塩崎大臣会見概要

H29.5.26(金)8:45 ~ 8:53ぶらさがり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。私からは特にございません。

質疑

記者:
介護保険関連法案が今日の参議院本会議で成立する見通しとなりました。それに対するご所感と委員会審議では2割から3割負担の対象者の拡大について懸念される声もありました。それに対する対応についてお聞かせください。
大臣:
介護保険が2000年にできてから、もう17年が経つわけですけれども、地域包括ケアシステムを改めて厚みをもって構築していくという関連法案を通して頂く見通しとなりました。特に今回は、地域共生社会、いわゆる「我が事・丸ごと」の新しい福祉も含めて地域社会で皆さんが納得できる老後を暮らしていけるようにお願いをしているわけでございます。負担の問題などもございますから、これから改めて丁寧にご理解を頂けるように国民の皆さんに説明をして参りたいと思います。
記者:
受動喫煙対策について、先日、大臣と党の幹部で会談をされたようですけれど、まとまらなかったというふうに答えていただいたのですけれども、報道などを見てみますと厚労省側の修正案も自民党側が提示した案も小規模店では未成年立ち入り禁止ということで、両方とも合意しているような、部分的には合意しているような気もするんですけれども、最終的にはどこが折り合いがつかないのか、その辺りを具体的にお伺いできればと思います。
大臣:
先般、茂木政調会長と話し合いをいたしました。理解が進んだ面と、やはり考え方に隔たりがある点とが明らかになったわけで、それなりに意味のある会議が行われたと思います。ひと言で言うならば、党側の検討されている表示義務とか未成年者の入店禁止、そういう表示だけで私どもは、がん患者やあるいは従業員、会社の送別会などでのいわゆる「嫌々受動喫煙」、これを回避しきるということは難しいだろうなと思っていて、国民の健康に私ども厚生労働省は責任を負っているので、やはり私どもの建物内原則禁煙という、この前提を譲ることはなかなか難しいと思っています。特に広範な例外を恒久措置として残すということは、国民になかなか納得が頂けないのではないだろうかと考えていますので、この点を特に皆様方によく理解をしていただきたいと思っています。いずれにしても、法案提出に向けて国民の健康を大事に思う気持ちで、自民党のたくさんの議員の皆さん方も同じ思いを持っていますから、当然のことながら、これからも引き続き丁寧に説明を尽くして、皆さんのサンドバッグになるつもりで、これからまた党の皆さん方と意見交換をし、ご納得していただけるように話し合いを詰めていきたいと思っています。
記者:
そうすると恒久措置ではなく、激変緩和というか時限ということであれば、ある程度は修正の余地があるということでしょうか。
大臣:
私どもは、今いろいろな考え方を示していて、原則はやはり建物内原則禁煙ということは守るべきなのではないかと思っていて、あったとしても、この激変緩和、原則は変えずに激変緩和までだろうなと申し上げているわけですが、まだまだ話し合いをしなければならない状況だろうと思います。
記者:
加計学園に関して一点お伺いします。昨日、文科省の前川前次官が会見をしまして、その中で人材の需要見通しについて獣医師は農水省、それから新しいライフサイエンスは厚労省に対してコミットメントを求めたけれども特段回答がなかったというような趣旨のことを言っていましたけれども、この点について厚労省の認識をお聞かせください。
大臣:
文科省が作成されたと報道されている文書、これに基づくご質問ではないかなと思います。その文書は、文科省の調査で存在が確認されておりません。従って私どものほうからコメント申し上げる立場にはないと思います。加計学園のこの獣医学部の新設に関しましては、厚生労働省は一切関与をしていませんし、元々権限もないということだと思っています。
記者:
文科省側からいわゆる需要見通しを示してくれというような要請というのは厚労省に対してありましたでしょうか。
大臣:
そのようなことは私は聞いておりません。
記者:
がん対策についてお尋ねします。この夏の閣議決定に向けて、第3期のがん対策推進基本計画の議論が進んでいるところだと思いますけれども、その中でもゲノム医療について大臣のご期待される点、改めてお聞かせ頂けますでしょうか。また、普及への課題についてもお聞かせください。
大臣:
次期がん対策推進基本計画、これがこの夏をメドに、策定に向けて、がん対策協議会でご議論頂いているわけでありまして、委員の方々から広範なご意見を頂戴をしている段階です。この間の5月の連休のときに、NIH(米国国立衛生研究所)、NCI(アメリカ国立がん研究所)を訪れ、またMDアンダーソンがんセンターにもお邪魔をしましたが、米国ではゲノム医療を中心にがんに対する総合的な戦略的対策を打っているなと、つまり基礎研究から臨床の応用までの体制整備がかなり強力なものになっていると学んでまいりました。そういうなかで、最先端の取組を視察しながら、この特にご指摘のがんゲノム、ゲノム医療に関しては個別化医療ということで、相当米国で進んでいます。私どももこれに関しては、がんゲノム医療中核拠点病院というのを新たに作ろうと考えておりまして、国民皆保険制度に基づく保険のもとで、この網羅的な質の高い臨床データを活用するなどして我が国の強みを生かしたがんゲノム、ひとつの医療機関だけで、MDアンダーソンなどは相当大きなプロジェクトをやっておりますが、私どもはコンソーシアムを組んで、全国ネットでいこうじゃないかということで、アメリカに負けないようながんゲノム医療を実現をしていきたいと思っています。これはまた基本計画にも入れ込んでいかなければならないと思っています。がんセンターや大学病院が別々にあるのではなくて、力を糾合していくことが大事だと思っています。

(了)