職業能力開発計画事例115

 
 
 
 
    株式会社 T
 
 
 
 
 
情報掲載年度 2013年度
情報掲載日 2013年10月22日
都道府県 東京都
資本金 1000万円以上~5000万円未満
 
従業員数 50人以上~100人未満
産業分類 複合サービス事業
助成金の申請 なし
助成メニュー  
 
 
当社の経営理念「廃棄物の適正処理並びにリサイクル社会の形成に貢献する」に基づく行動方針「全社員への環境教育・訓練を実施し、環境意識の啓蒙と技術・技能の向上に努める」の一環として、環境影響の極小化・有効なリサイクル化を行うに必要な適正処理技術・技能の習得のため、当該施設の運転管理者に対し継続的且つ一貫性のある教育訓練を実施していく。
 
 
廃棄物処理業におけるCSR(企業の社会的責任)の重大さを認識した職務の遂行を通して顧客・同僚・地域等への責任感を持たせることにより、能力の向上・職務遂行意欲の向上を促し、それらを適正に評価して給与・賞与・昇進昇格・人事異動等に反映する。
 
 
廃棄物を扱う当社では「廃掃法」を理解し、教育訓練を行うことが必要不可欠となっている。新入社員はもとよりベテラン社員においても廃棄物の取扱いや法令順守のための教育訓練が必要である。
しかし、当社では法令で義務付けられた以上のレベルで廃棄物をリサイクルすることを目指しているため、より高度で先進的な技能・技術の習得が求められている。

【部門別】

□総務部
企業の根幹である法令順守、労務管理、経理管理を中心に違法性、ミスを無くすための教育訓練を行う。
・ 法令順守:廃掃法を中心とした、公的機関・組合等の講習会に出席し、解釈及び理解を深める。ISO14001主任内部監査講習等による社内管理ノウハウの取得を目指す。
・ 提携している労務士による講習会、指導等に基づき対応する。労働衛生推進者講習等による労務管理ノウハウの取得を目指す。
・ 提携している会計士による講習会、指導等に基づき対応すると共に、PCシステム教育訓練を行う。

□業務部
業務運搬課、資源推進課を統括する部門として、両部門から精通している人材を充てるための教育訓練を行う。
・ デジタルタコグラフ、運行データシステムの活用法等を理解するための教育訓練。
・ 車両基本整備の教育訓練。
・ 環境関連(ISO14001、エコアクション25等)の勉強会・講習会に出席し、解釈及び理解を深める。
・ その他、必要に応じて各種の勉強会・講習会に出席し、資格等の取得を推進する。

□業務運搬課
事業系一般廃棄物・産業廃棄物・リサイクル品に併せた廃掃法の研修、安全運転及び接客マナー研修を行い「当社の顔」としての教育訓練を行う。
・ 大型車両での輸送の為の大型免許取得教習所に通う。
・ その他、必要に応じて各種の勉強会・講習会に出席し、資格等の取得を推進する。

□資源推進課
事業系一般廃棄物・産業廃棄物・リサイクル品に併せた廃掃法の研修、安全運転及び接客マナー研修を行い「当社の顔」としての教育訓練を行う。
・ 場内作業の為の重機操作教習所(フォークリフト等)に通う。
・ より高度かつ専門性を推進する為、廃棄物処理施設技術管理者講習を受講する。
・ RPF(固形燃料)=JIS規格化による品質向上を目指す為の勉強会・講習会に出席する。
・ PETボトルリサイクルの高度化処理の為の勉強会・講習会に出席する。
・ その他、必要に応じて各種の勉強会・講習会に出席し、資格等の取得を推進する。

□その他
環境企業として、廃掃法を中心とした法令、環境関係の先進的取組みに対しては率先して参加しレベルアップを図る。
その為の各種教育訓練に要する勉強会・講習会・教習所・試験については、その都度該当するものを積極的に推奨、奨励していく。
従って、別紙の教育訓練体系図に記載のないものについても随時追加し、より良い企業作り並びに社員のスキルアップ・待遇の改善を推進していく。
 
 
・資料1 教育訓練体系図