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妊婦のみなさま、小さなお子さまがいらっしゃるみなさまに向けた専門家からのビデオメッセージを公開しました

 新型コロナウイルス感染症の感染が拡大する中、妊婦のみなさま、小さなお子さまがいらっしゃるご家庭の不安を少しでも解消するため、日本産科婦人科学会をはじめとした専門家のみなさまからのビデオメッセージを配信することを4月24日(金)に公表したところです。
 
 本日、以下のページにて、ビデオメッセージを公開しましたので、あらためてお知らせいたします。
 
【掲載ページ】
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10996.html
 
【メッセージ概要】
産婦人科医からのメッセージ
 ・日本産科婦人科学会 理事長   木村 正 氏 
 ・日本産婦人科医会  常務理事  中井 章人 氏 
  新型コロナウイルス感染症に対して、日本よりたくさんの患者さんがいる国々からの情報によれば妊婦が妊娠していない方に比べて、感染しやすい、重症化しやすいといったことはありません。しかし、妊婦のみなさまは、ご自身とお腹のお子さんの二つの命をもっていますので、日本ではハイリスクとしての対応をしています。その二つの命を守るため、気になる症状があれば早めにご相談下さい。また、里帰り出産はご自身や身近な方々の感染リスクを高めますので、差し控えていただくなどのお願いをしています。これについてはご心配をおかけしていますが、代わりの出産施設のご紹介など、医師と行政が協力し、安心して出産ができるよう全力で支援していきたいと思います。
 
助産師からのメッセージ
 ・日本助産師会  会長  島田 真理恵 氏
  新型コロナウイルス感染拡大の中、妊婦のみなさまは大きな不安を感じられていると思いますが、順調な妊娠経過のためには、家で過ごしても、いつも通り規則正しい生活を送られること、手洗いなど感染防止を行うこと、一人で気持ちが落ち込むことのないようにすることなどが重要です。不安に思うことがあれば、助産師、保健師に遠慮なくご相談ください。自治体でも電話相談窓口を設置しています。助産師は行政と連携して、妊娠中、出産後のサポートをしていきます。
 
感染症専門医からのメッセージ
 ・国立感染症研究所 感染症疫学センター  室長  多屋 馨子 氏
  新型コロナウイルス感染症では、子どもと大人の感染率には違いはないものの、子どもは軽症例が多く、報告数が少ないこともわかっています。ただし、1歳未満や基礎疾患を持つお子さま等、重症化することもありますので、注意が必要です。子どもは家族内での感染が多いようです。また、鼻咽頭より便中へのウイルス排泄が長い傾向にあるようです。感染性のあるウイルスがテーブルの上や空気中など環境中にとどまることがあるので、子どもの感染予防のためにも、三密を避けて、手洗いや換気などはしっかりと行っていただく必要があります。 
 
小児科医からのメッセージ
 ・国立成育医療研究センター  こころの診療部 診療部長  田中 恭子 氏
  新型コロナウイルスの関する情報が毎日流れ、学校の休校が続くなど、非日常の中で子どもたちのストレスは非常に大きくなっており、いつもと違う行動や反応が見られることがあります。このようなストレス反応を進行させないためには、今置かれている状況を子どもにもわかりやすく説明すること、子どもの話を聴くことなど、慌ただしい中でも子どもが取り残されないようにすることが大切です。動画の後半では、お子さまと一緒にできるストレス対処方法を実践していますので、ぜひお子さまと一緒に行ってみてください。