推進者取組事例003

 
 
 
 
    末高販売株式会社
「和」の合う環境(ばしょ)創りに挑戦
 
 
 
 
情報掲載年度 2017年度
情報掲載日 2017/12/01
都道府県 群馬県
資本金 1000万円以上~5000万円未満
 
従業員数 50人未満
産業分類 建設業
推進者の役職名 代表取締役
推進者としての従事年数 4~10年
 
 
住宅設備機器(システムバスルーム、システムキッチン、トイレ、化粧台等)施工販売。タイル・建材(国内、輸入品)、石材(大理石、御影石など)の販売。
外壁(タイル、サイディング)、外構工事、リフォーム工事。

(末高販売株式会社ウェブサイト)
 
 
仕事を通して、一生懸命働く、自分の存在を認められる、そういう理由や生きる意味づけができる会社にしたい。そう強く想っているので、キャリア形成の基本方針は、「社員さん一人一人が仕事を通して成長する環境(ばしょ)を創り出す」です。

目指すところは、社員さん全員での「家族経営」です。家族ですから、お互いの存在を尊重し、認め合い、学びあい、そして支え合って役割を果たしていく。そんな環境で人間力を向上していければ、結果として会社の成長につながっていくと信じています。

これは、先代社長の想いと私(社長)の想いを一つにした経営理念から発しています。経営理念「わたしたちはより良い住生活の創造に貢献し和の合う環境(ばしょ)を創ります」
より良い住生活の創造は、「仕事を通じて」という意味です。和の合う環境(ばしょ)は、全員が手と手を取り合って活躍するところです。永遠の課題かもしれませんが、目標を共有し、目標を達成するために役割を果たしながら進んでいこう、という想いです。
末高販売の末高は、末広がりに高らかに成長して、未来永劫に必要とされる会社でありたいということを表しています。
 
 
全員で行う家族経営ですから、ホームページを作るときも社員さんの手作りで、会社のロゴマークのネーミングも全員が提案し投票で決めました。私も参加しましたが結果は落選しました。そうやって決まったのが、当社の「和」の象徴としての「なごむ君」です。
 
“なごむ”です。どうぞよろしく。


全員が家族である以上、規律も役割もキチンとしておく必要があります。そうしないと正直に一生懸命働く社員さんを守ることができません。そのために就業規則を見直しました。これによりいい加減なルール違反をしようという心を引き締め、会社もお客様から信頼されると思っています。

仕事の役割分担や部門間の役割が違いますので、共通の問題や課題を全員で考える「定例会議」と部門別の問題や課題を考える「合同会議」を行うことにしました。それぞれ毎月1回開催しています。また、全員が集まれる会議室が無かったので、会議室を作って、明日の末高販売を創りだそうと意気込んでいます。

年末には、その年の社員さんの行動を社員さん同士が投票してたたえ合う「人間力賞」を設けています。これは、5つの行動基本方針に基づいて評価していきます。評価は減点方式ではなく良いところ評価です。5つの行動基本方針に基づいて

(1)元気に挨拶賞
(2)全員清掃・整理整頓賞
(3)安心・安全・自己管理賞
(4)思いやり賞
(5)向上心賞
そして、もう一つ。最優秀MVP賞を設けています。
結構楽しんでやっていますが、全員で成長していくことへの糧となっています。

年始は、社員さんが決めた目標設定を具体的にした経営指針の発表を行って、全員が、ありたい姿の共有を行うようにしました。決めたことはやる。誰でもできることを、誰にもできないくらいコツコツと全員でやる、そんな価値観も共有できていると思います。全員が家族の家族経営ですから、心は「家族」らしく、行動は「ビジネス」らしく、という心がけで施策を展開しています。
 
 
社員さんの成長という軸が実は、自分自身が学び成長できる、ということが分ったこと。
全員が成長していると感じられることが嬉しいと実感できること。
と今は感じております。
 
 
1.全員が家族の家族経営で挑戦している数値の成果を全員で享受したい。全員で目標を達成した決算で良い賞与を払えるようにすること。
2.当社の強みである工事付き販売を展開していくためには、体系的な「職業能力開発計画」が必要であること。
3.社員さんの「幸せ」に到達するために、現状とのギャップを埋めていくための、具体的な知識・スキルなどの目標を明確にすること。
4.それを軸に、評価や採用を行っていくことで「ビジネスらしく」していくことの基本をつくること。

評価基準は勿論全員で練り上げていきたいと思います。
 
 
当社は全員が家族の家族経営の会社です。仕事を通じて、人として成長できる、そういう実感のもてる会社にするには、と日々思っています。社員さんと向き合うのは大変なことですが、実に大切なことだと思います。そのためには、推進者の自分自身が器を大きくしなければと自分に言い聞かせでいます。
 
 
家族を大切にできない人に良い仕事はできない。これは私の信条です。
 
 
ロゴマーク