第1回G20保健大臣会合(2017年、ドイツ・ベルリン)

第1回G20保健大臣会合(2017年、ドイツ・ベルリン)

2017年5月19日~20日、ドイツ・ベルリンにおいて第1回G20保健大臣会合が開催され、山本大臣官房審議官が出席しました。
 
会合では、「国際的な健康危機のマネジメント」、「保健システムの強化」、「薬剤耐性(AMR)」の3つのテーマについて議論が行われ、各国代表団が、架空の国で新種ウイルスが重篤な呼吸器疾患を引き起こす、というシナリオを基に、健康危機対応に関する理解を深め平時からの備えの重要性を共有するシミュレーションを行いました。

積極的な議論の後に、「健康的な明日のための今日を共に(Together Today for a Healthy Tomorrow)」と題して、上述のテーマを含む大臣宣言が採択されました。
 
山本大臣官房審議官は、「AMR」のセッションにおいて、抗菌薬適正使用の強化、薬事規制調和のための取り組み、畜水産分野における取り組み強化の重要性等について発言した他、シミュレーションにおいても、世界保健機関(WHO)が健康危機対応をリードすることへの支持、平時からの備えや合同外部評価(JEE)の重要性、研究開発(R&D)推進等について述べ、大臣宣言採択に向けた議論に積極的に貢献しました。
 
これらの大臣宣言については、次回のG20サミット(2017年7月7日~8日にドイツ(ハンブルク)にて開催予定)にて提出されました。
 
G20保健大臣合同宣言(英文)[164KB]