において当該処理を定期的に実施しない不具合があり、Android搭載端末で本アプリをご利用の方にはご自身で本アプリの定期的な再起動をお願いしていましたが、本修正版にアップデートをした後は定期的な再起動をしていただく必要はありません【注】（アップデート直後は一度、再起動をお願いします）。
そのほか、本アプリの安定性を向上させるための修正を行っています。
 
　なお、多くのAndroid搭載端末では、OSのバージョンや機種により、電池消耗やデータ通信量の削減等を目的としてバックグラウンドでのアプリの稼働を停止する様々な機能が備えられており、省電力モード等により、アプリのバックグラウンドでの動作が制限されると、本アプリに限らずアプリ全般で通知を受け取るのが遅れる、または受け取ることができない場合があります。自動的に通知を受け取るという修正版による機能改善の効果が得られるよう、Android搭載端末で本アプリをご利用の方は今一度、端末設定をご確認ください。

＜ご確認いただきたい設定の例＞
・「バッテリーセーバー」「電池の最適化」「省電力モード」「省エネモード」「節電モード」等の省電力機能の対象から本アプリを外す、又は電池残量が少なくなった場合のみに省電力モード等に切り替わるように設定してください。
 
・「データセーバー」「バックグラウンドデータ制限」等のバックグラウンドでのアプリのデータ通信を制限する機能の対象から本アプリを外してください。
※メーカー・機種により設定の有無や設定変更方法が異なります。

 
　本アプリのご利用方法等に関するお問い合わせは、本アプリ内左上のメニューボタン → [アプリに関するお問い合わせ] → [メールでお問い合わせ]からお問い合わせをいただくか、メール（appsupport@cov19.mhlw.go.jp）にてご連絡いただきますようお願いします。
 
　修正版の開発に当たっては、本アプリのソースコードを公開しているプラットフォームであるGitHubにおいて、有志の皆様から様々なご提案をいただきました。ご協力に感謝申し上げます。厚生労働省は、内閣官房情報通信技術（IT）総合戦略室と連携し、国民の皆様に広く安心して本アプリをご利用いただけるよう、利用者からのご意見等を踏まえ、引き続き、本アプリの機能・デザインの改善を行ってまいります。
 
【注】テストの過程で、Samsung社製Galaxy A41 （docomo/ au/ UQモバイル）については機種固有の事象として、陽性者との接触の検知から通知までの処理が適切に実施されない事例が見つかっています。本機種で本アプリをお使いの方は、対処方法が見つかるまでの間、引き続き１日に１回程度、定期的に本アプリの再起動をお願いします。
 
【添付資料】
Android版接触確認アプリをご利用の方へ
接触確認アプリ（COCOA）　「よくある質問」