小宮山大臣閣議後記者会見概要

H23.12.13(火) 9:43 ~ 9:50 省内会見室

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
お待たせしました。閣議が10分しか取っていなかったところが少し延びましたので、失礼しました。冒頭、私からは1つ申し上げます。 パラリンピックの東京招致の閣議了解の件です。東京都が、2020年のオリンピック・パラリンピック競技大会を招請することについて、閣議了解を行いました。大会の開催は、国際親善、スポーツの振興に大きな意義があるだけでなく、東日本大震災からの復興を示すものになると考えられます。また、前回2016年の東京招致活動の時は、オリンピックだけでしたが、今回はパラリンピックも対象にしています。厚生労働省では、関係省庁とも連携して、招致活動を支援していきたいと考えています。 私からは以上です。

質疑

記者:
一体改革についてですが、高額療養費の財源部分について、今党と調整されていると思うのですが、受診時定額負担でいくのか、それとも新たな財源でいくのか、現在の調整状況を教えていただけますか。
大臣:
一体改革については、昨日、骨子案を5大臣会合で示しました。いろいろな報道をしていただいているかと思いますが、すべてまだ折衝中、調整中ですので、私からは、ここはこういうふうにしました、と申し上げられる段階ではありません。受診時定額負担については、病人が病人を支える仕組みはおかしいのではないか、などと反対の声も多いことは承知しています。先日も申し上げたように、党の方には、これはもともと、ガンなどの高額療養費を、長期にわたって負担していらっしゃる方の軽減を図るということになっていますので、そちらを実現するためには、別の財源を探さないといけませんよね、という話をしていました。まだそれは調整中です。
記者:
冒頭ありましたパラリンピックですが、具体的には、招致活動といったものは、どのようなことを想定されているのでしょうか。
大臣:
オリンピック・パラリンピックの時には、国会の方で財政支援のことなども検討しますが、これは東京都でのオリンピック・パラリンピック競技大会の開催が確定した段階で、東京都と財政当局が話をして、財政支援というようなことをしていく、といったことが、具体的な中身だと思います。あとは、前回もそうでしたが、いろいろと、こんな形でやります、といったプレゼンの資料を作って、東京都がやる訳ですね、そこのところを、パラリンピックの部分は厚生労働省ですので、協力ができる形でやっていくということかなと思います。
記者:
開催計画づくりに関して、ということですか。
大臣:
計画づくりいうか、日本で開けば、オリンピック・パラリンピックはこういう形で開けますよ、というのを、分厚いプレゼンの資料を作りますよね。そういうところで、パラリンピックの部分については、そういう招致活動に必要な資料を提供するとか協力してやるとか、ということだと思います。
記者:
基礎年金の国庫負担の2分の1を維持する件ですが、財務省から、36.5%に引き下げられる案が提示されたという報道がありましたが。
大臣:
いえ、そういうことはありません。
記者:
いや、そういう案を考えている、という報道があったのですが。
大臣:
それはどこからそういう報道が出たのでしょうか。私の方は一切聞いていません。
記者:
そうすると、50%は、引き続き何も変わらず維持されるというようなことですか。
大臣:
もちろんです。そこの財源については、まだ、今後財務省と最終的な決着がするまで、こちらはしっかりと財源を確保するという方針は変わっていませんので、最終的なところまで財務省と折衝して、しっかりと2分の1の財源を確保したいと思っています。
記者:
診療報酬改定の交渉の件ですが、財務省から、本体のマイナス1%という提案が出ていますが、今後、それに対してどのように対応されていくのか、段取りも含めてお教えいただけますか。
大臣:
段取りは、私も詳しく財務省の方から聞いていません。私の方針は、ずっと言っている通りです。やはり必要な診療科への手当ですとか、あるいは地域の偏在解消とか勤務医の待遇改善とか、やるべき政策をしっかりと充実していくために、ネットでプラスを主張していくということで、一切変わっていません。

(了)