職業能力開発計画事例171

 
 
 
 
    Y社
 
 
 
 
 
情報掲載年度 2014年度
情報掲載日 2014年8月19日
都道府県 京都府
資本金 1000万円未満
 
従業員数 50人未満
産業分類 建設業
助成金の申請 なし
助成メニュー 訓練等支援給付金
 
 
1.計画の基本方針
(1)経営理念
…造園では伝統文化の保存・発展をはかり、後継者を育成する。
(2)経営方針
…神社・仏閣の庭園管理、造園工事をすすめ、利潤のみならず、京都の景観と伝統の保存に尽力する。
(3)人材育成の基本方針
…造園では、計画的かつ、継続的な人材育成を図ることとする。
 
 
2.従業員の配置に係る基本的な方針
(1)従業員の配置に係る基本的な方針
従業員が「生きがい」「やりがい」をもって働ける職場環境の確立を目指すと共に従業員個人が自ら職務能力や技術の開発・向上を図るよう従業員一人一人 の資質の向上を目指す。


(2)従業員のキャリア形成に即した配置等雇用管理の具体的な内容
・ 必要な教育や技術訓練を明確にする。
・ 社員の経験・特性を把握し各々の教育訓練計画の基、自己啓発の推進と教育訓練により能力、技術の向上に努める。


(3)昇進昇格・人事考課等に関する事項
教育・訓練計画の達成度・成果を適正に把握するとともに、会社の業績及び各人の人物・技能・勤務成績等を公平に評価し、昇給・昇格・配置等を決定する。
 
 
3.従業員のキャリア形成を促すため各職務に必要な職業能力の明確化と明示
※ 初心者については、有期実習型訓練(造園工事実践課)を受講させ基礎的な技能を身に付ける。
※ 熟練者は技能士・技士の資格を取得し、職業訓練指導員資格をめざす。
職能要件 職業能力評価基準 教育訓練
作業管理 作業の内容を理解しコントロールする。 訓練
※造園工事実践訓練
※園芸サービス系造園訓練
※造園技能検定訓練
※造園施工管理技術検定訓練

資格
※職業能力開発促進法に基づく技能検定・資格

・造園技能士(1級・2級・3級)

・職業訓練指導員

※建設業法に基づく国家資格

・造園施工管理技士(1級・2級)

・土木施工管理技士(1級・2級)

・建設機械施工技士(1級・2級)

安全管理 安全に作業を実施できる。
樹木の管理 樹木の育成時期や環境、生育状況に応じて、適切な樹木の管理ができる。
各種造園工事の施工
地ごしらえ・造成・塀・垣根 樹木・草花・石工事・水景等
施工場所の環境や景観、施工時期等、設計にしたがい植栽や構造物等が施工できる。
造園・庭園文化の伝承 卓越した知識と熟練技能を駆使し、文化財等の非常に高度な施工技術を要求される現場に対応し、さらに伝統的技法を次世代に継承する。
 
 
京都観光の一端を担っている、神社・仏閣の庭園管理等伝統文化の保存・発展に貢献できるよう、基礎的な技能・技術を身に付けるとともに、後継者の育成ができる職人を育てたい。