加藤大臣会見概要

H30.2.23(金)8:47 ~ 8:52 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。閣議での発言、また冒頭申し上げることはございません。

質疑

記者:
裁量労働制のデータについて、不正が指摘されるデータが改めて発見されました。また、大臣がないとおっしゃっていた調査票が、厚労省内から見つかるということがございました。大臣ご自身の責任について、改めてお伺いします。
大臣:
平成25年度に厚生労働省が行ったデータについて、いろいろとご指摘をいただきまして、「1日45時間」等の誤記と考えられるものが3件、1日の労働時間数が24時間を超えるもの、これは今申し上げたものと重複するものもありますが15件、また週と月、日と月、日と週について時間外労働の時間数に逆転がみられるものが117件ということで、重複はありますけれども、こうしたことが指摘され、我々も精査させていただいているところです。さらにいろいろご指摘をいただいていますので、それについてもしっかり精査をしていきたいと思っております。また、調査票の話でありますが、委員会で申し上げておりますとおり、私の認識においては、個々のデータに当たるといった中で、そうした調査票はないけれども、電子的に打ち込んだデータがあるということだったので、その時は枝野委員からのご質問で突然のことではありましたけれども、ないと承知しているけれども打ち込んだデータがあるのでそれをお示しするということでありました。その後精査した結果、出てきたということでありますから、私に対する報告においてもしっかり調査していなかったということも含めて、全て私の責任でありますから、そこはしっかり反省していきたいと思っております。
記者:
お辞めになることを含め、ご自身が責任を取るおつもりは現状はないということでしょうか。
大臣:
しっかり今回のことについて説明をし、もちろんお詫びを申し上げさせていただきましたけれども、その上で、しっかり職務を執行していきたいと思っております。
記者:
昨日野党が、新たに120件の不自然なデータ、裁量労働制の1日の労働時間が4時間以下といったものですが、この点について報告は受けていらっしゃいますでしょうか。また、厚労省内での対応についてお伺いします。
大臣:
その報告は受けております。それについても、精査をするように指示をしております。
記者:
今日でプレミアムフライデーが1年になりますが、この1年で定着していないという指摘もあります。評価と今後の改善点をお願いします。
大臣:
私も前の大臣の時に、プレミアムフライデーということで何カ所か行かせていただきましたけれども、それ以降、正直に申し上げて特段意識をしていないところでありますけれども、ただ、こうした取組は商売をされている方にとってはプラスということもあると思いますし、働く方が金曜日に少し早く帰られて、自分自身の生活を満喫していただくということは、まさに働き方改革を進めていく上でも大事なポイントだと思っております。経済界を中心にまたいろいろご検討をいただいているということもございますから、そういった様子を見ながら、それぞれ自分の時間をしっかり作って、自分の生活・暮らしを豊かにしていく流れをしっかり進めていけるようにしていきたいと思います。
記者:
強制不妊手術の件で、政治的な解決を目指す動きが与野党ともに出ていますが、どう受け止めていらっしゃいますか。
大臣:
旧優生保護法の関係でありますが、与党の中でいろいろと議論があるということは承知しておりますので、政府としてもその動向をしっかり注視していきたいと思っております。
記者:
データの精査について、人員などの体制はどういう状況でしょうか。
大臣:
人員はわかりませんけれども、厚生労働省には労働基準局だけではなく、統計を扱っている部局もありますので、そういったところにもしっかり精査してもらうということで対応させていただきます。

(了)