職業能力開発計画事例163
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<社長方針>
◎技術と人の和で総力を結集する。 <企業理念> ◎和を大切に 顧客、社員、社会のため、よりよい協力関係の追求 ◎優れた包装機作り 独創的な技術開発と社会的責任の遂行 ◎豊かな人間企業の構築 社員それぞれが自己を高め、共感の輪を広げる。 ◎発想は自由、行動は一つ。 一人一人の自由な発想と豊かな個性の尊重。 旺盛なチャレンジ精神と一丸となった行動 <人事施策の基本方針> 1.職場風土改革促進事業への取組み (1)社員の仕事と家庭の両立(ワークライフバランス)を応援するために働きやすい職場環境作りと職場風土改革に取組む。 2.社会環境に対応した会社理念の明確化 (1)社会環境・市場の変化や顧客の要望を把握し、対応する。 (2)組織(会社・部門・職場)の理念・方針・目標が明確に示されている。 (3)理念・方針・目標と個人の役割・職務の関係が明確に示されている。 3.個人の意欲・希望・意見等の尊重 (1)個人の役割・目標に意欲・希望・意見等が反映されている。 (2)目標設定、成果評価に十分な話し合いがなされている。 (3)常に個人の成長が意図されている。 <人材育成への取り組み> 1.会社の理念等を理解する機会を作る (1)新入社員・中堅社員研修の充実(技術勉強会の充実を含む)ー理念の理解 (2)管理監督者研修の実施ー理念の展開と実践 2.個人が目標を持ち、成長する機会を作る (3)職務分担表の充実、女子の戦力化 (4)外部研修派遣、資格取得の体系化 3.会社と個人が十分話合う機会を作る (5)目標管理と目標設定面談の制度化 (6)ハラスメント・コンプライアンスの研修 (7)コミュニケーション型の人材育成 4.個人が成長の機会を持てるような体系を作る (8)教育体系と個別教育計画の作成 上記の経営理念(社長方針・企業理念)、人事施策の基本方針、人材育成への取組みの3項目をマトリックス図(資料1)により、相互の関連性を検証した。 |
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<人事評価と目標管理>
人事評価は、従来「給与考課表」という様式で実施していたが、個人の意欲付けを増進させる目的から、別途「目標管理制度」の導入を図ろうと試行中である。この「目標管理制度」は必要以上に定量化した成果を求めるのではなく、個人の意欲の増進および上司と部下の対話の推進による人材育成を主目的としたものである。(資料2参照) <資格制度と在格年限の設定> 従来は役職のみであったが、従業員数の増加を踏まえて資格制度を設け、処遇の複線化を図ると共に、それぞれの資格に一定の在格年限を設け、若年者のキャリアアップ志向を増進させようと計画している。(資料2参照) |
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<職務分担表とキャリアパス> 各部署ごとに個人の職務分担と勤続・保持資格などを一覧表として表し、各人の職務分担量の均一化を図ると共にキャリアパスの設計や資格取得の目標設定に活用すべく、目下、作業に取り組んでいる。 <教育体系図> 前述のマトリックス図(資料1)に基づいて、教育体系図(資料2)を作成した。経営理念、人事方針、人材育成への取組み等を包含した個別教育を取り入れているが、とりわけ、企業理念の「豊かな人間企業の構築」を具現化するために「コミュニケーション型の人材育成」に該当する個別プログラムを多く設定した。 |
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当社は企業理念に「豊かな人間企業の構築」と「優れた人材の育成」を掲げ、2009年に厚生労働省(財団法人21世紀職業財団)より「職場風土改革促進事業実施事業主」の指定を受け、いわゆるワークライフバランスに取組むと共に、人材育成にも積極的に取り組んできたが、その取り組みが職制(管理監督者)の意識として十分に根付いていないこと、および、人事制度と十分に整合していないという課題があった。そこで大阪職業能力開発協会の支援を得て、理念に基づいた人事施策の基本方針および人材育成への取り組みの基本的考え方を作成し、この三者の関連性をマトリックス図で十分に検討した上で「教育体系図」を作成した。また、併行して関連するいくつかの人事制度を試行している。
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